P印良品

気の向いた時にその日聴いてたCDやら最近観た映画やらを取り上げてソレについてアレやコレやと…

【聴きログ】Dubstep編Pt.2 '08年7/1~12/31

2008-12-31 17:48:04 | 聴きログ
昨夜の に続き、今日(12/31)はもぅ1コ 記事書きゃす。
では 早速 過去に上半期分を 書いてた Dubstepの聴きログの
下半期分を。

7月
音盤:
1.V.A."Mary Anne Hobbs presents Evangeline"(2008年)
DJ or Live:
7/19 Drum&Bass Sessions 2008
Drum&BassxDubstep Warz "UK Underground Music
Festival" feat.Logistics,Mary Anne Hobbs,Oris Jay
a.k.a.Darqwan @代官山Unit

音盤1は BBC Radio 1のDJ、Mary Anne Hobbs(美人)が
編んだDubstepの 認知度の向上に大きく貢献した名盤
"Warrior Dubz"(2007年)の続編的コンピ。
Flying Lotusや Surgeon(な、な、なんと!!)の楽曲を
収録したりと、(所謂)Dubstepの枠だけに 囚われ(過ぎ)
ない 野心的な選曲がなされてます。
また そんな彼女と、オリジネーターの1人、Oris Jay a.k.a.
Darqwanを Dubstep界から、LogisticsをD'n'B界から
招いたパーティーにも 遊びに行ってきました。

8月~10月
音盤、DJ or Live ともに無し

11月
音盤:
1.V.A."Dubstep Drama"(2008年)
DJ or Live:なし

"Dubstep Drama"は Geeneusによる01を皮切りにDubstep・
Bassline House・Funky と英のベース・ミュージックの
現場直送なmix CDをリリースしている (海賊)ラジオ局、
Rinse FMから 昨年リリースされた編集盤。
『Dubplate Drama』というドラマのサントラなんだそうな。
Skreamによる クラシック、"Midnight Request Line"を
始めとした 重要作を多数収録してます。


12月
音盤、DJ or Live ともに無し

うーん。春先に ようやく耳を向けて コレは有りだわ、と
アンテナが高くなるも、夏が終わり秋になる頃には 全然
聴かなくなってしまいました。Dubstep。もっと 大きな
うねりになる気がしたんだけどなー。ダメ押しの1枚が
なかったからかな。とは言え Pinch主宰のレーベル、Tectonic
から1st.Album"Aerial"を今年発表した 2562がミニマルに
接近したように、面白い展開を期待させる動きも見られる
ので、来年も 耳を向けとこうと思います。
まずは、ろくすっぽ聴かずに寝かせてしまっている2562の
"Aerial"は ちゃんと聴くコトからだな。

では 皆様、よいお年を。

【CD紹介#85】Ian Pooley"In Other Words"

2008-12-31 01:35:28 | Music
前回の記事についての 追記。
Kylie姐さんの"Can't Get Blue Monday Out Of My Head"が、Soulwaxが手掛けたまんま で
Single"Love At First Sight"に収録されてたら、ソレが自分がSoulwaxの音に初めて触れる
機会になってたハズなのですが、実際に収録されたのは 別の誰かが再現したヤツみたい
なので、そうじゃないのね。…じゃあ 一体、彼らの音を初めて聴いたのって いつなんだろ!?
ってのを 前回の記事を書く際にアレコレ調べながら考えてたのですが、意外にも2000年に
Tahiti 80の"Heartbeat"をRemixしたヤツ(※)で聴いてました。
"Can't Get~"を 聴くのよか全然前だった。
あ、なんか スゲぇ私的な話で恐縮です。でも、既にHardfloorについてもヤりましたが、
こうして誰々の音を初めて聴いたのっていつだっけか?を確認すんのは 楽しいす。
(懲りずに)またヤろう。

※:この度、Soul Waxの外仕事集第2弾、"Most Of The Other Mixes(〜以下略)"(2008年)に
収録されました。

さて、今回は 独のベテラン・プロデューサー、Ian Pooleyが"Souvenirs"(2004年)以来 4年ぶりで
発表したAlbum、

Ian Pooley"In Other Words"(2008年)

