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日々是迷走中

まったく同じ名前のブログがあるけど、gooのがあたしの。
自称永遠の八歳。
ただし他称、宇宙人。

外は、雨

2009-04-02 08:23:49 | 日常
静かな、四月の朝。
外は、雨。

家には、誰も居なくて。
猫の砂を掻く音が、ざっざっざっ、と響く。

こんな静かな朝には、幼い頃を思い出してしまう。

ふと目覚めたら、誰も居なくて。
母の部屋、父の部屋、祖父母の部屋、ばあやの部屋。
台所、客間、物置、次の間、あち、こっち。
尋ねては、そっと呼びかけて、返事を待つしばしの間。
目を凝らして、耳を澄ませて、でも、誰も居なくて。
とぼとぼと尋ね歩いても、歩いても、しらしらと奇妙な朝。
寝間着のままでいたもんで、少し寒くなって。
猫のみーだけが、とことこと、あたしの足元を一緒に歩いてくれて。

あとから、親戚のおじさんが、夜中にいきなり吐血して、病院に運ばれたが
そのまま亡くなったのだ、と聞いた。
子どもたちは、まだ小学生や中学生だった。
家族は、夜中のことだから、とりあえず病院に駆けつけて、とまでは
考えたらしいが、長居することまでは考えて居なかったようで。
親を亡くした、あたしのいとこたちは、父親を思っていっぱい泣いたんだろうなぁ。
あたしは、びっくりしたはずみで、家族に「一人で淋しかった」ことを言いそびれたまんまだ。

まぁ、人生はいろんなことがあるのだが。
あたしは、数ヶ月前に亡くなったおじいちゃんのことよりも、ずっと前に死んだ
母親のことを思って、泣けてしまったりする。

家族は家族、重さには変わりはないと思うのだが、悲しみも同じとは限らないのか?
それとも、あたしが罰当たりなのだろうか?
あたしが死んだ時にも、誰かが悲しむ、のだろうか。
一番に悲しむであろう母は、もう居ないのだし。
雨が降ってきたら、雨の粒を手放した雲は、哀しいだろうか?
炎が上がるとき、煙は火を恋うだろうか?
「思い」や「魂」が、人間にしか無いもの、と、誰が言った?
植物は厳然と感情をあらわにする、と聞いたことがある。
鳥にも動物にも、昆虫にだって、感情はあると思うし、ましてや人間には
もろもろの思いがあって、そして伝わらなくていらいらしてみたりとか

思うことは脈絡もなく、次々と続いていく。
とりとめもなく、雲が風に形を変えていくように替わっていく。

何が言いたかったのだろうか。
あぁ、今日は静かな雨ですよ、と、あなたに伝えたかったのだった。
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3 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (まきぼう)
2009-04-02 11:28:21
すこしはヒマになったのかな?
もし寂しくて、ぽこちゃんたちの消息が知りたくなったら、
声かけてね。MIXIに招待するよ。
ぽこちゃん、そっちで日記つけてるんだわ☆
返信する
Unknown (ぽこ丸)
2009-04-02 15:32:25
はい、私ミクチイに居候中です
雨で凍えた心は温かな場所においで
彩女さんに差し出す傘は
まきぼうさんも
私も
彩女さんのお友達も
み~んな持ってるからね
1人じゃないよ

人はね
死ぬと光の粒になるんだよ
だから、一生懸命生きてる生命は
天に向かってがんばろうと気持ちが高まるのだよ

返信する
お返事遅くなって、ごめん(;´▽`lllA``) (otikomi)
2009-04-03 17:45:07
昨日、ジャムが血尿出して、再入院になっちゃって。
点滴の付き添いとか、もろもろ、なんとも忙しかったのだ。
で、夜になったら気持ちが萎えて、ネットしないで
テレビ見て過ごしちゃった(  ̄o ̄; )
お笑い見てても、どこかしらすきま風が吹いているような寂しさがあって
わがまま病なんだろうな、と。

みくちぃ、魅力的だけんども、今はまだ心の余裕が無いので
ごめんね、気持ちだけ、すっごく感謝してること、言いたくて。

春愁でしょうね、きっと。
春のけだるさ。
桜には少し早くて、でも雪も消えかけて。
北国の春は、やわらかい光に満ちてます。
もうしばらくはこんな感じで、五月の頭になると
梅も桃も桜も、一斉にわーーーっと咲くのですよ(*^。^*)
だから、春の夜はちょっとだけ不気味です。
花の影から何かが動いて見えそうで。
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