京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間「京のお盆」

2017-08-13 09:21:02 | 時計修理

8月13日日曜日。
日曜日間引きダイヤのバスは満員の乗客でいっぱい。
お盆で混雑すると解かっているのに間引き運行なのが理解に苦しむ。市バスの担当者は自動車会社からリベートでも貰っているのかと疑うほどストレスが溜まります。

昨日NHKBSで長崎の浦上天主堂事件が取り上げられていました。
原爆投下13年後、当時の田川長崎市長と浦上天主堂の山口司教二人が原爆に耐えた教会の建物を壊した。
「長崎の鐘」は壊される以前のこの浦上天主堂の事を歌っています。ところが13年後「長崎の金」で壊された。
アメリカ訪問直後にお金に狂った二人がやらかしたこの暴挙に世界中から非難を浴びます。

長崎出身の私はこの事実を学校などで教えられないで育ちます。おかげで山口司教を市長と勘違いしていたくらいです。
ところが番組ではこの二人のボンクラの暴挙を守ることに終始した番組内容でした。市長は偉かった!の銅像まで映像で見せています。観たくない映像でした。

大切なことはアメリカから圧力がかかったのは広島も長崎と同じだったことです。
広島市民は原爆ドームを守りアメリカの圧力や誘惑に耐えて原爆の悲惨さをアピールしてきた。長崎市民は圧力と金の誘惑に負け結果、勇気をなくしてしまい後世に原爆投下はなかったことにした。
この大きな二つの災害都市の違いは未だに無視されています。
「勇気をなくすとすべてを失う!」長崎へ原爆投下があった事実さえ忘れさせたかった人たちがいたことが悔しい。
小学生のころ原爆病院に入院している友人のお見舞いのあと通った夏の暑い日。今ではきれいなエスカレーターの道に変わっていました。

 さらに映像に次々に出てくる市長や司教の行動を肯定する忖度した内容にはうんざり。まるで内閣支持率のアンケート調査のようで内閣を批判する意見を言うとぷっつりと切られる。
 NHKには加計学園報道と同じ強いものにしがみつき弱いものを叩く伝統が残っているようでした。
お盆にこんな腰が抜けた番組は観たくなかった。
さらにこの情報操作には先日放送されたの京都怪談百物語りより怖かった!

写真はコインウオッチ。ロベンタ・へネックスが有名。
金貨を真横から真っ二つに割って作ります。
21世紀になった今でも豪華さはそのまま残っていました。
弱点は防水機能です。欧米の気候に対応するよう作られています。
京都のような熱帯雨林気候には向いていません。
お盆のお墓参りに200メーター防水のダイバーウオッチをつけていても私はいいことだと思います。クワバラクワバラ~。




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 時計師の京都時間「京の三月」 | トップ | 時計師の京都時間「京の夕食」 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

時計修理」カテゴリの最新記事