腐れゲー道

プレーしたゲームの感想文を、ダラダラと粘着質に綴ります。

ファイナルファンタジー零式HD(PS4版)

2016年05月15日 02時04分45秒 | PS4ゲーム感想文
取り敢えず、タイトルの漢字は「れいしき」と読むらしい。俺はつい先日知ってビックリしたよ。
0組(クラスゼロ)の物語なんだから、ゼロシキでいいじゃんよぅ。と微妙に納得できないが、まぁ我慢しよう。
「ファイナルファンタジー零式HD」。色々あったが、プレーできた。我ら、来たれり。……はぁ。

最初は比類なき「FF13」の関連作、携帯端末用作として発表された。「ファブラ・ノヴァ・クリスタル」の一環で。カッコ良すぎ。
しかし事情とタイトルが変わり、単独のFF外伝的作品になった。ハードも、携帯電話端末からPSPに変更された。
この時点では、俺の中でさほど興味のあるタイトルではなかった。携帯端末は論外だし、PSPというのも正直嫌だった。
更に「PSP1000ではアドホックモードがプレー不可」という事実がより気持ちを離れさせた。そりゃねーだろ俺1000持ちなのに、と。
結果、見送った。……しかしながらPSP版は100万本近く売れ、その人気には驚かされた。多分大成功な数字であろう。
PSP版の発売は、PS VITA発売の少し前である。「PSP最後の大作」として、偉大なハードに大きな花を添えたと言っていいだろう。
俺は今作を含めた「PSPの終盤」を少々蔑ろにしてしまった感があり、今ではそれを後悔している。もっとやっとけばよかった。
その意味では、悔いの残る一本である。……じゃあ後からやればいいって? ……うーん……まぁ何だ、男は複雑なのさ。はぁ。

そんな時、吉報が入る。「ファイナルファンタジー零式HD」である。HD化だけでなく、ディスク1枚化、微妙なバランス調整を加味。
ハードはPS4(とXBOX ONE)。PS3ではないとこに気合を感じる。恐らく、PS4ソフト開発の練習という意図もあったのだろう。
更に特典として、比類なき「FF15」の体験版付属と来た。……FF本編の体験版付きソフトと言うとやや不吉だが、これも嬉しい。
ちなみにFF15は元々「FF13ヴェルサス」として開発されていた、ファブラ以下略の一員である。つまり今作とは同じ系譜にある。
なのでこのカップリングは何気にナイスかもしれないのだ。紆余曲折を経て、血を分けた兄弟が再会したって感じだ。いいね。
てわけで、サクッと購入。プレー時間の差を考え、先にFF15体験版をプレーした。……正直もう一つだったが、本編に期待する。
その後すぐ、メインディッシュたる今作を開始した。当たり前だが、体験版目当てに買ったのではない。こっちが主体だ。
幸いと言うか、予備知識は殆どない。気持ちは新鮮、ゲームも俺にとっては新鮮。普通に新作。レッツテレビゲーム!
……と開始したのが、去年3月下旬。それから1年2ヶ月が過ぎた。全く、ゲーム一本やるのも大変である。やれやれ。

とにかく、乗れなかった。プレーを開始したものの、30分もやればもう疲れてそっ閉じ、格ゲーに逃亡。そんな繰り返しだった。
気持ちの入れ替えは何度もやった。間が空いたから最初からやり直したこともあった。しかし重い。どうしても続けられん。
幾つかの不満が目に付いたものの、別に悪いゲームじゃない。なのに何故、こんなにしんどく感じてしまうのか?
一番の理由は、「要素の多さ」だった。昔ならともかく、今はこういうのが苦手でなぁ。そんないっぺんに言われても、と。はぁ。

今作には、特定の主人公がいない。「0組」に所属する14人のキャラが並列に扱われ、プレーヤーも彼等を全員同格で操作する。
それはいいにしても、「一気に全員開放する」のはどうなのか。序章を終えれば、そこからは14ものキャラを与えられるのである。
今作の戦闘は完全にアクションで、難度も結構高めだ。テキトーにやっても進めず、キャラ操作をじっくり覚える必要がある。
そしてキャラはそれぞれ特性があり、性能がまるで違う。攻撃や回避のボタンは同じだが、攻撃手段が全員別なのである。
……まぁ、こんなに、覚えられるか、って。まず基本操作に慣れる必要があるのに、そこから更に14人に分岐って。
最終的にその数になるならまだしも、最初から全員は明らかに多すぎだった。主人公がいないから、こうなるのが自然とも思うが。
操作だけでも怒涛の量なのに、アビリティ修得やら魔法の装備やらもガンガン飛んできて……俺は早々にパンクした。どかーん。
何度再挑戦しても「やっぱ今はしんどい。明日、説明書熟読して本気出す」と逃亡しちまった。我ながら、気持ち分かるよ、ホント。

