
尾鷲と下北山村をつなぐ国道、シニゴー線の尾鷲市側にクチスボダムという風変わりな名前のダムがある.シニゴー線といっても、市街からかなり近いところで、雰囲気のある坂下トンネルを越えた先にダムがある.

ダムの湖畔を眺められるところは、道が狭く、樹木が生い茂っているのでほとんどない.唯一、ダムの管理設備のスペースから、新緑のクチスボダムを望むことができた.向かって正面が、ダムの名称にもなっているクチスボ谷へと続いていく.

このクチスボダム周辺は、交通量が一切ない.シニゴー線なので、当然と言えば当然だけど、ダムの手前には廃棄物の処理施設があって、ダンプやトラックの往来が激しい.そういう意味では、尾鷲側のシニゴー線は、このクチスボダムから始まることになる.

とはいえ、ダム周辺はよく手入れが行き届いていて、公園のような感じになっている.トイレはないけど、自販機がひとつあって、よくここで休憩することも多い.この時期は辺り一面、きれいな緑の葉桜が生い茂っていた.

尾鷲~下北山村区間のシニゴー線は、今のところ、通行止めが解除されているようだ.GWの混雑を避けるには、うってつけの場所だ.新緑のシニゴー線を走ってみるのもいいかもしれない.
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