オートバイで旅して観たモノの記録

 Ôtobai de tabi site mita mono no kiroku.

みどりの日 七色峡

2024年05月04日 | 紀伊半島
 2024年のみどりの日は、雲ひとつない素晴らしい天気に恵まれた.前日、みどりの日に七色ダムへ訪れたときの記事を参照することがあって、無性に七色ダムに行きたくなり、七色峡までオートバイを走らせた.  天気は最高で、透き通るような青空だった.その上、暑くも寒くもなく、ツーリングには最高のコンディションで久しぶりに胸のすく思いがした.七色峡は、三重県と和歌山県の県境となる北山川に沿って展開さ . . . 本文を読む

早朝の賀田湾

2024年04月30日 | 紀伊半島
 早朝の賀田湾は、日の出の時刻を過ぎてもリアス式海岸なので、太陽が山の上を昇ってくるまでの間、薄暗い時間がしばらく続く.静かな水面には、いろいろな方向から振幅の小さな波ができている.  小さな波の正体は、釣り筏へと釣り人を送り届ける小さな漁船だった.沖合に浮かぶ大きな黒いシルエットは、ガット船という工事用資材を輸送する作業船だが、昨日の夕方からずっと同じ位置に停泊している.  早朝 . . . 本文を読む

矢口浦のあおさ海苔

2024年04月28日 | 紀伊半島
 桜の季節も終わりかけた時期に、紀北町の矢口浦に立ち寄った.4月も中旬を過ぎていたけど、矢口浦にはあおさ海苔の風景が広がっていた.あおさ海苔と言えば、冬の風物詩だと思っていたので、ちょっと意外だった.  伊勢・志摩から南に続くリアス式海外沿いは、波穏やかで豊富な栄養に富むということで、あおさ海苔の養殖の産地となっている.そう言われてみれば、その通りで、矢口浦はリアス式海岸の最奥地で、ほと . . . 本文を読む

藤坂峠から熊野灘

2024年04月27日 | 紀伊半島
 京都から紀伊半島へ抜けるルートのひとつに、まず高見峠と湯谷峠を越えて大台町へと向かう道順がある.そして、大台町から藤越峠か藤坂峠を越えれば、ようやく南伊勢の海沿いにたどり着く.藤越峠が珍しく通行止めだったので、藤坂峠を経由することにした.  久しぶりの藤坂峠はなかなか過酷な道のりだったけど、無事に大紀町と南伊勢町の境界である峠にたどり着く.よく晴れた青空が印象的な日だった.ところが、思 . . . 本文を読む

【東紀州 さくら巡り】 奥瀞橋

2024年04月22日 | 紀伊半島
 和歌山県の飛地である北山村と三重県の神川町は北山川が境界になっている.その境界を繋ぐ橋がいくつかあるけど、そのひとつに奥瀞橋がある.奥瀞橋を偶然通りかかったとき、神川町側の橋の袂に立派なしだれ桜が咲き乱れていることに気付く.  オートバイを停めずにはいられないほど、素敵なしだれ桜だった. . . . 本文を読む

【東紀州 さくら巡り】 三浦海岸

2024年04月21日 | 紀伊半島
 トイレ休憩がてら、紀北町の始神さくら広場に立ち寄る.ここは、熊野古道である始神峠登り口の起点で、駐車場とトイレ、自販機が併設されている.2年ほど前に始神峠を訪れてから重宝させてもらっている.そして、広場の前には三浦海岸が広がっていて、大きな波音が聞こえてくる.  始神さくらの広場という名前が付いているだけあって、桜の名所として有名だけど、わたしが訪れた時はほとんどが葉桜になってしまって . . . 本文を読む

【東紀州 さくら巡り】 新鹿

2024年04月17日 | 紀伊半島
 波田須海岸で桜を鑑賞した後は、R311をノープランで北上していく.少し北上すれば、季節関係なしに新鹿湾の青い海が出迎えてくれる.そして、新鹿ブルーを横目にオートバイを流していると、海とは反対方向にある真っ白な存在に気付く.  真っ白な存在は当然、桜であって紀伊山地から海へと流れ出る川沿いに桜が咲き乱れていた.ここの場所はと言うと、新鹿湾の西北、二木島峠・逢神坂峠の西側登り口手前にある橋 . . . 本文を読む

【東紀州 さくら巡り】 波田須海岸

2024年04月14日 | 紀伊半島
 桜の季節の鬼ヶ城は、常緑樹林に交じってピンク色の桜が咲き乱れていて美しい.けれど、鬼ヶ城周辺はいつも以上に混雑している.鬼ヶ城の桜は遠目から見るだけで満足だ.混雑から逃げるようにして、大泊海岸から交通量の少ないR311を北上していく.  大泊海岸から静かな東紀州の海岸線を北上し、最初にたどり着くのは波田須の海岸だ.桜の季節の波田須は、今回訪れたのが意外にも初めてだったけど、少し来るのが . . . 本文を読む

【東紀州 さくら巡り】 紀北町

2024年04月10日 | 紀伊半島
 待ちに待った暖かな陽気に誘われて、日帰りのツーリングでも行動範囲は広がり、気付けばオートバイは東紀州の海沿いを走っている.紀北町に銚子川という清流がある.この辺りは海山といって、文字通り海と山が表裏一体になった自然豊かな地域だ.  この銚子川に沿ってオートバイを走らせていると、絶妙な色をした淡い桜並木が目に飛び込んでくる.銚子川には種まき権兵衛の里というの日本庭園があって、この施設の駐 . . . 本文を読む

神川町の桜

2024年03月31日 | 紀伊半島
 今年の3月は寒いのに加えて、下旬まで嵐のような天候が続いた.ところが、3月最後の週末は春らしい暖かさと好天に恵まれ、ようやく春到来といった感じだ.凍結の心配もないほどに暖かで、久しぶりで熊野の神川町までオートバイを走らせた.  神川町と言えば、知る人ぞ知る那智黒石の里だけど、わたしにとっては七色ダムの南に位置する神川温泉が真っ先に頭に浮かぶ.コロナ禍以前、キャンプツーリングをしていたと . . . 本文を読む