6月12日木曜日。
昨日は旧暦の皐月十四日「腐草為蛍」ふそうホタルとなる。
昨夜は逆ホタルのハゲオヤジたちが集まって「時の記念日」残念会!
おかげで今朝は二日酔いで工房にやってくる。
「鱧うまかったにゃ~!牛負けたニャ~!」
鱧の季節が京都にやってきた。「贅沢な京都時間」をすごせました。
そもそも朝日新聞で「時の記念日」の行事は一切無視された。これで昨夜、時計師の怒りが爆発しました。
6月10日「時の記念日」の紙面にはグランドセイコーの大きな広告が載っていました。
なぜ貧乏なセイコー社が数千万円もかけて広告を出したのか!記事の製作部へ伝わっていなかった結果になりました。
来年から朝日新聞には広告を出すのを止めましょう。失礼な新聞社だ。
おかげでビールジョッキ2杯分ほどよけいに空けてしまう事になりました。
「ちょっと贅沢やんな~!おれら!」
写真は「シャルル・ウーダン」パリの高級時計です。
「贅沢な時計」ふんだんに宝石があしらわれています。
19世紀ブレゲの一番弟子のシャルルウーダン。パリのバンドーム広場にそのオマージュ・ブティックがある。
日本でも手に入るようになったのだ!しらなかった。
写真のモデルもちょっとしたサラリーマンの年収分ほどの価格です。
ルビーとダイアモンドの使い方の見本のような時計です。
上には上があるのだよ~!♪と歌いながら修理をしていきます。
初級者は絶対に触ったらいけません。ダイヤ、ルビーは接着材で留めている安物とは違う。ポロ~ンととれたら3万円!
現役時代は1千万円程度の時計なら緊張しないで触れたが、今ではしっかりと手が震えます。アル中ではないが万が一傷でもつけると嫁さんからリンチなのだ!
シャルル・ウーダンを見たら敬遠をしたほうがいいと思います。
時計師の中には「ブレゲ」すら知らない人がいます。ビックリだ。
メーカーに勤めていると他のメーカーの時計を生涯触らないで送る。
「井の中の蛙」状態で幸せな生涯を終えるのです。
時計人生を終える直前にこんな名作に出会うと強烈にガッカリするのだ。
ひどい場合には「ボッタクリ時計だ~!」と逆切れする舶来時計嫌いの時計師が生まれる。
そこで最近は国内の若手社員をバーゼルフェアーに送り込んで上の世界を見せてあげる会社が増えた。
京都料理をこなさないと日本食について語れないのと同じ贅沢な時間を体験しない人はなんとなく寂しい。
やっと手に入れた時計を枕元において一晩楽しい夢を見る。そんな経験を朝日新聞の記者の皆さんは体験した事がないのでしょうね~!
「所詮、地方の国立大学の田舎育ちで年収1000万円以上の成金たちの集まり!時の記念日の大切さがわからんと育ったのや!」
「時の記念日」と「スタップ細胞」はありま~す!
無視しないようにお願いします。
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