腐れゲー道

プレーしたゲームの感想文を、ダラダラと粘着質に綴ります。

ラタライカゲームスのタイトル3本

2023年06月11日 13時44分06秒 | PS4ゲーム感想文
ゲーム業界における30年来のライバル、任天堂とソニー。……ソニー側はSIEと書くべきだが、世間にはそれじゃ通じんからなぁ。
両社はそれぞれ家庭用ゲーム機を独自に販売し、占有度を争っている。30年間勝ったり負けたりで、優劣は未だ付けがたい。
が、両社はライバルながら、販売するハードやゲームが似通っているわけではない。寧ろ全く違う方向性を採っていると言える。
なので「棲み分け出来てるからライバルじゃなくね?」論もある。俺も実際そう思ってる。少なくとも「熾烈な」関係ではない。
けどそれじゃ面白くないから、宿命のライバルとしておく。ゲハが冷えてるとオタクはつまらんのよ。争え。もっと争え……っ!
で。そんな両社のハード……現在ではSwitchとPS4(5)を見て、もう明らかにSwitchが勝ってる点がある。「安価ゲー枠」だ。

DL版が定着した最近は安いゲームも珍しくないが、switchにおける(セール価格の)それは次元が違う。だって「100円」である。
100円のゲームって。そら昔も「惑星ウッドストック ファンキーホラーバンド」「エアーズアドベンチャー」
「バーチャファイターリミックス」辺り(セガハードばっかやなおい!)はそれくらいの値段でも見かけたけど、極稀なことだ。
しかしSwitchでは日常的にDLゲームセールが行われ、探せば常に100円ゲームが売られていると言っていい。物凄い時代である。
ゲームの品質も、さすがに高くはないが、「所詮100円w」と唾棄するほどのタイトルは少ない。どれもちゃんと遊べるゲームだ。
俺は昔から投げ売りゲームを買い漁るのが大好きだった。しかし最近はそもそも現物ゲームの数が少なく、値崩れゲームも少ない。
そんな俺の渇きを、switch100円ゲームは潤してくれている。ありがとうswitch。任天堂ゲーム? 高くて買えません。もういい。
一方PSストアでも当然DLゲームのセールは頻繁に行われているし、3桁なら幾らでもある。だが100円となると、非常に少ない。
こと超低価格ゲーム市場(あるんかそんなもん)においては、任天堂の圧勝。これが近年の俺の認識だった。……のだが。

今年の正月、PSストアが新年セールを始めたんで、例によってハイエナ目線でチェックに行ったんよ。そしたら新年早々衝撃よ。
幾つものセールタイトルの中に「61円」「49円」なんて数字が見られたのだ。ええええ!? 100円どころか、二桁ぁ!?!?!
ちなみにPSストアでは去年辺りから「55円ゲーム」が幾つか売られている。……ムービー観たが、やはり値段相応の品質だった。
今回はそれではなく、数百円タイトルの90%引きでこの値段になっているようだ。凄い。遂にSIEが任天堂を超えた瞬間だった。
当然、俺はそれらをガンガンカートに入れた。お年玉で懐は潤ってるし!! ……とか言ってみたいよ。あの頃に帰りたい。はぁ。
一応ググって内容を調べたが、どれも「普通に面白そう」と思えたから躊躇いはなかった。いやマジ個人的大発見だったよ。
んで購入後、いつも通りマイ購入リストに記録していったんだが……気付いたんである。「あれ、メーカーが全部同じ?」と。
そう。今回買ったゲームは、全て「ラタライカゲームス」製だったのだ。スペイン拠点のインディーズ系メーカーであるらしい。
もう俺もインディーズ系のゲームも結構やったが、正直メーカーは一つたりとて覚えていない。ごめん。覚えられないのよマジで。
けどラタライカゲームスはキッチリ頭に入った。もう忘れないだろう。「壁」を破ってくれたことは俺の中でとても大きかった。
で、好感そのままに早速プレーにも入ってみたのだが……内容はともかく、ボリュームは完全に「値段相応」だったのだ。
そのまま3本目まで手を付けてみたが、見事に3本ともそんな感じ。さすがにこれらを単発感想で上げるのはちょっとアレだ。
なので今回は3本纏めて取り上げることとする。昔「ダブルドラゴン」3本でやって以来だな。まぁどうでもいいか。はぁ。