と言っても、別に全キャラを強制的に使わされるわけではない。操作キャラを選択し、そいつだけで進めることも可能だ。
……が、そこにゲーム難度が立ち塞がる。上に書いたが、今作は結構難度が高い。だからキャラが死ぬ。かなりあっさりと。
そして今作は、「キャラの復活」については非常に厳しいのである。ミッション中は原則不可能。それが終われば全快するけど。
今作は「被ダメージ」がデカい。敵の攻撃がいちいち痛く、時には一撃で殺される。よって「慎重なプレー」もあまり意味がない。
そうしてキャラが殺されると、別キャラへの切り替えを強制される。……ああ、全然違う操作だ、気が滅入る……と、こうなる。
控えキャラが13人もいて、1人でも生還すればミッションはOKだ。その意味では難しくない。クリアーは普通にできる。
しかしこと「特定キャラで」に拘ると、えらく大変なのである。現実的には、最低4~5キャラは使いこなす必要があるだろう。
根本的な操作キャラの多さが問題なのか、被ダメージの大きさか。結果的に多数のキャラを使えるゲームにはなってるが……重い。
プレー再開の度に「こいつでどう戦うんだっけ?」と困惑し、嫌気が差し、逃亡を重ねた。そんな俺を誰が責められる!? 
……いや別に責めないけどさ。そんなに嫌ならやらなきゃいいんじゃないの? ゲーム売っぱらってよ。そしたら解決やん。
悪魔はいつも俺にそう囁くが、俺は耳を貸さない。それだけはダメだ。ゲームは俺を裏切らない。なら俺もゲームを裏切らない!!
頭のおかしい想いを叫んだ。……結果的には、意地を張って大正解であった。ゲームって、分からんもんだ。ホントにね。

今年3月末、FF15の発売日が発表された。ヴェルサスの発表から10年目、恐らく空前絶後の難産の末、ようやく発売されるのだ。
もちろん俺も買う。FFナンバリングのオフライン作品だから当然だ。9月30日。楽しみ? ……まぁともあれ、待つよ。買うよ。
で。となると、さすがに、いい加減、零式にも決着を付けたい。やれないゲームじゃない。やっていれば進めることは可能だ。
「今度こそ」と固くも軽い決意を持って、何度目か不明の再起動。もちろん最初は重かったが……我慢していれば、あら不思議。
20分やるのも大変だったのに、あれよあれよと70時間以上を積み上げてしまった。まこと、ゲームは分からんもんである。
ちなみに、今年の我がゴールデン休みの6割を彩ってくれたゲームである。「長期休み」のゲームは、普段の週末とは違うね。
あんなの次いつあるか。もう二度とないかもしれん。金を払っても味わえない、贅沢な時間だった。ありがとう零式。……はぁ。

つーことで、最後の再開(?)以降は、それまでと打って変わってハマれたわけだが……ゲームの感触にさほど変化はなかった。
頑張って複数のキャラ操作を覚えたらゲームの進行がスムーズになり、そうするとそれ以上のキャラを覚える余裕も生まれた。
要するにゲームに慣れたらそこからは入りやすかったんだな。随分と遠回りしたが、まぁ終わり良ければ何とやら、で。
今作の戦闘には「キルサイト」というシステムがある。敵が時折弱点を曝け出し、それが効果音と演出により提示されるのだ。
キルサイト中に攻撃をヒットさせると……ズバン! という凄い音と共に大ダメージを与える。雑魚なら一撃必殺だ。
このキルサイト攻撃の演出は非常に気持ち良く、今作のアクションとしての大きな魅力になっていると思う。見事だ。
操作に慣れると次はキルサイトシステムも分かってきて、一気にゲーム全体が明るくなった。ううむ、何と理想的な流れ。
今作はこの辺に至れるかどうかが鍵だな。多すぎる要素に戸惑っていると、ゲームが全然掴めないから。やれやれ。

ただキルサイトシステムにも問題はある。隙を見せるかどうか敵の動き次第で、プレーが非常に受け身になってしまうのだ。
特に強敵相手ではキルサイト攻撃を当てないと話にならないので、通常時は延々様子見、キルサイトにのみ集中することになる。
今作の戦闘はそれなりによく出来ているが、さすがに本家アクションゲームほどではない。やはりどこか浅い。うーむ。
また、当然と言うかキルサイトマークが出ている時間は短い。基本的に「見てから」攻撃を出していては、ヒットさせられない。
だからキルサイト攻撃を当てるには、いつマークが出るかを把握し、「少し早めに」ボタンを押す必要があるのだ。……うーん。
「狙いすました一撃」システムのはずが、見てからじゃ遅い。ここがやや不満だった。
ちなみにマーク出現前からボコボコ攻撃していると、マーク出現がキャンセルされてしまう。連打馬鹿ではダメなのである。
もう少し能動的な攻撃法を別途用意してほしかったと思う。ゴロゴロ回避しながら敵の機嫌を伺うだけってのはね……。

キャラは通常攻撃以外に、スキルを2つ装備し使うことができる。スキルは魔法、特殊攻撃、能力強化等々、多彩だ。
……でも、2つしか装備できない。そして切り替えは、セーブポイントでしか出来ない。うーむ、またしても、ケチり仕様か。
色々用意してあるけど、同時使用には制限がある。それは分かる。でも選択の機会までこうもケチる必要があるんだろうか。
何度も言うが、今作のプレーヤーキャラは14人である。それぞれを使うことだけでも重いのに、更にスキルまで吟味しろってか。
正直、やってられん。大半のスキルは見ることさえなかった。これでいいのか。いいわけがない。はぁ。
ゲームはそこまで突き詰めなくても進められるが、常時しこりが残る気分だった。理解して切り捨ててるんじゃないからな。
今作にはFFお馴染みの召喚獣も登場する。「軍神」という扱いで、召喚するとキャラの命が代償となる。マジで。
軍神は超強力だが、使用に時間制限がある。キャラを殺してまで呼ぶほどのもんか? と思う。そのストレスの方が大きいよ。
この軍神も大量に用意されており、更に軍神にもレベルアップやアビリティの概念がある。……やってられるかよ!
俺はイベントでの強制使用以外は一度も使わなかった。ここまで来ると、製作者の「要素の振り分け」が下手としか思えん。
ドチャっと用意したものを「後はテキトーに遊んで下さい」も、まぁ一つのやり方ではある。最近の主流なのかもしれん。
けど俺はそういうの好きじゃない。「自由度至上主義」が。似非自由度と言うべきか。この風潮、何とかならんかなぁ。
プレーヤーを巧みに誘導することだって、製作者の腕の見せ所やぜ? そこでプロの力を見せてくれんか。はぁ。

