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過去ログ キタカミ徒然 

三葉虫を追い続けるボヘミやんのユル過ぎる日記 【 since 2005.11.24 】

やっぱり惨敗!

2007-09-14 21:06:57 | トリアスの森
午前中は伊里前、午後はトリアスの森で採集。
・・結果は収穫ゼロ(T-T)

伊里前で落胆しつつジムニーに戻ると
近くで作業している漁師の爺さんがいた。
とりあえずコンニチワと挨拶。

すると「何か採れたかい?」
爺さん、私が何してたか知ってたらしい(笑)
「さっぱりでした・・」
「ここは出ねえんだ、あっちの方がいいぞ」と
魚竜が保護されている館崎を指差す。

「あっちは採集しちゃ駄目なんですよ」
「そうか、ほれソコの神社の下でも出んだぞ。
時化の後なんかコロッと出てることがある。」

おっ、いいこと聞いたぞ。
神社ってのはニャロメさんから貰った資料にあったヤツに違いない。
採っていいかは分からんが見に行く価値はありそうだ。

「あそこの学校の脇からも出たんだぞ。ほれ、コレくらいの・・」
爺さん、手で輪を作ってみせる・・直径10cmはありそうだ。
「ユンボで掘って、こんなのが一遍に十個も出たんだ~」
「そ・それは今も採れるんですか?」
「今行ったって草のなかだべ」

平成の森に行く前に爺さんが言った学校の脇に行ってみる。
それらしき場所は見つけたが露頭は無かった。
もしかしたら、もっと下か?

爺さんの話だと魚竜も別の場所から沢山出たらしい。
アンモも然り。だが「皆フタをしてしまったんだ~」と言っていた。
南三陸町・・まだまだ凄いものが埋まっているようだ。
掘り出せないのが惜しいが(爆)

無いんだね?

2007-07-28 21:10:23 | トリアスの森
満潮に近いってことは分かってたけど
伊里前行って来ましたよ・・・

やっぱ・・出ないんだね。
難しいね~!アンモどころか化石の欠片一つ出て来ないんだもの~
もっとね、海の中の方にはあるのかも知れないね(笑)
何時か・・リベンジだねヽ(ー_ー )

伊里前のアンモ

2007-07-22 21:21:05 | トリアスの森

もぉバラバラ・・・

潮は良くなかったが伊里前に行ってみる。
岩場で潮が引くタイミングを計るのを誤り、長靴に水を入れる。
こんなことは初めてだよぉ( ̄□ ̄;)!!年をとったな・・と凹む(-_-;)

加えて、前回見ておいた場所にアンモの出る気配無く
敗北感に浸りつつ、早々に撤退を決めた。
そうしてジム君に戻る途中の岩場で
私は僅かに覗いたアンモの肋の雌型に気が付いた。

もう波が掛かっている場所である。
波のタイミングを計りながらピックを叩き込む。

化石は石の表面近くに入っており、保存も分離も良くないが
たぶんホランディテスと思われる。最大長を計ると10cmほどあった。

実は、ここには私が小学生の時、何かの採集会で
師匠と訪れたことがある。多分それなりに採れるから
採集会の場所に選んだと思うのだが、その時は
今回のものと同一種と思われるアンモが1個出ただけだった。

だが、これでポイントは絞れた。次回が楽しみである。
この後、別の場所にも行ってみたが、こちらは空振り。
トリアスの森まで戻り、アンモ数個を採集して終了~(笑)

暑い季節には・・

2007-06-23 23:36:41 | トリアスの森
やっぱり楽な産地がいいね(笑)
ってことで、今日も大量の飲料水を積んでトリアスの森へ。
・・暑かったね・・逃げ込む日陰もないし(ーー;)

サメも出るかも?ってんで細かな化石にも目を凝らしてみるが
それらしきものには出逢えず・・
しかし、前回より小さいがまた直角石が出て来てチョイ嬉しい(笑)

本日の収穫

直角石
立体的なアーノトセラタイテス1個
欠損の無いゼルノセラタイテス1個


コルンバイテス?

