こんにちは。相談員の高橋です。
私は、その昔、イタリア料理店でシェフを目指して働いていました。それはそれは、遠い昔。
当時、ワインについて、熱心に勉強した覚えがあります。
Est! Est! Est!という白ワインがあります。日本語に直訳すると「あった! あった! あった!」になるのでしょうか。
最高のワインを探し求めた中世の聖職者(時間があったのですね)が、このワインを飲んだ時に「Est!」と叫んだことが由来だとか…確か。
今日のブログを作成する際に、研修のことを書こうかな…と考えていたら、なんとなくイタリア料理店で働いていた当時を思い出したので、このへんてこりんな題名になりました。研修!研修!研修!
考えてみると、イタリア料理店で働いていたときは、研修なんてなかったよな…と。先輩の行動を見て、レシピはすべて口頭で伝達。メモを取りながら、目で、舌で覚えながら…みたいな世界でした。今もそうなのでしょうか。きっと、そうなのでしょうね。ですので、結構、私みたいなものが、ざるの隙間から落ちる小さな粒のように、コロンコロンと床に落ちて行くんでしょう。厳しい世界です。生き残りをかけるような世界。それはそれで良いと思います。
福祉の世界では?そんなことはないです。サービスの質そのもの、提供する側の知識や技術が、サービスを提供される側の幸せに直結する世界です。日々の勉強、研修などを通して、サービスの質を上げなければなりません。施設としても、個人としても、日々勉強です。仕事のない日には、個人的に興味のある研修や講義を聞きに行っている職員も多いと思います。
さて、私見はさておき、最近の音羽台で行われた研修を紹介します。
1月21日 サービスマナーと認知症対応
1月22日 トランスボードを使用したトランス
1月22日 末期の肺がんと終末期のケア
1月31日 ご家族向け看取り援助の準備の勉強会
来月もオリエンテーション、ストレス対応、そして、研修ではありませんが、2月22日には第四回いたカフェです。
1月21日の研修については、介護マネージャーより紹介を予定しているので、私は、トランスボードと終末期ケアについてご報告しますね。
当施設は、ノーリフティングポリシーを取り入れています。すでに、介護リフトは稼働しており、入居者と職員の安心、安全のために紆余曲折ではありますが、実用しています。リフトという手段がないトランスには戻れません。
そして、今回、トランスボードの採用となりました。
トランスボード自体は、さほど高いものではありません(それでも福祉用具は高いです)。問題は、トランスボードに対応できる車いすの準備でした。肘掛が跳ね上げられて、フットサポートが外れる種類の車いすが必要になります。それも、相当数。今回、どうにか20台以上の車いすをそろえることができました。この経緯はまた、今度、ご報告します。
この車いすたちが来てくれたおかげで、トランスボードの使用が可能となりました。当施設でのトランス(移乗介助)は、人力→トランスボード→リフトの手段から選ばれ、一番、入居されてる方にとって安楽な方法を選ぶことができるようになったのです。これは、大きな前進です。
もう、必死になって、講習を行い、全職員が使いこなせるように頑張ります。
もう一つ。
私たちの、みどりの杜クリニック院長 森川すいめい先生の研修です。
肺がんと終末期という題名です。
私たちは、看取り援助を提供しています。がんの終末期の方もいらっしゃいます。今回、肺がんを勉強の題材にしたのは、もちろん、今まさに肺がんの方の看取りを行っているからです。今回の勉強会には、そのご家族様もお越しくださいました。施設も職員も、ご家族も一緒に学びます。時には、当事者も学びます。
今回の勉強会では、森川先生がオープンダイアローグという手法を用いて、研修をコーディネイトしてくださいました。
オープンダイアローグ…じんわりと施設のあらゆる場面で広がりつつあります。まだまだ、初めの一歩ですが、医療の場面ではなく、コミュニケーションの手法としても、とても効果的なものではないかと感じています。まだ、感じている程度ですが、直観ですが、入居の方も職員も地域も幸せになるやり方だと感じています。
今回は、ものすごく個人的な考えのレポートになりました。お許しください。
私は、その昔、イタリア料理店でシェフを目指して働いていました。それはそれは、遠い昔。
当時、ワインについて、熱心に勉強した覚えがあります。
Est! Est! Est!という白ワインがあります。日本語に直訳すると「あった! あった! あった!」になるのでしょうか。
最高のワインを探し求めた中世の聖職者(時間があったのですね)が、このワインを飲んだ時に「Est!」と叫んだことが由来だとか…確か。
今日のブログを作成する際に、研修のことを書こうかな…と考えていたら、なんとなくイタリア料理店で働いていた当時を思い出したので、このへんてこりんな題名になりました。研修!研修!研修!
