![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/c9/31c839e8643a46359c389a2655613c2a.jpg)
ゴールデンウィーク,四国ツーリングで走ったR439.酷な道として有名であるが,紀伊半島を東西に横断する某国道とは,少し趣が違っていた.起点となる東側は,四国中央に位置する剣山の登山口である見ノ越峠から始まる.ここは登山客たちで賑わっていた.
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/aa/72d82225bdcacf2a6f4671d06f36eff6.jpg)
道路状況は,荒れた舗装に幅員狭小でガードレールのない区間もある.しかし,見ノ越峠から西へと進む間には,観光名所の奥祖谷かずら橋や集落・村が点在する.酷道とはいえ,観光や生活道路として生きている道だと感じた.交通量は少ないものの,走っていて寂しい気はしなかった.
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/b9/a2adff286eb790b0826abce4b041c66c.jpg)
見ノ越峠を下って,観光名所の奥祖谷かずら橋を過ぎると,徳島県三好市の名頃集落に行き当たる.ツーリングマップルに記載されている様に,ここでは集落の沿道から,たくさんのかかし達がお出迎えしてくれる.かかしが覗きこんでいる屋内も,かかし達で溢れかえっていた.
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/71/503b6fffbb0b9506fcd772e1ebba5153.jpg)
この辺りは標高1,000メートル弱の高地にあって,天空の里とも呼ばれているそうだ.そして,もう営業をやめてしまったと思われる民宿の前にも,かかし達が楽しそうに佇んでいた.人が住まなくなってしまった建物に,かかし達が配置されているようにも感じた.
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/66/24845b27b69c0f730156a0f744fa5103.jpg)
天空の里であっても,山村の人口衰退の波には勝てないのかもしれない.先程までいた徳島市内と山村との間に,大きな隔たりを垣間みるような気がした.とはいえ,急にあらわれるユニークなかかし達は,きつい山岳道路を越えてきたライダーの疲れと緊張を,一瞬にして癒してしまうのだった.
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/a7/5a14a33b15aa82ffe2cfc46e0b26105a.jpg)
次に訪れる時は,また違ったかかし達が出迎えてくれることだろう.
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます