ビフォアナイン なんてクソくらえ!

このブログでは流行語とか流行がどうこうなんて話は胸くそ悪いので取り上げませんが、あえて挙げます。
最近は「ビフォアナイン」「ビフォーナイン」なんて言葉があるらしい。
要するに「アフターファイブ」の朝版の言葉。

検索すると死ぬほど出てきます。

ビフォア9(びふぉあないん) - 日本語俗語辞書
http://zokugo-dict.com/27hi/before9.htm

これはまあ太古の昔から言われてることで、何事も朝やったほうが能率がいいよということ。
最近はそれにあわせて朝用の商売をはじめる人がいて、仕事・遊び問わず朝も注目される時間帯になっている、というマーケティングな話も絡んでるわけですな。
そういやヨーロッパ出張した友人が「管理職レベルはみんな朝早くから仕事してた」って言ってたのを思い出します。(ドイツだったかな?) 先進国の仕事のやり方がそっちに傾向するのは自然の流れかもしれませんね。


ただね、
それは万人に通じるセオリーには思えません。


その大昔、私が大学受験のとき、それも浪人後のリーチがかかった受験シーズン。
「本番の2ヶ月ほど前から、試験の開始時刻に合わせ2~3時間前に起床するようにする。」
なんて言葉を信じて朝型の生活にしてみたのですが、それまでの深夜型の生活に慣れていたので早朝の勉強はまったく効率が上がらず、見事に失敗しました。
眠気覚ましに見ていた朝6時の番組を今でも覚えています。


一方、受験からうん十年経った今、去年から職種が大きく変わり、誰もいない職場の始業前45分からの仕事を数ヶ月ほどしてましたが今はやめました。
職種に無理のある(気持ちの乗らない)仕事をいくら朝からやっても能率は上がらないのです。

つまり、すべてはやる気次第。
やる気、楽しさ、リズムを感じてるときの脳内ドーパミンは、朝型脳の効率の何十倍の効率化をもたらす。
私は勝手にそう思ってます。

大事なのは自分のペースを探る、ということです。
生理学的な「脳の活発化ペース」と、その人の仕事のやりやすいペースは異なる。
Yahooの健康ニュースに載ってるようなネタでせっかくの自分のペースを崩すのは愚かなことであると。


だからこそ、「自分にとって最高の、かつ持続できるペースってなんだろ?」
と日々探り、修正していくことは忘れちゃいけません。
もちろん健康を害さない範囲での話ですけどね。

もっと自分自身を、自分の足元を見ろ、でございます。
がんばるときほど「これでいいんだ」という許可も大事です。それは甘えとは別の話。


というわけでまだまだ受験シーズンをがんばってるみなさん!
「朝型脳」なんていうまやかしに惑わされず、どうぞ自分のペースで悔いのないようがんばってください!

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