を紹介します。
すっかり 取り上げんの忘れちゃってました。コレ。
名盤"Since Then."(2000年)以来、ラテン・テイストを盛り込む手法を多用している プーリー御大
ですが、今作もその路線を踏襲してて、流石に3作続けてヤってるモンだから、もぅお手のモンすね、
な仕上がりです。非常に 手堅い、ソツのない出来。新しさは ほぼないですが、イイ意味で期待通り、
なので 文句無ぇです。はい。
個人的には #6"Blue Interlude"~の中盤で、#7"Steppin' Out"、#8"Maestral 2008"(←フルートを
フィーチャーした 個人的にどツボな曲)と、生音度 高めな曲が並んでるトコが堪らんです。

【CD紹介#84】Kylie Minogue"Boombox"

2008-12-30 00:05:52 | Music
今日(12/29)が終わると 2008年も残すところあと2日。
昨日 買い物に行った先で正月のセールでココに来たのから かれこれで1年経つのね、
ってのに気付き、ビックリしました。
やー 今年もエラい勢いで時間が過ぎていったモンです。

さて、今回は 今月発売となったKylie姐さんのRemix Album、

Kylie Minogue"Boombox-カイリーズ リミキシーズ 2000-2009"
(2008年)

を紹介します。7th.Album"Light Years"(2000年)~最新作(10th. Album) "X"(2007年)に
収録された楽曲のRemixに新曲"Boombox"を加えた編集盤。

Chemical Brothers(#5"Slow")、Mylo(#8 Scissor Sistersとのデュエット曲"I Believe In You")、
Sebastien Leger(#13"In My Arms")らによる キャラ立ち仕事と、それに負けない姐さんの
歌が堪能出来る1枚。コレはナイス企画なんでねぇかと。

また、#1には New Order"Blue Monday"と"Can't Get You out of My Head"のマッシュ・アップ、
"Can't Get Blue Monday Out Of My Head"が収録されてて、コレは未聴の方は是非聴いて!!な
ズルい逸品。。で、コレ、元々 Soulwaxの仕業みたいすね。
このAlbumに入ってるver.は どうやらクレジット見ると別の誰かが再現したヤツみたいすケド。
ちなみに、SoulwaxによるRemixはもぅ1コ ロッキンなSoulwax KYLUSS Remixってのがあって、
ソレは彼らの外仕事集、"Most Of The Remixes(〜以下略)"(2007年)に収録されてます。

【CD紹介#83】Hatchback"Colors Of The Sun"

2008-12-29 13:07:24 | Music
土曜日の晩、2008年の夜遊び納めに Moodman 10番勝負
の 最終回、

12/27 The 10th Chamber of Liquidloft
The Final Fight(Kill All The Moods)
~Moodman 7Hours Loft~
@恵比寿 Liquid Loft

へ 行って来ました。
9月の 瀧見憲司(→過去記事)を皮切りに 10人のDJ(内
DJ Nori、Tasaka、Wadaら 9人の国内勢と、Moodyman
from Detroit)とのガチンコ勝負を 繰り広げたMoodmanに
よる 7時間単独DJ。10番勝負と 今回の1人Long Set(単独
演武)によって、恵比寿に眠る出意路絵居(下記参照)の
奥義の 封印が解かれるんだそうな。

出意路絵居(でぃじぇい)……古代中国の皇帝に代々
仕えた楽士の名門:出意路(でいじ)家に伝わる奥義。
出意路家中興の祖とも言える出意路絵居(でいじ・えい)が
大成させ、その敬意を込めて彼の名前で呼ばれるように
なった音楽技法。
当人は演奏せず、世界中から集めた歌手、演奏者を自らが
決めた順番で演奏させ、皇帝の催す宴を盛り上げた。
口述のみの伝承だったため、いまや出意路絵居の本来の姿は
いかなる文献にも現存していないという。
しかしその名残りとして、一部がシルクロードから
ヨーロッパに渡り、自ら演奏せずさまざまな演奏者を立てて
演奏することをディージェイと呼びようになった。
英語圏に到達したころ、その宛て字としてDとJが使われた。
録音技術の発達とともに録音物をチョイスしてプレイする
職業にも自ずとこの名前が当てられた。これがのちのDJである。
-DJの紀元-明民書房刊『世界の音楽起源異聞大全』