○ナイティン’クロス

【ハード】PS4
【メーカー】ラタライカゲームス
【発売日】2020年2月20日
【定価】610円(込)
【購入価格】61円(DL専売)
【プレー時間】6時間

まずはこれ。今回の一連の購入は無論値段が理由だが、今作のみ見た目で「おっ!」と思ったのだ。つまり、やりたかった。
ちなみに、ウクライナで生まれたゲームであるらしい。これも一応理由にはなった。……戦争、いつまで続くんすかねぇ。
で。今作は、もうどこに出しても恥ずかしい「2Dゼルダオマージュゲー」である。もうパクが責められる時代じゃねんだな、と。
ただしフィールドはなく、舞台はダンジョンのみ。1画面で区切られたダンジョンを、敵と戦い謎を解きながら攻略していく。
実にアレではあるが、俺は去年、同様の作りの「イトルデューの伝説」を楽しくプレーした。別に忌避感はない。やりたい。やる。
上述のようにフィールドはなく、いきなりダンジョンに挑戦する。ダンジョンは4つ、一つを終えれば次が開放されるというもの。

……うーむ。「普通に面白い」ですねぇ! なんか複雑な気分だけど、オマーゲでも何でも面白いなら素直にそう言うしかない。
最初は素手で、すぐに剣が手に入る。それを使って敵を倒しダンジョンを進めば様々なアイテムが見つかり、更に先へ。
オートマッピングで歩いた部屋は自動で記録されていく。……表示がクソ小さくて見にくいのだが。ここ、マイナス20点だった。
まぁとにかく、敵を倒し緩めの謎を解いていけばゲームが進む。それが心地よい。ちょくちょく開ける宝箱が小さな快感を生む。
今作も、このありきたりなゲーム内容のどこに快感を覚えてもらうかは心得ているようで、未入手の宝の数は表示で分かる。
ダンジョンを踏破すれば、達成度は100%になる。スッキリ。20年後の地球がAI支配のディストピアになっても変わらぬ面白さ。
俺は「今後のゲーム」に結構かなり暗いイメージを持っているが、「ゲームを楽しめなくなるかも?」とは微塵も思っていない。
だってこういう「似たようなの」でも自分は十分楽しめるから。勝ち確ナリ。いい体質に仕上がったもんだ。……ええんか。はぁ。

ダンジョン深奥でボスを倒せば次のダンジョンが開放され、以下繰り返し。全4ダンジョンだからボリュームはお察しである。
だが先に行くほど階層は増えていき、難度もそれなりに上がる。クソ見にくいマップが無駄に難度を上げてるんだよなぁ……。
謎解きは簡素だが、唯一「床から情報を得る」タイプが厄介だった。単に難しいと言うより、今作には不釣り合いだと思った。
例えばある部屋に7つのスイッチがあり、別の部屋には同じ配置のランプが2個灯っているという感じだ。まぁよくあるネタだな。
この例の場合、スイッチを別の部屋と同様に押せば正解であることは自明。今作でも同じだ。……が、4つ目のダンジョンだけは。
ぶっちゃけ、解けませんでした。ラスボスは倒してゲームはクリアーしたが、拾い損ねたアイテムが少し残ってしまった。
しかし、4つ目ダンジョンの床ネタは明らかにやり過ぎレベルだと感じたので、負けとは思ってない。今作でやるこっちゃないよ。
一応何度もダンジョンを歩き回って考えたんだけどな。分からんかった。理不尽だと感じた。もうちょっと「考えて」ほしかった。

