
昨年の11月に走行した林道サンギリ線へと再訪してきた.前回と同じように,上北山村役場前の交差点から林道サンギリ線へと向かった.前回おとずれた時と同じように交通量は皆無だった.道中では,春の到来を喜ぶように,小鳥たちのさえずりが響き渡っていた.

山の樹木は,寒々しい冬色から萌えいずる明るい緑色へと,移り変わろうとしていた.関西の冬は,短いようにも感じた.目の敵にしていた寒さも,今となっては少し名残惜しく感じる位だ.日本独特の四季のよさを,改めて思い知るのだった.

R425までの距離を教えてくれる道路標識は,なお健在だ.そして,前回と同様に,路面上には落石による石ころが散らばっていた.パンクしないよう慎重に石ころを避けながら,ゆっくりと登っていくことにした.

幅員の狭い道路を無我夢中で進んでいくと,急にぱっと視界が開けるところがある.遠目に見える山並みには,白い残雪のあとがあった.今回は,サンギリ線二度目の走行ということもあって,景色を楽しむ余裕があった.

水を得た魚のようにスイスイとコーナリングをこなしていくと,サンギリトンネルと久しぶりの再会を果たすことができた.今回もR425,坂本ダム方面へは行かずに,絶景が期待できる東屋を目指して,西ノ谷線を進んで行くことにした.
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