そんなコトの書かれた フライヤーを手に、忘年会(1・2次回
合わすと6時間近くの長丁場)・ラーメン屋経由でリキッドへ。
大分酔っ払ってしまっていた為、1時過ぎに着くなり撃沈、
約2時間後に起きてからは脱水症状に悩まされる というまた
アレな感じのコンディションでしたが、ともあれ 雰囲気の
スゴくイイ パーティーで楽しかったす。明け方に カーテンを
開けて、段々明るくなってくの見ながら 踊り倒すのは 堪らん
かったです。ホント。

というのが、今年の夜遊び納めの話。
ここから(が)本題の CD紹介。

Hatchback"Colors Of The Sun"(2008年)

アメリカ西海岸のアーティスト、Hatchbackの 1st.Album。
収録曲の内、#9"White Diamond"が ホント最高なんです。
こんなん朝方にかかったら もぅっな ユルユルでキラキラな
音。
DJ Funnelのmix CD"Endless Miles"(コレも大分おススメ)の
終盤で使われてたので初めて聴いて、うわー コレ最高
ってなりました。
"White Diamond"以外も ヴィンテージ機材によって作られた
ひたすら気持ちのイイ ユル曲揃い。音楽に刺激を求めるヒト
には向かないかもですが(新しい何か、感も大分薄いし)、でも
この夢見心地っぷりには抗えなくないすか?ボクにはムリ
です。

コレも ホントお勧めな 1枚。

【CD紹介#82】V.A."Art Of Acid"

2008-12-25 23:51:35 | Music
今年も残すトコ あと1週間…ないんですね。
ってのを受けて いよいよ焦ってます。アレも
紹介(まだ)出来てない コレも、って。なのに
出来てないリストを書き足さなきゃならなく
なる買い物をして、ってコトをしてます。
我ながら、何してんだろ。ホント。

そんな焦る気持ちを少しでも落ち着かせるべく、
今朝方 今年自分が聴いた中で最狂な盤を紹介
する記事を書いたのに続き、今日はもう1コ、
今度はCDを紹介する記事を書きます。

10月に やっぱり アシッドよね。な気分になってる時に
買ったCD、

V.A."Art Of Acid"(2008年)

について。DJ Spinna&Bobbitoによる"The Wonder Of
Stevie"や、シリーズ物のMix CD、"Watch The Ride"
(これまでに Scratch Perverts、Zinc、Andrew Weatherall、
Goldie、Skream!らが 登板)を出しているHarmlessという
レーベルから、アシッド・ハウスの2枚組コンピが出ました。
コレが スゲぇイイ内容なんです。

Disc-1は Lionrockのメンバーとして知られるJustin
Robertsonによる クラシック音源のDJ Mixなんですが
Phuture"Acid Trax"に代表されるシカゴ産のアシッドに
とどまらず、Derrick May(Rhythim Is Rhythim名義での
"The Dance"、R Tyme名義での"R Theme(Mayday Mix)"を
収録)、Renegade Soundwave("The Phantom")らの楽曲も
使ってて その辺りが自分の耳には新鮮でした。
〆は ベタベタな Mr Fingers"Can You Feel It"ですが。

そして Disc-2。がスゴいんです。
808 State(#1Virgo"In Vision")、
Ashley Beedle(#2Hercules"7 Ways To Jack")、
Boys Noize(#3Maurice Joshua"This Is Acid")、
Justin Robertson(#5Mickey Oliver"In-Ten-Si-T")
Greg Wilson(→過去記事 #6Adonis"No Way Back"
Rub N Tug(#7Samurai Sam"House Of Japanese")
Plump Dj's(#8Phuture"Acid Trax")
Laurent Garnier(#10Joeski"My English Lover")
Basement Jaxx(#11Adonis"We're Rocking Down The House")
ら 豪華メンバーによるRe Edit集。
敬意を払って 切って貼って引き伸ばして、だったり大胆不敵に
自分色に 作り変えたり、と各自イイ仕事をしてます。
中でも、Dusty Kidによる Frankie Knuckles"You Love"の 11分
半に及ぶ 長尺Editがスゴくイイ出来(でも、原曲を知らない
ので この最高っぷりがDusty Kidの仕事によるものかは
不明。。。)。

コレは ホントお勧めな 1枚です。

と、書いた所で出来てないリストに載ってんのが 1コ
減って…あと 何コだ!?相変わらず 年内に紹介し切るのが
絶望的な数だな。どーしたものか。

【レコード紹介#1】Abe Duque"Don't Be So Mean Pt.1"