戦闘で倒した敵からは「ファントマ」という魂みたいなものを吸収できる。魔法の強化に必要なアイテムだ。多分。
このファントマ吸収も、キルサイトと同様に演出が秀逸で、気持ち良い。「……シュバン!」と掌に入る感じが心地よい。
……しかし吸収のやり方がダメというか……今作のロックオンシステムに絡むのだが、どうにもおかしい。違和感だらけ。
ファントマ吸収には死体のロックオンが必要なのだが、そのマーカー出現が妙に遅く、また吸収後もなかなかロックが外れず……
戦闘で幾度も繰り返す行為なのに、非常に調整に難があった。あれはダメである。演出の気持ちよさを台無しにしている。
通常のロックオンも、カメラの難もあり、思うように決められず苦労した。快適な戦闘とは程遠い。
そもそもファントマ吸収は倒した後なんだから、戦闘相手と同様のロックオンをさせる必要なんて無いのではないか。
PS4なんだからボタン増えてるし、R2で吸収とかにしてほしかった。そしたら劇的にスムーズになったことであろう。
……え? 面倒臭い? そうですか。そうですね。所詮ちょっといい移植ですもんね。はい。はぁ。

ゲームは戦争中の様々なミッションをこなすことで進んでいく。で、その中には軽いSLGもあったりする。リアルタイムSLGか。
この際は普段のアクションシーンと違い、自動で戦ってる自軍と敵軍の間に介入し、戦況を有利にする……というゲームになる。
彩りとしてはアリかもしれんが、正直作りが浅く、あまり面白くない。やるならもう少し本格的なものにしてほしかった。
しかもこのSLGモード、参加を「断る」ことが可能。……なんじゃいそれは。この点でも薄っぺらさを感じる。うーむ。

他、任意で参加できるミッションに「実戦演習」というものがある。メインではないながら数は多く、内容も十分に濃い。
……そしてこの実戦演習、受諾の前に言われるのだが、非常に難度が高い。敵のレベルが異様に高く、まともには相手が出来ない。
例えば本編ミッションの挑戦適正レベルが20だと、実戦演習は50だったりするのだ。正直、この調整は意味不明だった。
先に書いたが、実戦演習も内容は十分に濃い。「最も危険な任務」という触れ込みなので、本編以上に過酷な戦いが待っている。
それは敵の強さからも伝わってくる。……これを、朱雀軍の切り札たる0組が受けなくてどうするの? 何で任意なの?
またこの実戦演習、受諾せずに本編を進めても、「何とかなった」で終わるようなのだ。0組がいなくても作戦は成功するのである。
受諾したら難しすぎてヒィヒィ。受諾せずに先に進めば、誰かが何とかしてくれた。……朱雀軍最強・0組の面目丸潰れである。
実際これには、大袈裟に言えば自尊心を傷つけられた。0組以上に有能な連中がゴロゴロいるってことやん。設定おかしいやん。
どうもこのモードは、製作者が何をさせたいのかよく分からなかった。隠しの難敵って設定でもないし、一体どういう……?
ちなみに今作はレベル引き継ぎで2周目が可能で、そこでようやく実戦演習も適正レベルになる。俺も2周目でほぼ全部やった。
けどそれで、ますます違和感が強まってしまった。別に2周目まで待たせるもんじゃないだろこれ。なんでこんな位置づけなんだ?
分からん。何にせよ、今作をプレーするならやるべき要素ではあると思う。無理せず2周目で。んー……。


ミッションの間には「自由時間】が用意され、拠点である朱雀魔法学院内を歩き回り、サブイベントを楽しむことができる。
様々な施設があるが、そんなに広くない。けど移動システムが妙に不便で、このガッコ洗練されてないなぁと思った。
今作は会話パターンが非常に多く、どのキャラに話しかけても違うことを言うし、シナリオが進めば内容も変わる。
意外と多いと思われる「RPGでは全ての人に話しかけないと気がすまない」派の人には、嬉しくも大変である。……俺も。はぁ。

