秋海棠粗雑な日々

飼育している爬虫類を中心に紹介していきたいと思います。

秋海棠流ソメワケちびっ子育成術?

2022-05-20 07:34:41 | ソメワケササクレヤモリ
過ごしやすい季節になりましたね。この時期は多くのかたの元で新しい命が
誕生している事と思います。

そこで我流ではありますが私の幼体飼育方法を綴っていこうと思います。
以前綴った事と重複する部分が多々あるとは思いますがそこはご容赦いただくと
いう前提でお願いしたいと思います。
孵化直後の幼体は何とも頼りない大きさです。神経質でもあります。ですから
シェルターは必ず用意しましょう。小さな分、体力もありませんから過保護な
扱いで良いと私は考えています。孵化して間もなく最初の脱皮をします。この
時までは孵化容器の中で過ごしてもらっています。この後小さなケージに移し
ます。浅い水容器を設置し乾燥しないようにシェルターの上部に室温程度に温めた
水を定期的に垂らします。霧吹きは嫌がるので私は使用しません。
早ければ数時間後に餌を採る個体もいますが翌日以降にするのが安全です。理由は
孵化直後に多くの個体が自身の脱皮殻を食べるので胃の中はまだ消化不十分な状態
にあるためです。さあそして緊張の初給餌ですが私はワックスモス(商品名ハニー
ワーム)を使用します。シェルターの中に生体が居ることが前提です。小さなサイズ
のワックスモスをそっとシェルターの前に置きます。モゾモゾした動きは彼らの
食欲を刺激するようで高確率で食べてくれることでしょう。何度か繰り返すうちに
ワックスもスの味を覚えピンセットを差し出しただけで反応するようになります。
こうなれば小さなコオロギへ容易に移行することが出来ます。ここまで一週間から
10日程度といったところです。ポイントは最初から餌の味は当然知りませんから
餌の動き→餌の味覚→条件反射的給餌といった順番で作業を行うことです。
くれぐれも目の前にいきなり大きめの餌を差し出すような乱暴な事はやってはいけま
せん。幼体は本当にデリケートです。一度萎えさせてしまうと予想外に手こずる結果と
なってしまいます。ちびっ子はとにかく丁寧に過保護に飼いましょう。
ワックスモスは常食させるべき餌ではありませんがこの一時だけ与え続けたところで
後々問題が起きることはありません。まずはしっかりと餌付いてもらうことが大事
だと私は考えています。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