2008-12-25 11:29:16 | Music
拙Blog P印良品ではこれまで CDに限って音盤を取り上げてきましたが、
今後は レコードもこんなんありますぜ、と
紹介する対象にしようと思います。

ってぇのは そんな気を起こさせる盤に出会ってしまったのです。
で、Abe Duque(→過去記事)が 9月に出した標記の盤を
紹介しないワケにはいくまいと レコード紹介も始めるコトにした次第。

てなワケで、今回は

Abe Duque"Don't Be So Mean Pt.1"(2008年)

を紹介します。

とにもかくにも B面の "Salute The Dawn"がヤバいのです。



小鳥のさえずりと ドビュッシー"月の光"のピアノ・フレーズで 穏やかーに
始まって途中から極太なベースが 入ってきてソレがウネウネしだして、
その傍らで件のピアノが鳴ってて。
阿ー部ー さーん。こんなの常人には作れないっす。キレキレです。
是非 一聴を(ドコも在庫切れかもですが)!!

12/13 Spirit Catcher Japan Tour

2008-12-18 09:28:57 | 夜遊び
先週末の夜遊びについて。

Air & Primitive Inc.Presents Spirit Catcher Japan Tour

昨年末~今年の初頭で 1st.Album"Night Vision"(2007年)を
ヘビロテで 聴いてたSpirit Catcherが2月に続いて 再来日したので、
観(聴き)に 行ってきました。

当日は 夕方から友人に誘われたイベントに顔を出して その後
同じイベントに遊びに来ていた友人らと終電まで飲み、というのを
経て、へべれけで 代官山 Airへ行きました。
酔い酔いなのと、前日 別の夜遊び(※)をして、その後 4時間程度
しか寝なかったのが重なって コンディション不足(Red Bullを飲むも
気休め程度にも効かず。経験的に、アレは効果出るまでに3~4時間
かかる、って思うんだけど、どーなんだろう)でしたが、Spirit Catcher
の片割れ、Jean VanesseのDJは彼らの キラー・チューン"Dirty Circuit"
の高揚感が延々続いてく感じでスゲぇ良くて。アシーーーッドな曲や
New Order"Blue Monday"も織り交ぜつつな 良いプレイでした。
やー楽しかった。正直、何故Liveを演らない、という思いはありましたが、
ソレを忘れさせちゃう位に。

※:ミスターメロディー・やけのはら・タカラダミチノブがレジテント
を務める Hey Mr.Melody に遊びに行きました。やけ(のはら)さんが
先日紹介した DJ 1Ta-Rawの"Concrete Afro EP"(2008年)の
#3"Caribbean "B" More(Dub Plate Mix)"をかけてました。

【CD紹介#81】DJ 1Ta-Raw"Concrete Afro EP"

2008-12-11 01:51:10 | Music_Domestic
前回 今はね、と延ばしにしてた08年を 〆括る件について、アレから
約2週間が経って ボチボチ考えようかな、と思う今日この頃。
なのですが。

個人的なトレンドはコレ ってのがないすね(ココへ来て 何か滑り込んで
くる気もしねぇす)。今年は。

って言うには まだ早いか。忘れてるだけかもだし。
自分で過去記事を遡ってみたり、とかして もチッと考えてみますわ。

でも現時点でコレは言えるかも、浅く・広く コレまで触れてこなかった
音にも耳を向けてました。去年から 引き続きフットワークが
軽かったのもあって。

今回紹介するCD(-R)も 以前だったら耳を向けてこなかった方面で
鳴ってる音なんだけど 聴いてみたら思いがけず良かったす。な
レゲエ・ダンスホールを中心に回すDJによる作品。

DJ 1Ta-Raw"Concrete Afro EP"(2008年)

90年代中頃から活動しているDJ 1TA-RAWが自ら立ち上げたレーベル
XTRA SKANKから発表したCD(-R)。小岩 Record Shop Discoで購入。

#1"Roots"で民族楽器の音を取り入れたトラックの上を DJ Ken-Oneの
スクラッチが飛び交ってたり、#3"Caribbean "B" More(Dub Plate Mix)
で ドコかで聴いた覚えのあるギターのフレーズが鳴ってたり、その後ろ
でエラい久々で聴きましたわー な使い倒されて久しいブレイクが
ループされてたり、って辺り、楽しく聴かせていただきゃした。

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