
ウルリッヒ・フリック氏から頂いた、Kettneraspis leucothea
(ドイツライン地方のデボン中期産)の画像とデボンの森産の尾部。
北上山地の三葉虫に、また新たな1属が追加!
5月30日、デボンの森で採集したタコ足の(笑)尻尾の正体が判明。
ドイツのウルリッヒ・フリック氏よりメールでご教示頂いたのである。
勿論、ボヘミやんにドイツ語が読めるわけはなく(笑)
頂いたのは日本語のメールだ('o'=)
それにしても、あの三葉虫の正体がネット上では
よく見掛けるものであったことには驚いた。
モロッコや米・オクラホマのものが有名らしいが・・
日本にもこんなのが居たんだねえ!!(☆o☆)
ウルリッヒ・フリック氏に深謝!m(_"_)m
私の標本では棘の先端まで保存されてなかったので
それぞれの長さは分からなかったし
尻尾のみの画像なんて無かったので見過ごしてた・・(^-^;)ゞ
中軸の肋は私の標本では3つ確認出来るが
一番上のものは胸部との接合で隠れるようだ。
また、よく似た三葉虫にレオナスピスがあるが
フリック氏によれば「唯一の側葉肋から延びる一対の棘の
間にある棘の本数がケッテネラスピスでは2本、
レオナスピスでは4本」であるという。
私の標本では側葉肋は確認出来ないが
最も太く長い一対の棘の間にあるのは2本の棘だ。
よって氏のご指摘通り、今後はKettneraspis sp. と呼びたい。
小さな個体だと思っていたが、あの数倍の大きさの胸部と頭部が
付くとしたら結構大きな完全体になるねえw(゚o゚)w
さて、親族のお祭り(爆)もようやく終わったが
採集シーズンもまた終わりかねえ・・・( ̄△ ̄)
しばらくは梅雨空が続きそうだ(*´Д`)=з