2007-06-20 22:12:14 | トリアスの森

長径約3cm、小さいが美しい標本だ。

懸念だった伊里前に偵察に行く。
ハンマーも持たず靴のまま海岸の岩場を歩く。
アンモが落ちていないかと思ったが、そんなに甘くは無かった(笑)

かなり進んだところで転石の表面にノタクリテスのような
生痕化石を見つけた。そしてその付近で脈がありそうな層が・・・
良く見ると古い叩き跡と思われるものもあった。
次回は、ここを叩いてみようと思う。

さてトリアスの森まで戻り、前回の続きを叩いてみることにする。
しかし、くらくらするほど暑い。ジムニーに逃げ込んでは
エアコンをつけ、水分補給を繰り返す。
随分と掘り込んだつもりだが、特筆出来るものは出ず。

場所を初めにコルンバイテス?2個が出た辺りに移す。
ここから出たのが上の画像のコルンバイテス?だ。
小さいが立体的で保存も良い。
このようなアンモは、さっきまで叩いていた場所では出ず
三つとも、この場所に集中して産したことになる。
これがポイントかも?

本日は二枚貝の密集と、このアンモ1個を持ち帰るのみ。

バラバラに・・・(T-T)

2007-06-16 20:57:00 | トリアスの森

プレフロリアナイテス? 長径約75mm


歌津魚竜館に展示され、南三陸町HPにも載ってる
アンモによく似たのが出て来た。
長径約75mmとはいえ、魚竜館のものより大分小さいが・・

ところが雌型は上手くトリミング出来たものの
雄型は、割った時点で薄く削げてしまってバラバラになってしまった。
慌てて接着するも欠損部分が出来る始末・・(T-T)


直角石?

2007-05-29 20:36:03 | トリアスの森

以前、ニャロメさんから「トリアスの森」で直角石が出ている・・
と聞いた事があるような気がするが、これもそうだろうか?


体調はイマイチだが、臥せっている程でもないので
気分転換も兼ねて「トリアスの森」まで走ってみる。

先日のジュラの峠では少しハンマーを振るだけで
ゼイゼイいっていたが、採集を始めてみると今日は大丈夫のようだ。
そこで、ここも大きな石が無くなってきているが
とりわけ大きなヤツを解体してみることにした。

アンモは相変わらずよく出るが、コレ!といったものは無く
解体も終盤に差し掛かった時、出て来たのが上の画像である。
本当に直角石なら「残すべき逸品」またしてもゲット!かなヾ(´▽`)ゝ

タイムトラベラーさんのキタカミ・ヘブン2

2007-04-30 22:31:27 | トリアスの森


今日は上天気を予約してきた(笑)タイムトラベラーさん
本当に雲ひとつ無い快晴に、ご機嫌である。

女王様を是非タイムトラベラーさんに見て頂きたかったが
この夏の富山・海韻館企画展用に貸し出し中。
仕方なく雌型を例のアタッシュケースに詰め
駅前の喫茶店で怪しい取引の如くご開帳(笑)

その後、トリアスの谷へ。
ここの石置き場は悉く叩かれて、もう見込み薄だったが
小さな雌型を拾ったのを皮切りに幾つかアンモを見つけることが出来た。
見つけたアンモの近くにはペルム紀の(恐らく上八瀬か畑)のズリが!
誰が捨てたか・・三畳紀のものとして発表されたらどうするの?(爆)

続いてトリアスの森。
先日の、ニャロメさん達との巡検では
雨に濡れて見えにくかったアンモが今日は良く見えて
ズリの表面から次々と見つかる。
タイムトラベラーさん、感激頻りである。
ニャロメさんに感謝されてましたよ~

前々回のようなものは無かったが
トリミングしても10kg近い大漁であった。

魚竜館の見学の後、気仙沼に戻り食事と化石の梱包。
今回恥ずかしかったのは喫茶店や魚竜館・土産物屋、
日曜に休む飲食店(イタリアかっ?)などの応対の仕方だ。
漁業低迷で、観光で喰っていくしかない気仙沼・・
しかし観光都市としてもまだまだだな!