考えてみると、イタリア料理店で働いていたときは、研修なんてなかったよな…と。先輩の行動を見て、レシピはすべて口頭で伝達。メモを取りながら、目で、舌で覚えながら…みたいな世界でした。今もそうなのでしょうか。きっと、そうなのでしょうね。ですので、結構、私みたいなものが、ざるの隙間から落ちる小さな粒のように、コロンコロンと床に落ちて行くんでしょう。厳しい世界です。生き残りをかけるような世界。それはそれで良いと思います。
福祉の世界では?そんなことはないです。サービスの質そのもの、提供する側の知識や技術が、サービスを提供される側の幸せに直結する世界です。日々の勉強、研修などを通して、サービスの質を上げなければなりません。施設としても、個人としても、日々勉強です。仕事のない日には、個人的に興味のある研修や講義を聞きに行っている職員も多いと思います。
さて、私見はさておき、最近の音羽台で行われた研修を紹介します。
1月21日 サービスマナーと認知症対応
1月22日 トランスボードを使用したトランス
1月22日 末期の肺がんと終末期のケア
1月31日 ご家族向け看取り援助の準備の勉強会
来月もオリエンテーション、ストレス対応、そして、研修ではありませんが、2月22日には第四回いたカフェです。
1月21日の研修については、介護マネージャーより紹介を予定しているので、私は、トランスボードと終末期ケアについてご報告しますね。
当施設は、ノーリフティングポリシーを取り入れています。すでに、介護リフトは稼働しており、入居者と職員の安心、安全のために紆余曲折ではありますが、実用しています。リフトという手段がないトランスには戻れません。
そして、今回、トランスボードの採用となりました。
トランスボード自体は、さほど高いものではありません(それでも福祉用具は高いです)。問題は、トランスボードに対応できる車いすの準備でした。肘掛が跳ね上げられて、フットサポートが外れる種類の車いすが必要になります。それも、相当数。今回、どうにか20台以上の車いすをそろえることができました。この経緯はまた、今度、ご報告します。
この車いすたちが来てくれたおかげで、トランスボードの使用が可能となりました。当施設でのトランス(移乗介助)は、人力→トランスボード→リフトの手段から選ばれ、一番、入居されてる方にとって安楽な方法を選ぶことができるようになったのです。これは、大きな前進です。
もう、必死になって、講習を行い、全職員が使いこなせるように頑張ります。
もう一つ。
私たちの、みどりの杜クリニック院長 森川すいめい先生の研修です。
肺がんと終末期という題名です。
私たちは、看取り援助を提供しています。がんの終末期の方もいらっしゃいます。今回、肺がんを勉強の題材にしたのは、もちろん、今まさに肺がんの方の看取りを行っているからです。今回の勉強会には、そのご家族様もお越しくださいました。施設も職員も、ご家族も一緒に学びます。時には、当事者も学びます。
今回の勉強会では、森川先生がオープンダイアローグという手法を用いて、研修をコーディネイトしてくださいました。
オープンダイアローグ…じんわりと施設のあらゆる場面で広がりつつあります。まだまだ、初めの一歩ですが、医療の場面ではなく、コミュニケーションの手法としても、とても効果的なものではないかと感じています。まだ、感じている程度ですが、直観ですが、入居の方も職員も地域も幸せになるやり方だと感じています。
今回は、ものすごく個人的な考えのレポートになりました。お許しください。