ゲームをクリアしたなら、トロフィーだ。超安価ゲーであってもPSならトロがあり、昨今はプラチナまでキッチリ用意されている。
……で。俺は今作で、史上初の体験をした。もう実トロ道も結構長く歩いているが、こんなことは空前だった。絶後じゃないが。
それは? 何と!! 今作は「クリア前にプラチナトロフィーが取れる」のだ。つまりクリアトロフィーが存在しない。
「ゲームクリアー」は大半のゲームに用意されているトロだ。呼吸レベルの楽トロばかりの今作でもあって当然と思っていた。
しかしラタライカゲームスにそんな常識は通用しなかった。4つ目ダンジョン途中でプラトロ取れて、マジで「はぁ!?」よ。
いやいやいや。いやいや。おかしいでしょー!!! ……恐らく、いちいち緻密なトロネタを考えるのが面倒だったのだろう。
今作はSwitch他でも出てるからな。PS用に無駄な手間はかけていられない。大体、ユーザーも楽に取れる方が嬉しいでしょ?
……うーん。まぁ否定はしないが、絶対に肯定したくもないなぁ。そうじゃないだろう。それは違うだろう。うーむ。
ゲーム自体はまぁ楽しめて、ラタゲーにも好感を抱いたが、この点だけは激しく疑問と疑念を抱いてしまった。ええんかこれ。
あ、でも、俺がSwitch版をやった「ダッガーフッド」も、PS版は序盤10面くらいでプラトロ取れるってネットで見たな。
俺は初体験だったけど、安価ゲー界では割とありふれた話なのかもしれない。……ええんか。これでええんか!! うーむ……。


○ワン・エスケープ ~俺の脱獄作戦~

【ハード】PS4
【メーカー】ラタライカゲームス
【発売日】2021年4月5日
【定価】500円(込)
【購入価格】100円(DL専売)
【プレー時間】3時間


2本目。購入価格は最高値。100円で!! 宇宙の法則が乱れる。ちなみにこれ、元ネタはひらがなじゃないんだよ。覚えとこうね。
内容は、アクションパズルかな。ムショにブチ込まれた3人の脱獄劇。つっても「協力」ではなく、3人それぞれで脱獄を試みる。
最初に一人……ちなみに鳥・ゴリラ・猪(の擬人化)……を選び、各人20ステージを突破すれば脱獄成功。つまり全60ステージ。
3人は銀行強盗を企んだものの失敗し、投獄された。OPムービーでそれが描かれるのだが、何気に今作で一番凝ってると思った。
あと「銀行強盗って最近聞かんなぁ」とも思った。もう死語と言っていい。実際ガキは知らんだろう。それくらい廃れた。
まぁ現代じゃセキュリティが進歩しまくってるから成功の見込みほぼゼロだし、仮に成功しても逃げ切れる可能性もまたゼロだ。
故にやる意味がない。自棄糞で包丁出す奴くらいならいても、本気で企図する悪人はいまい。時代は変わったな。知らんけど。

さて、脱獄。3人はそれぞれ【鳥は通風路を通れる・ゴリラは壁移動が可能・猪はパンチ攻撃が可能】という特徴を持っている。
そんな特徴を駆使し、各人20面の突破を試みる。最初は馬鹿みたいに単純なステージばかりで、1分もあればクリアしていける。
今作はネタが脱獄だけに、基本ステルスアクションだ。看守の懐中電灯やサーチライトの光に触れてまうと、基本的にそこで終了。
猪のみ攻撃も可能だが、看守の後ろから殴れるだけで、正面からだと即座に応援を呼ばれて終了。ステージ最初からやり直し。
ステージ自体はどこも小さいが、カードキーで閉ざされた扉やらが多く、中盤以降はそれなりに苦戦する。決して難しくはないが。
基本はゴールを目指すだけだが、全20面に10個、収集アイテム「札束」が配置されている。これを集めるのも一応楽しみになる。
……集めてもリストが埋まるだけで何も起こらんけどな。キャラの強化要素等も皆無で、非常にシンプルなゲームである。

んで今作は……「普通に面白い」ゲームであった。ただしボリュームは極めて少ない。値段相応、ある意味満足度の高い内容だ。
看守とサーチライトを掻い潜ってゴールを目指す。100万回やったようなゲームだが、俺は101万回目でも楽しめる自信がある。
5年後にはAIにこういうゲームを大量生産してもらえば、少なくとも俺はもう一生大丈夫なのではなかろうか。そんな妄想をする。
……ただ、中盤以降は欠点が目立ち始めた。「待たされる時間が長い・多い」のだ。そういった場面ばかりでかなりイライラした。
ステルスゲーである今作は、看守が通り過ぎたりサーチライトが向きを変えるための待ち時間が多い。それはまぁ仕方ない。
だが中盤以降の複雑化したステージではその頻度が高すぎる。そしてミスして見つかれば一発でゲームオーバー、最初からだ。
待ち時間でイライラするとプレーが雑になり、ますます泥沼にハマる。ボタン押しでフレーム早送り機能を付けてもいいだろうに。
ナイティクロスと同様、ゲームは面白いのに終盤の調整には疑問を抱いてしまった。難度を上げることは別にいいんだけど。
まぁイライラはしてもやれないことはないから、普通に全60面をクリアー、3人(匹?)は無事脱獄に成功したのだった。
今度は続編で銀行強盗に再挑戦してね。……なんか「銀行強盗」てフレーズが、今作で一番印象に残ったような。ええんか……。

