音羽台みんなの生活ブログ

社会福祉法人翠生会  特別養護老人ホーム 音羽台レジデンス 板橋区にあるユニット型特養です。

特養の素敵な作品たち

2020-10-12 12:37:35 | 介護 日記
相談員の高橋です。

秋祭りの作品展示会が開催されています。

これらの作品たちは、ご本人の思いも職員の思いも詰まった作品です。


一人の入居者さんが、一つの作品を完成させるまで、そこに関わる職員は、毎回、その方の表情を見て、ことばを聞いて、その日の気持ちや調子を確認し、ちょうどいいん塩梅の手伝い加減を見つけ出します。

一つの作品を数回の活動で仕上げる方もいれば、何ヶ月もかけて作る方もいます。その何ヶ月の間に、指先が自由に動かなくなる方、認知機能が低下される方もいらっしゃいます。
「指がうまく動かなくなってきたよ」「目が見えづらくなってきたよ」と。

職員は、その方達の言葉を聴きながら、寄り添いながら、そっとフォローをしながら、作品を完成させています。作品が完成すると、今ままで共有してきた時間を一緒に振り返りながら「頑張ったね」「すごく素敵な作品ね」とお伝えしていると思います。
その方からは「あなたがいてくれたからできたよ」など、お互いを認め合う時間を過ごします。


作品一つ一つの中に、それぞれの時間と職員の関わりが詰まっています。
こんな素敵な作品たちを世に出してくれた入居者さんたちに感謝。そして、そんな作品たちは、そっとフォローをし続けた職員さんたちに支えられて世に出たものなんだよな…
特養の作品展示を見ていて、そんなことを考えました。
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