goo blog サービス終了のお知らせ 

夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

李朝・高麗陶磁器雑感

2013-03-09 07:17:11 | 陶磁器
飲み会でほろ酔い加減で上野始発の電車に乗り込み、なんとか優先席に座れてほっとしていた時に、80歳くらいのお年寄りの女性が電車に乗り込んできました。ホームと電車の床の段差を荷物を持ちながら「よいしょ」と言いいならがまたいで乗り込み、知らないふりをしている優先席に座っている若い女性に「ちょっと、席を譲ってくれない?」と声をかけました

「えっ」という顔をしている女性を前にして、小生がすでに立ち上がっており、お婆さんに「どうぞ」といったら、一目散に私が座っていた席に座りました。「婆さん、元気だな~、長生きしろや。」とひとり思いながら、席を探しに私はグリーン車へ・・・

本日は李朝・・、今までに李朝の作品はいくつか投稿しております。

1.これは大き目の徳利・・、よくある作品で10万円弱くらいで売れれているのを見たことがありますが、本作品ほど洒脱な絵付けはなかなかありません。

李朝堅手草紋染付徳利
胴径140*高さ255

2.このお茶碗は秀逸です。手元に置いてときおりお薄を頂きますが、景色、形に楽しみの多いお茶碗です。

白釉堅手高麗平茶碗時代箱 箱書「高麗平茶碗」
口径約150*高さ67

3.このお茶碗は会社の寮に住んでいたころに入手したもので、家内が病気の時に今一度割れてしまい、金繕いが歪んでしまったものです。思いで深い作品です。

李朝平茶碗高さ56*口径184~178*高台径72

4.夏茶碗が多い所蔵品の中で数少ない高麗系統の筒茶碗です。

三島暦象嵌文茶碗合箱
口径143*高さ73*高台径55

集めていた雑器の中にもまだいくつか李朝の作品がありました。

一度割れてしまったような徳利のような作品。踏みつけられたような割れのある作品ですが、よくぞ残っていたという感があります。どんな困難にあってもしぶとく生き残る味のある作品は見ていて飽きがきません。



よくある祭器の平台。



粉引のような白磁の小壺・・。





どこか味のある作品が多いのがこの系統の陶磁器のようです。

専門ではないのでどれほどの価値があるかはよくわかりませんが、どこに収納したかも忘れてしまいました。購入した当時はそれほどとも思わなかった作品が、今となっては愛おしいものもあります。

韓国の作品、韓国人・・、しぶとく生き残る・・、電車であったお婆さんみたいな作品が李朝です。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。