オートバイで旅して観たモノの記録

 Ôtobai de tabi site mita mono no kiroku.

梅雨の晴れ間 おわせポート

2024年07月21日 | 尾鷲


 ここしばらくの間、尾鷲港に訪れると、大きなトラックが停まっていることが多い.そのトラックから護岸に浮かぶ生け簀へと向かって、滑り台のようなものが接続されていて、魚が勢いよく生け簀へと放たれていく.



 尾鷲ではブリをはじめとした養殖が盛んに行われているという.話には聞いていたけれど、その現場を見るのは初めてのことだった.そうは言ってもトラックが停まっているのは、わたしがいつもの定位置としている場所だった.



 尾鷲港に通って数年が経つけれど、定位置にオートバイを停めれなかったことは今までほとんどなかったと思う.そういうわけで、作業の邪魔にならないようにいつもと違う場所へオートバイを停めてやる.停める場所を変えると、見える景色も少し変わるらしい.



 氷のマークが印象的な三重漁連の建屋や海上保安庁のすずか号の存在感が、今までよりも大きく見えることに気付く.尾鷲港が素晴らしく見えるのは、佐波留島と波止場だけではなく、名脇役がしっかりと仕事をしているからだと理解する.



 視点を変えることは、改めて重要なことだと思い知らされる.尾鷲港に通い始めて6年が経つけれど、ちっとも飽きがこないのは、知らずの内に新しい発見を積み重ねているせいかもしれない.



 オートバイはライムグリーンからブラックに変わってしまったけれど、ライダーの主軸はブレることはない.これか先もずっと・・・.

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