そしてサブイベントといえば、近代ゲームの常識・クエストである。今作では「依頼」と呼ぶ。
「○○を5つ持って来い」「××を3体倒して来い」といった依頼をこなせば、報酬が貰えるのである。……ああ、定番だ。
今作のクエストは、報酬にそう大したものはない。けどこういうのは「リスト埋めの快感」がある。俺はそれが好きなのだ。
バッチリ残る「依頼の記録」。未達成のものは「????」になってる。これが許せるか? 世界の危機よりリスト埋めよ。
と言ってもまぁ「やれる範囲」だけどね。実戦演習同様、明らかに1周目では無理ぽいネタもあるから、そういうのはパスした。
それはいいにしても、問題は「一つしか受けられない」ことだ。新依頼を受諾すると、元のはキャンセルになってしまうのである。
制限はいいとしても、一つは極端すぎる。これは非常に面倒だった。増やしたらゲームバランスに影響があるとも思えんし。
ミッション間の自由時間はイベントをこなすことで減っていく。中でも「学院の外に出る」と、一気に時間が過ぎてしまう。
なのに、例えば「学院外で○○を倒して来い」て依頼が二つあれば、学院への出入りが2回必要となる。当然時間も2回分減る。
これが非常にアホらしかった。繰り返すが、同時受諾数を増やしても、ゲームバランスに影響があるとは思えないのだ。
まぁ依頼を上書きキャンセルしても、再度の受諾が可能なので、その辺は大丈夫だが……実に面倒臭かったのう。
クエストは最早現代ゲームに欠かせない要素なんだから、もっと色々と気を配ってほしい。多けりゃオッケーってわけじゃない。
まぁ2周で9割方埋められたからいいか。俺はこれからも、クエストでプレー時間を増やすのだろう。製作者の狙い通りに。はぁ。

学院の外に出れば普通にフィールドがある。……と言うと変だな。今のRPGって旧来のフィールドを廃しているものもあるからな。
広い世界を歩いて移動し、時折エンカウントバトル。バトルはミッション中と同じだが、逃亡不可能なのが嫌だったのう。
フィールドにはシンボルモンスターもいて、下手に近づくと襲ってくる。大半はレベル99である。マジで。もちろん殺される。
そんな危険生物が、世界の隅っこだけでなく、その辺にも歩いていて、襲ってくるのだ。どんだけ修羅の国なんだよオリエンス。
……何だかなぁ。世界を巻き込む戦争中で、0組はその中でも注目の強力戦隊であるはずなのに、そこら歩いてる奴のが万倍強い。
実戦演習と同様、こんなのをポコポコ見せられたら、自尊心が傷つくよ。もう少しこういう面での「演出」を考えてくれ。
当然ながらシンボルモンスターと戦う必要はないが、見る度に萎えさせれる存在だった。あのモンスターがアギトだよ。多分。
キルサイト攻撃を頑張れば勝てる要素はあるんだが、なんせ一撃で殺されるからね。メインキャラがやられたら終わりで。はぁ。

フィールドには幾つかダンジョンがある。本編にはほぼ絡まず、ここは「やりこみ要素」となる。多分。
実際ダンジョンの敵は異様に強く、迂闊に入るとタイトル画面一直線。「怖さ」が表現されていて、これは良かったと思う。
俺は依頼絡みの時だけは頑張ったが、「やっぱ無理」と思えるダンジョンも多かった。アギトの塔なんて無理。俺アギトじゃない。
今作は「隅々まで遊ぶ」のがかなり大変なゲームである。それはいいとしても、調整に関してはどこかやり過ぎを感じさせる。
せめて2周目では「稼ぎ」を楽にさせ、やる気があれば全要素を見られるようにすべきではなかったか。何故そう勿体ぶる?
申し訳ないが3周目以降まで頑張る気にはなれない。心残りはあるが、しゃーないな。はぁ。

今作はやれることが非常に多く、周回プレーが前提。トロフィーは相当過酷な条件が多いと予想していたが……全然違った。
ビックリするほど楽。1周目の自力プレーだけで9割獲得、その後も楽にプラチナ達成。……これでいいの? と思うほどだった。
1周目だけで全部取れるし、各種ダンジョンや強敵もほぼ無関係。埋め要素は意識的に排除したような調整だった。
プラチナが取れて嬉しいが、ここまで内容と噛み合わないトロフィーも珍しい。うーむ。……ま、素直に受け取っておくか。
従って、今作はトロコン好きには向いてるゲームである。それ目的でやることの是非はともかく、まぁそういうことで。はぁ。


物語・世界設定。こちらは初っ端から非常にインパクトあった。FFとは思えない内容には本当に驚いたよ。
今作は明確に「戦争もの」である。国家間戦争において、0組は遊撃隊のような役目を負う。一人の英雄が目立つ話ではない。
そしてその描写は、非常に生々しい。人が鮮血を吹いて死ぬムービーが最初から乱舞する。ホント、FFがこれでいいのか?
最初の戦闘で、名も無い(実は重要人物なのだが)伝令兵が死ぬ。「嫌だ……死にたくない……怖い……っ!」と嗚咽しながら。
これにはちょっと貰い泣きしちまった。……つーか重すぎるだろ! 不意打ちを食らったような釈然としないものがあった。
一向にプレーが軌道に乗らなかったのは、この世界の重さも一因だ。ほぼずっと真っ暗で、2次元的明るさが全く無い。
面白さは別として、大作エンターテインメントとしてはやり過ぎだったと思う。まぁ序盤を終えたらやや収まったが。うーむ。

