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夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

忘れ去られた画家 水墨山水図 川端玉章筆

2012-11-06 05:19:12 | 掛け軸
果物の美味しい季節になりました。本日は梨を賞味しました。

オランダ写し四方菓子皿 高橋道八造
幅160*奥行165*高さ30


使用したお皿はなにやら「道八」と読めますが・・。



あまり道八の作品は好みではありませんが、おもしろい趣向の絵柄です。



裏の紋様も面白いです。



さて本日は川端玉章の作品です。本ブログには初登場かと思われます。

もう一作ありますが、デジタル写真で記録を残す前のもので、電子データがありません・・・
 
水墨山水図 川端玉章筆 その2
絹本水墨淡彩絹軸装 軸先象牙 共箱入 
全体サイズ:縦1950*横542 画サイズ:縦1086*横413




川端玉章:天保13年に生まれ、大正年2年に没しています(1842年~1913年)。享年72歳。11歳の時に中島来章の門に入り、傍ら小田海僊に画論を聴き、18歳頃からすでに頭角を現し始めました。
  

慶応2年に江戸に出て、修行し一時は版下や洋画に転向しましたが、ついに画業で一家を成すに至っています。



明治23年東京美術学校教授、同29年帝室技芸員、30年古社保存会委員となり、さらに川端画学校を設立しました。



東都画壇の重鎮となり、「墨堤春暁図」、「桜花鶏図」(東京芸術大学蔵)などが代表作として知られています。



明治以降の日本近代画壇は恐るべしというほど優秀な画家を輩出しています。

最近は気軽に購入できる値段でインターネットで入手できます。わりと贋作が少ない画家です。



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