京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間

2014-01-14 09:17:13 | 日記

今日は1月14日。あす15日は小正月。雄の雉が鳴き始める候。
いよいよ冬も本番を迎えます。販売店は3月まで閑散期になるので財布も寒い!

明日あたりからディスプレイがバレンタインセールに変更する作業が忙しくなる頃だ。
また繁忙期にはとれなかったお正月お休みを一気に取り出すのでエース級の社員がお店から消える頃でもある。

不景気の中、長いお休みをとった後に会社に戻るとお店が消えていた!などのジョークが使えない時代です。

私の場合、会社の退職後しばらく経って京都の店舗へケーキを持って差し入れに行ったら別のお店に代わっていた。百貨店のフロアを間違ったのかとしばし呆然と立ちすくんだ事がある。
今でも夢に出てくる悪夢の一つ。

「悪夢」の京都時間。
一番怖いのはその夢が悪夢なのかよく分からない、なんとなく気味が悪い夢でしょう。
試験の受験会場を間違う。
卒業単位の不足を卒業式当日に伝えられる。
ヨーロッパの資格証明書をなくした!まで学校関係の悪夢をいまだに見ます。

最近、時折見る夢は以前にも書いた「温泉場のバス停」。

「バスに乗り遅れるところだった!」とあわてて乗り込むと乗客の白い顔がこちらの方を皆振り向く。
良く見ると知人ばかりだ。どこかで知り合ったのだが名前を想い出せない人から肉親までおまけに愛犬までこちらを振り向いている。
みな口々に降りろ!と言う。知人の外人まで降りろ!と怒るように言うので仕方なく降りる。
そこで目が覚める。また見てしまった。
バスに乗っていた人は皆、故人なのだ。

バスの乗客の夢は彼岸やらお盆、お正月など良く見る。こちらの世界にやってくる乗り合いバスなのかと思う。
良く考えると悪い夢ではなさそうだが汗びっしょりで目が覚めるのが気持ち悪い。

また、べつの夢。
昭和の炭鉱町らしい田舎町にいる。テニスコートのネットを張るようなハンドルを持っている。
何かワイヤーを巻き上げる為のものだ。

通りに小さな集会場のような建物がある。貼ったばかりの白い障子で中は見えない。

そのうちに小学生や中学生など子供たちがぞろぞろと集まる。みな学生服など正装をしっかりと着ている。うなじは青く床屋さんに行った直後のようだ。払い残った髪の毛が見える。
周辺に集まってきて集まってきて私が何かを始めるのを待っているようだ。

建物の軒下を見るとハンドルを入れるカギが見える。差し込み箇所にクロックワイズと書いてある。時計回しに回すと建物が45度回転する。3時までまわせる。
しっかり45度回さないといけないことは以前から知っていたようだ。

私が隠れるように軒下にいる。なぜか隠れていないといけないようだ。
ハンドルを回し終わった頃大人たちが建物の周辺に集まって来た。

建物の中が見えたのでしょう。わ~っと歓声が上る。当然私は見えない、見ないほうがいいような雰囲気だ。
大人の一人が大きな声で「皆さんお手を拝借~!一度締めでお願いします」子供たちも加わってパパパンと手を打ってお仕舞い。
その後、集まった人は大仕事を終えたような安心感が漂うなかでバラバラに帰っていく。

私はハンドルを逆に戻して軒下から這い出でまた来た道を戻る。
すると沿道には私を気持ち悪そうに見送る人たちのとがめるような視線が集まる。

確かに嫌われているのが解る。逃げなければいけないほど危険性はなさそうだ。
そこで目が覚める。これも汗びっしょりで目が覚める。

時計修理の仕事をしてると英語、フランス語の日本語訳の夢は普通にある。歯車など部品の名前が各国それぞれ違う為に苦労する。それが悪夢に出る。

厄介なのが平安時代のミミズが這っているような文字を解読させられている夢だ。
「この女性との待ち合わせの時間は何時と書いてありますか?」店頭にやっていたお客様からのお問い合わせだ。
「デート時間の待ち合わせに遅れると、また百日間通うことになる!」そうです。
あせるのだが読めないのです。
すがるように周りを見渡しても社員たちは眼を合わせてくれない。
そこ目が覚める。
この夢を見た翌日はなんとなく悔しいので万葉集、古今、新古今和歌集などもう一度さらってみるのです。

明日はお休み!休みの時に早く目が覚めてしまうのも子供の頃からの習慣だ。
しっかりといい夢を見たいものです。













コメント
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