舞台は「オリエンス」なる世界で、「朱雀」「白虎」「蒼龍」「玄武」と四聖獣の名を冠した4カ国が存在する。無論、仲は悪い。
主人公らは朱雀の人間で、最初に白虎の侵略を受ける。更に白虎はアルテマ弾という核兵器級爆弾で玄武を消滅させる。無茶苦茶。
朱雀侵略も完遂一歩手前まで行ったんだが、そこを我らが0組が食い止め、一旦は白虎を押し戻す。本拠地だけは何とか守った。
それ以降は白虎から領土を取り戻す戦いが始まるが、当然蒼龍も絡んで来てグダグダごちゃごちゃする。戦争面倒臭いなぁ。
例によって「白虎も理由があって戦争を起こした」という「悪とは言い切れない」的な描写があるが、ンなもん俺には関係ない。
そっちがその理屈で来るなら、こちらに何をされても文句は言えんだろう。容赦なく殺す。お前の事情なんざ知るかボケ。
後半には朱雀が優勢になる。敵側が本当に好き放題やってくれるから、怒りパワーで呵責なく任務の遂行が出来た。
……やっぱ、こうだな。他人の事情は知ったことではない。まして危害を加えてくる相手のことなど。……チッ。はぁ。

4つの国にはそれぞれ「クリスタル」がある。イメージ通りのあの形だが、今作のクリスタルには明確に思考能力(?)がある。
作中何度も「クリスタルの意志」が語られる。朱雀と蒼龍はそれをほぼ絶対視していて、全てはクリスタルのためって感じだ。
……でも、なぁ。これが偉い人間や神だったら、同意や反発が可能だ。だがクリスタルである。ただの石である。……違う!
なんかズルいように思うんだよな。喋ってるわけじゃないのに「クリスタルの意志が~」て。上に立つ者の責任はないのかよ??
クリスタルを絶対視するのは、0組も同じだ。これに感情移入が出来るだろうか。意志だけじゃなく、お前も働けよってんだ。
そんだけ崇め奉られてても、最後は結局役立たずだし。何だったんだよクリスタル。実に口先だけ野郎だった。
白虎と玄武はクリスタルの力を吸い取るシステムを使ってるらしいが、その点には同意できた。こんなの崇めてちゃいかんよ。
クリスタルと決別するか、卒業するような描写が欲しかったな。最終的には図らずもそうなったが……。

暗くて重い物語だが、それはまぁ良い。「分かる」から。0組の活躍で朱雀軍が優勢となり、遂にオリエンスを概ね制覇した!!
……というところから始まる最終章。これがもう……「これほど意味不明・唐突な展開は前代未聞」と思えるほど、酷かった。
例えるなら……そうだなぁ。国家間戦争をずっとやってたら、最終章でイルカ星人が攻めてきて世界崩壊、かな。うん。
「イルカ星人て何だよ」て? こっちが訊きたいよ。全く意味が分からん。そんな奴らが襲って来て、世界は血の海なんだと。
いやこれ、ホント、マジで酷いよ。ある意味今作一番の見所かも知れん。間違いなく「シナリオが酷いゲーム」の最高峰であろう。

確かに、今作の背後に「フィニスの刻」という終末予言のようなものはある。またそれを救う存在「アギト」も語られていた。
だがそれらは殆ど神話のような扱いで、少なくとも最終章まで展開していた国家間戦争には一切絡んでこなかった。
ずっと地に足をつけて戦争してたのに、それがあらかた片付いたら、天から変なのが降りてきて超絶攻撃で全部壊していく。
「突然の異変に混乱」するどころではない。あまりにも意味不明で、只管「は?」「は?」しか言えない。何だよこれは。
更に、そのイルカ星人軍にはラスボスとなる大将がいるんだが、そいつがずっと戦争してきた白虎国の大将なのである。
となると「白虎の大将というだけでなく、実はイルカ星人を率いてたのか!」と思うだろ? でも違うようなんだよ。
もうとことん意味不明。最終章はイルカ星人本拠地での戦いで、そこではいちいちイルカ大将が大上段から茶々を入れてくる。
「先に進むことは許可しよう」「貴様らは無価値な存在だ」等々。……意味不明なだけでなく、不快さまで加味するってか。
言うまでもなく、最低最悪である。よくこれほどの大作ゲームに、これほどの無茶苦茶なシナリオを採用したもんだ。
世界設定やらは緻密に作ってあると思うが……典型的な「広げた風呂敷を畳みきれず」だな。ダメライターとしか言い様がない。
小難しい言い回しとわけ分からん展開にすればユーザーを煙に巻けると思ってんのか? あんまゲームを舐めんなよコラぁ。

この言語道断の意味不明最終章、2周目に入ると公開される資料では、一応色々と補足が入り、少しは分かるようになる。
だがそれで納得が行くわけではもちろんない。「資料でつまびらかにする」なんて手法としては下の下であろう。情けない。
結局、最終章までに神話の挿入が絶望的に不足していたんだと思う。直接間接交えて、もっと組み込んでおくべきだった。
そしたらプレーヤーもそれが現実味のある驚異だと感じられて、最終章にも理解が及んだであろう。現状じゃあまりにも唐突だ。
アリシアら、「神」ぽい存在も、ボカすにも程があるってほどボカしてるしなぁ。過度な「謎」はシラケを生むんだよ。分かれよ。
ライターであるアンタの頭ン中でどんだけ理路整然としてるのか知らんけど、プレーヤーはアンタじゃねンだよ。分かれよ。
……まぁ、虚しいな。2周目で全体像がぼんやり見えても、魅力的な世界とは思えんかった。全部神の掌の上。馬鹿にされている。
今作にはハマれたが、ことシナリオの締めについては最低最悪であった。製作者と作中の神、二つの存在に虚仮にされた気分だ。
一体どういうつもりなのかねぇ。これを「理解できないユーザーが悪い」と思っていたら……俺は神々への反逆へ走るよ。
そして指先ひとつで潰される。ああ、俺達に選択権などない。こういうシナリオ、こういうゲーム。嫌ならやるな。はぁ。

