秋海棠粗雑な日々

飼育している爬虫類を中心に紹介していきたいと思います。

再会

2024-05-28 08:27:44 | タキドロムス他
10年一昔などと申しますがその一昔前から見られなくなった爬虫両生類は結構おります。
飼育技術が確立されていなかったり悲しいことですが消耗品的な扱いを受けたりで今に至る
わけですが・・・

この種もそうでしたね。ラエビスツリーラセルタ (Holaspis laevis)です。まだあの青いヤモリが
普通に輸入され消耗されていた頃にこの種はギュンターツリーラセルタ(Holaspis guentheri )として
輸入されていました。その美しい体色は当然私の琴線に触れるわけですがこやつの特徴である体を
極めて薄くするといった行為により複数回脱走されました。脱走した後は高いところに上ろうと
する性質がわかり御用となるのですが適したケージが用意出来ず最終的には購入したショップに
引き取ってもらいました。暫くしてタンザニアからの輸入が止まり大きな後悔をする事となりました。
今回輸入されたものを初めて見た方が多いようです。それは良いのか悪いのかわかりませんが時代が
ようやく追い付きつつあるのかもしれません。でも静かに飼育をしていたい身としてはブームという
言葉は好きにはなれませんね。これはこの期間に私が立派な老害に成長した証でしょう。
この種に関してはエンドレスゾーンさんの旧twitterで的確な説明がされていますのでそちらを
参照にしていただけたらと思います。

小さな願いが叶った日

2022-07-29 17:45:11 | タキドロムス他
今から遡ること数年前私たちは彼らを譲渡出来なくなることがことが
悲しいことに国内法によって決定しました。
そして・・・


この種が忘れ去られた存在にしたくなかった私はとあるかたに相談しました。しかしまあ面倒
臭い手続きや何やらで私の身勝手な行動は多くのかたに迷惑を掛けました。費用は基本自腹です。
正直言わせてもらえば馬鹿でないと出来ない行為かもしれません。
いろいろと面倒なことを乗り越えて結果的には北海道の円山動物園と東京の上野動物園への譲渡が
決まりました。そして月日は流れ宮古島の空港に期間限定で展示されていることを知りました。
そして今年いよいよ幾つかの動物園水族館での展示が始まったのです。
恐らく私の所から行った個体はすでに寿命を迎えていると思います。彼らの寿命は一部のヤモリ
ほど長くはありません。しかし秋海棠が繁殖した個体の遺伝子は脈々と受け継がれていきます。
私は・・・必ず逢いに行きますよ。麗しのミヤコカナヘビに。