日々の心の記録

私の日々の心のつぶやきを気の向くままに綴っていきます。

時の流れ

2020年04月16日 07時15分30秒 | Weblog

「鬼滅の刃(きめつのやいば)」を見て、軽い衝撃だったことがある。このアニメは時代が大正時代の設定なのだ。わたしは子どもの頃のアニメでは、こういう鬼や魔物がいるという作品は江戸時代か、明治時代の設定が多かったような気がする。計り知れない世の中の不思議が起こる世界は近過去でも、明治が限界だったのだ。

でも、時は流れた。調べてみると100歳の人でも大正9年生まれなのだ。100年前、もうそれは未知の領域だ。時代設定が大正でもおかしくなかった。

自分の老いをもっと感じなければいけないのだけど、精神年齢が幼すぎて、何も変わっていないような気がしてしまう。実際、わたし10代の終わりからずっと気ままな一人暮らしだし、生活はあまり変わっていないのだ。同世代の人が体験してきた結婚、妊娠、出産がなかったから、家族とは離れて暮らしていたから、季節の行事にも疎くなったし、家族がいたら得られる当たり前の情報にも疎い。それを今回ひしひしと感じた。同級生はもう子どもが成人した人もいる。隔たりを感じる。

自分の人生も頑張ったけど、残るものは何もない。あとは死んでいくだけだ。

お母さんは、すごい頑張りで、わたしと妹を育てた。わたしたちはお母さんが大好きだった。お母さんには、生きた証しとしてわたしたちがいた。でも、わたしには本当に何もない。その分、苦労もしないで楽に気ままに生きてきたことになってしまうのだろう。20代になってから病気で苦しみ続けた。わたしには、結婚、妊娠、出産は無理だった。当たり前にできるものだと思っていたのだけどね。

 

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