シナリオ上のもう一つの問題が、メインキャラの一人である「マキナ」だ。彼がまた……何と言うか、問題児である。
0組は14人いるが、厳密には「最初の12人」にマキナと彼の幼馴染「レム」が加わり、計14人という構成になっている。
ゲーム上の扱いに差はないが、内容的には12人とマキナレムは明らかに別枠扱いされている。これは狙った違和感だな。
と言っても敵対してるわけじゃない。12人と二人は協力して頑張り、ミッションをこなしていく。……しかし、中盤。
マキナには最初の戦いで死んだ兄がいるんだが、「兄の死に0組12人が関与しているのでは?」という疑いを抱くのだ。
それは明らかに怪しい情報なのに、マキナは信じきる。そこからは0組への不信感を募らせ、態度がどんどん悪くなる。
そして兄を失った反動で、レムのことを過度に大切に思うようになり、「レムは俺が守る」という意欲を度々見せる。
やがては「ルシ」という超人へ変貌する。……ルシは超強いが、頭をクリスタルに乗っ取られる。マキナの意思はやがて消える。
それでも朱雀のルシになるならまだ分かるが、マキナは白虎のルシになるのである。つまり朱雀と敵対する。は????
何だか疲れてきたが……最終的には世界を救った12人は死んでしまい、マキナとレムは生き残る。泣いて謝罪して。アホかお前。
EDのラストで、マキナは「全てを失った世界の指導者となり、67歳で妻(レム)に看取られ息絶えた」とハッピー後日談となる。
ゲーム後の世界では有能だったのかもしれないが、それまでの犠牲はあまりにも大きすぎたのであった。はぁ。

Googleに「零式 マキナ」と入れると、関連用語候補に「クズ」と表示される。……まぁ、世間的評価はそういうことなのだ。
俺も同感である。怪情報に踊らされて勝手な行動を取り、敵対し、けど生き残り、幸せに暮らしたって。納得できっかよ。
そもそも兄の死だって、別に0組が殺したわけじゃない。仮に(マキナの邪推通り)伝令役を頼んでたとしても、それ悪いことか??
根本にある疑念の時点で理解出来んのに、そこからの勝手な行動の数々は目に余る。どう考えても好感を持てるキャラではない。
それなのに、0組の誰よりもシナリオに絡んできてるんだから……製作者の意図が全然分からん。なんでこうなってるんだ?
ちなみにレムは、0組一番の美少女(俺主観)で、好みである。魔法力特化という性能もゲーム的に強くてよく使ってた。
けど途中からシナリオ的に「マキナの相方」という立場を充てがわれ、随分割りを食ったと思う。気の毒な子だ。はぁ。

0組12人は……仕様上「明確な主人公がいない」から、「キャラは立ってはいるが目立たない」という変な感じがした。
先に書いたが、戦闘で全員使うのは多すぎるから、どうしても絞りがちになるしね。個別にフォーカスされることもなかったし。
名前は「エース」「エイト」「クイーン」とトランプから取ったものが多い。……そして、コードネームじゃなく本名である模様。
どうも12人は「作られた存在」であるようなのだ。詳細は分からん。ライターに訊いてくれ。作中で明かせや糞。はぁ。
この作りのせいで、各キャラの性格を掴めた後でも、何となく人物にボヤけた印象がある。ぶっちゃけ、あまり魅力的ではない。
その意味じゃハッキリとウザく描かれてるマキナは恵まれてるな。後々まで印象に残ってるのは間違いなくマキナの方である。
ちなみに俺がレギュラーで使ったのは、ジャック、キング、エース、レム、ケイトってとこか。純粋に性能で選んだ。
ジャックは「足は遅いが攻撃力最強」というキャラで、一撃のデカさが魅力だった。キルサイトと絡むともう最高だ。
他は遠距離攻撃が便利だった。キングは特に使いやすかった。……クイーン共々、名前恥ずかしくないの? と思ったけど。
容姿ではサイスとセブンが良かった。サイス怖いけど可愛い。セブンはJKコスプレのライトニングさんにしか見えんがそれが良い。
男女それぞれ6人もいるのに、ラブコメ要素が全くないのが不満だった。そんなだからマキナレムに美味しいとこ取られるんだよ!
やっぱ単純に、メインキャラの数が多すぎたんかなぁ。戦争ものだからこれでいいのかもしれんけど。うーむ……。


グラフィックは、まぁ「それなりにHD版」て感じ。それなりに綺麗だが所詮はHD版である。もちろん、PS4レベルではない。
俺は寧ろ「これが元々はPSPだったのか。スゲーなぁ」と思ったけど。HD化も色々出たけど、衝撃的強化は無理なのかな。
グラフィックと関係ないが、今作はカメラの調整が悪い。回転が速すぎて、無茶苦茶迷う。酔う人は酔いまくるんじゃないか?
風の噂じゃ、俺の放置期間中にアップデートが入り、少しマシになったらしい。確かに再開後は以前ほど困らなかったかな。
まぁ満足とは言えないが、HD版を据え置き機で出したことは喜ばしいので、それでいいとする。多くを望んではいかん。
強化してほしかったのは、グラフィックよりも内容だしね。少しくらいシナリオに補足入れられなかったのか。はぁ。