トロフィーは、今回もクリア前にプラチナピコーン。ええんか。ええんちゃう。札束も半分くらい集めればオッケーだったし。
それでも俺は無論最後までプレーしたナリよ。トロは好きだがそれ目的でゲームをやってるんじゃない。うーん、カッコ良い。
ナイティクロスと違って札束も全部集めきったんで、完全クリアーである。まぁ自慢できるような難しいゲームじゃないけどな。
それにしても、トロが簡単すぎる。俺は「トロフィーブースト」て言葉が嫌いだが、ラタゲーはそうであると言わざるを得ない。
アホみたいな苦行ネタはダメだが、あっさり取れて「はぁ?」と思えるネタもまたダメだ。丁度よいバランスのトロを。はぁ。


○バースデー・オブ・ミッドナイト

【ハード】PS4
【メーカー】ラタライカゲームス
【発売日】2020年10月1日
【定価】499円(込)
【購入価格】49円(DL専売)
【プレー時間】2時間


最後はこれ。最初に言っておくとと、上2本は日本語化されていたが、今作はローカライズなしの完全英語仕様ゲーである。
だが例によって中身は薄いから大して気にならない。操作説明も英語だが、少し動かしていれば誰でも理解出来る。多分。
それでも敢えて頑張って英語を読もうとしても、フォントが筆記体で超読みにくいのは困った。英語圏以外完全排除ゲーである。
まいいやもう慣れた。誰も俺を見てくれない。ゲームだけは信じられると思ってたのに。……ゲーム性は万国共通だよ。信じろ。
ジャンルは「弾きアクション」だろうか。何それ? まぁ今作ったジャンルだ。キーを引いて離し、主人公君を飛ばすのだ。
方向を定めてキーを引くと輪ゴム的なイメージが表示されるので、それで弾く強さを定めて離す。すると主人公君がポーンと飛ぶ。
目指すはゴールの穴。ルールとしてはゴルフだな。実際、少ない手数でゴールインするほどクリア評価が高くなる。
ステージは1画面で、敵はいないが障害物は多い。特に「トゲ」があちこちに配置されていて、触れれば当然速攻で死亡。
適切な強さと方向に主人公君(白い立方体)を弾き、ゴールを目指す。壁や天井からの跳ね返りもキッチリ計算する必要がある。

……うむ。まぁ「普通に面白い」ゲームだった。3本ともそれかい! だって事実だもん。ラタゲーとはこういうものなんだろう。
やれるアクションは弾くことのみで、それ以外は一切手出しが出来ない、極めてシンプルなゲームだ。例によって値段相応である。
色々計算して弾いたら、後は見守るのみ。当然失敗することも多いが、例によって死んでも即座にやり直しが可能なので快適。
死ななくても「これじゃ最短ゴール無理だな」となればやり直すのもいい。設定された最短手数でゴールすれば、星3つを貰える。
……星の獲得状況はステージリストに表示されるが、ご褒美は特にない。自己満足だな。一応半分くらいはトロに絡んでくるが。
ただ今作は難しいステージはかなり難しい。クリアーだけならともかく、最短手数を目指すには相当精密な弾きが求められる。
俺は最初は全面星3つ取ってやるぜ~と思っていが、割と序盤で「あ、これ無理や」と諦めた。まぁ絶対不可能とは思わんけど。
とにかく最初に1回弾くだけのゲームなので、燃えるものがなかった。コンプトロがあるわけでもないしね。しゃーない。