タイムトラベラーさん、お疲れ様でした。
これに懲りず今度はゆっくりとした日程でいらしてください。
楽しい巡検、ありがとうございましたm(_"_)m

巡検2日目

2007-04-25 20:20:47 | トリアスの森
雨男、大泉ニャロメさんの神通力は健在(笑)
一方のペクテンさんも雨男だというから今日は終日雨である(爆)

先ずは「トリアスの森」。
ニャロメさんは本領発揮で次々アンモを見つけるが
納得のいく標本はなかなか得られないようである。
私も同様・・まぐれ当たりは、そうは続かない( ̄〇 ̄;)

次いで「ジュラの浦」を目指すが
思ったより潮が引いていなくて、山越えも考えるも断念。
「ジュラの権」に移動する。

しかしここでも収穫は芳しくなく、一旦昼食を摂りに車に戻る。
この後、再び「ジュラの浦」を目指すのなら
今度はジムニー一台で行くのが良かろうと車内を片付けていると
お二人から意外(笑)なお言葉が・・

お二人は降り頻る雨と手強い岩に体力を奪われ疲労困憊、
遭難寸前の瀕死状態なので採集を終了したいと。

「まだやります?」私も即答。「い~え」(爆)

とはいえ、ここで終了しても時間が余るってことで

「気仙沼市図書館で荒木コレクション見られますか?」「もう無い」
「気仙沼で化石展示してるトコあります?」
「リアスアーク美術館にちょこっとあるようだけど見たこと無い」
「シャークミュージアムはどうですか?」「化石はない」


化石の宝庫・気仙沼に化石館が無いのは恥ずかしい限りだが
無いものは無いので、歌津の「魚竜館」に行くことにする。

魚竜館では、この近在から産出したアンモを展示していた。
認識を新たにする事実も多く、来たのは正解と言えた。
あのままだ採集を続けてたらお二人とも凍死だったもの~(爆)

ここのパンフがアンモ同定に役立つとのことだったが品切れ。
役場にはあるかも知れないとのことで
お二人にお骨折り頂くが、ゲット出来ず!残念。
役場前で帰途に着くお二人を見送った。

ニャロメさん、ペクテンさんお疲れ様でした。
収穫としては少々物足りなかったかも知れませんが
楽しい二日間でした。ありがとうございました。


気紛れにアンモ採り

2007-04-17 22:25:09 | トリアスの森


気仙沼は雨続きで、今日も予報では終日雨のはずだった。
しかし、ヤフーの予報はアテにならない(笑)
晴れちゃっているやん!

とは言え、湿った産地に行くのは嫌なので
今日もジュラの峠に行こうかとも考えたのだが
平日だしな~と思い直し、郵便局に行くだけの外出。
しかしボヘミやんは、またしても路線変更。
歌津町の伊里前を偵察に行くことにした。

海沿いに出ると、海は随分と荒れていた。
加えて、この時間帯は上げ潮傾向のはず・・
結局、伊里前より手前の「トリアスの森」にジムニーを突っ込む。

ここはニャロメさんとの巡検の時など何度か訪れているが
まともなアンモを採ったことがない。
ニャロメさんは随分とポンポン出していたが・・・

期待は全く無かったが、以前ニャロメさんが叩いていた辺りの
大き目の石ばかり玄翁で乱暴に叩いてみた。
エスティング・チゼル一本で勝負してた頃には
割れなかった大きな石でも、さすが玄翁!
黒色粘板岩は面白いように割れた(笑)

そして出てきた2個目のアンモが上の画像である。
サブコルンバイテスのような細い条線のような肋が見られるが
へそはやや小さく、住房部は幅広くなっている。
周りに肋の跡のようなものがあるのも気になる。

これは長径約5cmだが、更に長径約6.5cmのものも出てきた。

壊したもの( ̄△ ̄) 保存の悪いものを含め
出てきた数個のアンモのうち、四個をお持ち帰り。
気紛れから始まった、思い掛けない収穫だった。