音楽は、原曲はもちろん同じだが、据え置き向けに調整されていると思う。FFらしさはないが、いい曲が多かった。
実は、俺が今作に興味を持ったのは、比類なき「シアトリズムファイナルファンタジー カーテンコール」が原因だったりする。
シアトリズムは「知ってる曲を楽しむ」ゲームであって、未知の曲には基本的に用はない。だが個人的に、一つだけ例外があった。
「-戦- 一騎当千」という曲である。これだけはシアトリズムで初めて聴いたのに大いに気に入り、プレーしまくった。
ちなみに究極の譜面フルクリティカルを達成済みだぜへへへ。……で、是非とも本編で聴いてみたいと思ったのである。
てっきり中ボス戦の曲かなと思ったら雑魚戦曲で、しかも複数あるうちの一つだから思い通りには聴けず、そこは残念だった。
クリア後にサウンドテストモードがあればなぁ。……これも、HD化で入れてほしかった要素である。はぁ。


2周目までやるのが前提のゲームだから、俺も頑張った。初回は諦めた依頼や実戦演習も大半はこなした。
そして本編でも、2周目ではミッション中「クリムゾン」という別任務を受けられるようになっている。裏の汚い仕事、だと。
そこで真相が色々明かされるのかー! と意気込んでプレーしたが……全然そんなことはなく、非常に期待外れだった。
シナリオが強化されたとも思えんしなぁ。あれなら実戦演習の内容の方がずっと濃かったよ。やれやれ。
まぁそんな感じで2周目も終了。本編にはガッカリだが、埋め要素はやれる範囲でやれたからよしとしよう。
全部で80時間くらいか。いやーよくやったわ。グダグダ言いながらもハマるってのはある意味ゲームの正しい姿である。
何の文句もなく夢中になれればそりゃ最高だが、なかなかそうもいかんからね。ははは……。

今作にはクリア後閲覧可能になるムービーが幾つかある。……どれも「クリア前に見せとけや」と言いたくなるものばかりだが。
んで一つだけ、2周目クリア後に出現するムービーがあった。「もし……」というもので、完全にお遊び、お馬鹿な内容である。
例えるなら、TVエヴァ最終話にあった妄想学園ものだ。……今でも伝わるだろうかこれ。あんな感じの、キャラ崩壊学園ドラマ。
しかしこれは面白かった。あり得ないものだとは分かっているが、ずっと戦争してきた0組の連中にやっと救いが入った気がした。
ゲームの締め括りとしては上々である。色々あったが、面白いゲームだったよ、ファイナルファンタジー零式HD。
売上的には伸びず、発売早々値崩れし、発売日購入組には不愉快だった。あれも当初のプレー意欲に影響したかもしれん。あはは。
けどこんだけハマれたんだから帳消しだ。終わり良ければ全て良し。……それでも言いたいこた言うけど、いいんだよ。はぁ。

さて、ファブラ・ノヴァ・クリスタルはまだ終らない。「ファイナルファンタジー15」が残っている。待つのみである。
あと4ヶ月ちょいか……すぐだな。猛烈にやりたいという気持ちは、もちろんというか、無い。まぁ今の俺はそんなもんである。
国民的RPGとされるドラクエ・FFも、今やメイン市場はスマホで、ナンバリング最新作はMMOである。本当に、随分変わった。
旧来型、オフラインでのドラクエ・FFという存在が既に貴重なのだ。文句言ってる場合じゃない。これをやらずに何をやる、だ。
その意味では今作も「オフラインFF」としての役目を十分に果たしてくれた。外伝か本編じゃない、オンかオフかの区別だ。
「FFらしさを感じたか?」というとそうでもないが、FFは作品ごとに雰囲気をガラッと変えるシリーズだ。だからこれでいい。
比類なきオフライン・ファイナルファンタジーの今後を祈って終わり。……15の次はあるのか? あるとしたら、何年後だ?
考えちゃーいけねぇ。まずは15を全力で買い、全力で楽しみ、全力でやり切ることだ。その先にだけ、更なる続きがあるのだ。
……全力の感想? それは要らん。俺はやるけどね。語れるうちに語っとかんと。その機会があと何度あるか分からんのだから。
クリスタルの意志には従うが、反抗もします。従ってないやん! ……ゲームの出来で、従わせて下さいよ。それが一番です。
はぁ。










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10 コメント

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Unknown (Unknown)
2016-05-15 10:29:44
はぁ(名言)
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Unknown (ota)
2016-05-16 00:05:28
うん……。
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Unknown (mizz)
2016-05-16 13:25:51
> とにかく、乗れなかった。
> 一番の理由は、「要素の多さ」だった。

これ、自分も感じました。
自分はレベル10ちょいで投げ出しました。

投げずに最後までやるotaさんマジ凄いです…。

『操作はシンプルでゲーム難易度が高い』ファミコンが
自分にとってのゲームのスタートだったからか、
『操作の難易度が高い』っていうのが、本当に苦手で…。


ゼノブレイドも戦闘がやや複雑で投げ出しちゃいましたが
アレを耐えられない自分に、零式が耐えられるわけがなかった…w
返信する
Unknown (ota)
2016-05-17 01:49:02
おおmizzさん、プレー経験ありですか。PSP版ですね
>自分はレベル10ちょいで投げ出しました。
むぅ……そうですか。まぁ気持ちはよく分かりますw