ステージは全60。当然先に進めば難しくなっていくが、何回かやり直しをすれば突破できるレベル。ラタゲーは裏切らない。
クリア評価を気にしなければ手数は幾ら掛けても問題ないので、難しいならチョビ弾きを繰り返して慎重にやれば大丈夫。
2時間程度で全面クリアー完了。……ええんか。ええんちゃう。なんたって49円だしな。今じゃ駄菓子さえ買えない気がする。
ちなみに物語としては、冒頭で主人公君の誕生日を家族(全員白い立方体)で祝っていたところ、いきなり足元に穴が開いた。
主人公君は地下の廃村(?)に転げ落ちてしまった。そこから地上の家を目指すというもの。よう分からん? 分かる必要ないよ。
一応タイトルに沿ったものではある。グラフィックは割と綺麗なのだが、単調なのが残念。まぁ贅沢言えるゲームじゃないわな。

トロフィーは、もう当然のように、途中でプラチナを取れた。ええんか。と問うのも飽きた。ラタゲーの共通仕様なのだろう。
一応星の数はそこそこ求められるので、単にクリアしていくだけだとそこで躓くかもしれない。狙えるなら星3つは取っておこう。
俺は当然ながらトロコン後もプレーを続け、ちゃんと全面クリアした。星コンプまではしてないが、十分やったと言えるだろう。
……それでも2時間程度なんだから、これを「一本のゲーム」と呼ぶには、やっぱなぁ。そういうゲーム差別はしたくないけどさ。
小粒なゲームは、絶対に必要である。業界が超大作OWやらばかりでいいわけがない。大小色々あってこそゲームは楽しいのだ。
でも、ここまで粒が小さいとなぁ。けど値段が値段だから何もおかしくないとも思う。嗚呼。今年はファミコン40周年である……。


ふぅ。3本合わせてもプレー時間は10時間もないが、それで「全部ちゃんとやった」と言える。……ええんか。何度もそう思う。
「多くのゲームをやる」は俺の中でかなりの正義であり、その意味ではラタゲーほどこれを満たしてくれるものはない。大満足だ。
しかしここまで薄味だと、さすがに? さすがに? と。味が悪い(つまらない)わけではないのがまた話をややこしくしている。
まぁこんな言い方をしても、別にこの手のゲームは初めてじゃない。「神巫女」とかな。もうこういうのは「普通にある」んだよ。
ゲーム内容は古式ゆかしいのに、ボリュームや価格はある意味非常に現代的。そのギャップに俺はいちいち戸惑ってしまうんだな。

だが、そろそろ慣れるべきだろう。こういう、1日はおろか数時間でコンプまで出来るゲームが、現代には普通に存在するのだ。
何もおかしくはないし、機会があれば購入して数時間のプレーを楽しめばいい。印象が薄いなら、存在を忘れてしまってもいい。
それは言い過ぎ? まぁ確かにそうだし、俺の場合実際に忘れることはないが、「他のゲームより軽く」捉えることはありだろう。
何でもかんでも一本のゲームだ作品だ文化だとクソ真面目に語るのは、もう無理があるんだよ。現代ゲームの幅は只管広いんだ。
軽薄短小の極みゲー、大いに結構。ラタ社は自覚的にそういうゲームを作ってる会社なのだろう。それでいい。皆違皆良だ。
比類たくさんある安価ゲームを肯定的に捉えて終わり。つまらなかったならともかく、安くな楽しめたことに疑問を持つでない。
今回購入したラタゲーはまだ幾つかある。そのうちやりたくなった時に数時間、楽しいゲームを提供してくれることだろう。

……しかし、俺の心構えはそれでいいとして、制作者の方は……正直、こういうゲーム作ってて創作欲を満たせるのか? と思う。
俺に作り手の気持ちは分からんが、例えば「面白いゼルダフォローゲーを作るぞうおおおお!」と燃えられるもんなんだろうか?
実に不可思議である。無論、フォローゲーと言っても楽に作れるわけではない。時間と金と労力を費やし、ゼルダフォローゲー。
分かんねっす。なんか人間じゃなくAIみたい。……ま、まさか!? 実は公表されてないだけで、既にその時代が……!?!?
アホか失礼なこと言うな。ごめんなさい。まぁ、ゲーム業界、計り知れない。宇宙より広く、更に秒速で広がっていく。はぁ。








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