本文でも書きましたが、最初の重さを乗り越えられれば、後は(不満はあるものの)ドップリとハマれました。
そう考えると、要素の多さが悪いのではなく、それをユーザーに提供する流れが悪いんだと思います。
製作者は(発売前なら)世界の誰よりもそのゲームのことを知っています。隅から隅まで既知です。
けどユーザーはそうではない。隅から隅まで無知です。……その感覚が、中にいると分からなくなるんですかね。
もちろん製作者も導入に気を配ってるつもりではあるんでしょうけど……こういうのは要素を作るより難しいかもしれませんね。

>『操作の難易度が高い』っていうのが、本当に苦手で…。
「ゲームを掴めない」感じですかね。やり方を掴めたなら、どんだけ難しくても、修練を積めばいい。後は自分の問題。
でも「手足の動かし方がよく分からない」状態で難しさにブチ当たると萎えますよね。「自分のせいに出来ない」のが。
まぁこれは合う合わないの問題でもあるし、複雑なとこですねw ゲームは進歩しました……多分……。
返信する
尊敬する (ケンシロウ)
2016-05-29 07:49:26
零式ですか!俺も気になったタイトルですが結局プレイしてないタイトルだったのでとても楽しく見れました。
要素が多すぎるってのは本当に紙一重ですよね、俺の場合はやる気がなくなるパターンが非常に多く、すべてを埋めてやる!という事になるのは近年、非常に少なくなりました。子供の時と違い飽きる事が多くなりましたw
この近所のゲーム店が閉店セールをしていてティルズアビス、シンフォニア、マグナカルタ、FF8.FFタクティクス、幻想水滸伝2など10本のソフトを700円でゲットしてプレイしているのですがオタさんを見習ってとりあえずちゃんとクリアーをしていきたい所存ですwたくさんゲームがあるのは嬉しいけど、こういうときは少しでも面倒になると放置しちゃうんですよね~w
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Unknown (ota)
2016-05-29 23:21:33
ケンシロウさん、どもです。

>要素が多すぎるってのは本当に紙一重ですよね、俺の場合はやる気がなくなるパターンが非常に多く、
>すべてを埋めてやる!という事になるのは近年、非常に少なくなりました。子供の時と違い飽きる事が多くなりましたw
ですね。要素の多さは基本的に良いことですが、上手い手引がされていないと、気持ちが萎えたり飽きたりする要因にもなります。
子供の頃なら、ンなこと意識せずとも、勝手に隅から隅まで遊んだもんですけどねw この歳になると……やれやれ。

>10本のソフトを700円でゲットしてプレイしているのですが
おお、いいですね。RPGを大量に買い込んで、並べて、嬉しいけど「どうやってプレーしよう……?」と困る感覚、分かりますw
まぁこれは単純明快に一本一本やっていくしかないですね。焦る必要は全くないですし、のんびりじっくり楽しんで下さい。
放置すると再開には多大なエネルギーが要りますが、時間を置いてからやってみると、放置前よりハマれることもありますよw
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Unknown (Unknown)
2020-05-08 19:29:00
おっさんが若者向けのゲームやって「はあ」だの「うーん」だの言って批評家ぶってんの訳わからんな、歳考えなよ。はあ。
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Unknown (ota)
2020-05-09 17:48:48
若者の集まりに出向いて喋ってるわけじゃないからいいんだよ。
あとはあじゃなくて「はぁ」ね。そこんとこヨロピク。
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Unknown (mic)
2020-08-26 19:15:51
初めまして。
遅ればせながら今年の5月にこのゲームを買って、ようやく2週クリアしました。なんだか面白かったような気もするし、ストレス溜まったような気もするし、もやもやしたものが残り、一体このゲームは何だったのか、という思いで色々ググっていて、このページにたどり着きました。まさに私が思っていたことを完膚なきまでに言ってくれて、まさにそれ!な感じです。
自尊心の部分で言えばルシの設定もですよね。FF13からの流れで出したはいいものの、我らが0組を一瞬で殺し、1体1の戦いの中で町を焦土と化し、戦いの勝敗を決定づける究極の軍神呼べるんだったら、もうルシだけで歴史進めりゃいいじゃんって思ってしまいました。
あとラスボスが絶対に勝てるイベントバトルだってところも、めちゃめちゃ許せないです。頑張って練習してゲームにも慣れてそれなりにキャラ使えるようになって、さあラスボスだってときに、絶対勝てますってなんだそれ?ストーリーの酷さも加わって酷すぎる。
とにかく慣れればアクションゲームとしてすごく面白かったのに、システム面、ストーリー面の圧倒的な薄さがこのゲームを変な立ち位置にしている感が半端なかったです。
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Unknown (ota)
2020-08-28 01:09:33
初めまして、コメントありがとうございます。
ネット情報漁りはゲームクリア後のお楽しみですが、少しでもお役に立てたなら嬉しいです。

>もうルシだけで歴史進めりゃいいじゃんって思ってしまいました。
今作のルシは化け物揃いで、人間の立場が虚しくなるほどでしたね。人から迫害される立場だったFF13とはえらい違いだw

>あとラスボスが絶対に勝てるイベントバトルだってところも、めちゃめちゃ許せないです。
第一段階がガチ戦闘、その後イベントバトルならともかく、全編それですからね……バランスを取り切れなかったのかな。
面白かったし質は高いけど、非常に唐突な終盤の展開からの締め方には強い不満の残るゲームですね。うーむ。
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