仕事で北上在住のイトコ,pukから
誕生日プレゼントにもらったのは・・・ナ,ナント
「きたかみ牛まつり」のチケット。
事前に丹念な下調べをしようにも意外と情報がなく,
「野外で肉を焼いて食べて,屋台なんかもボチボチ出てて,
いくら何でも生ビールくらいはあって・・・」という
漠然としたイメージで迎えた当日。
そもそもバーベキューセットは不要なものか,
最悪の場合は現地で肉を焼けず,屋台をサクッとさらって
生肉をお持ち帰りする・・・という展開まで予想しながら,
一応,屋外なので座るためのレジャーシートと焼肉用の調味料や
使い捨ての食器など・・・と,大荷物の私にオット。
「現地調達で良いんじゃね?」
とはいえ,なかなか思考がプラスに回復しないまま
生肉お持ち帰り用のクーラーバッグは手放せず,気休め程度に
持ったのはステンレス製のトングとキッチンはさみ,割り箸。
ちょうど愛娘を訪ねるという一幸庵カーに便乗し,いざ北上へ。
天気予報は盛岡「くもり時々雨」,北上「くもり」。
盛岡を出た時点では空はどんよりとしたグレー,
途中pukから「北上,晴れてるよ~♪」という情報を得るも,
見上げると時折見える青空はアッという間に暗雲に見え隠れ。
南下する道中もホント,場所によってどしゃ降りになったり
道路が乾いていたり。
到着したのは正午を少し回ったところ。
会場ではアトラクションの鬼剣舞がまさに始まったところで,
競技場脇の芝生には既にたくさんの家族連れが炭火を囲んでいる。
会場をひと巡りしてテナントを確認,まずは肉の確保。
数日前にもらっておいたにも関わらず,
こともあろうか行きの車の中で初めて封を開けたチケットは,
ナント豪華版「きたかみ牛200g×2枚」のステーキ券!!!
(puk,スゴすぎるよぉ・・・鼻血)
引き換え場所の冷蔵ケースからYuki2さんの見立てで
吟味して選んだお肉は,計400gという数字以上に
両手にズッシリ・・・鼻血,再び!
肉族の興奮は高まるばかり。
怪しげな雲行きと霧雨の中,
不測の事態にも雨を少しは凌げそうな樹の下を陣取り,
一幸庵夫妻とはここでお別れ。
(ビールなど,差し入れありがとうございました♪)
何しろ果てしなく手ぶらに近い装備で来たため,
まずは様々なものの調達から。
現金と引き換えであればそれなりにモノは揃うもので・・・
ツマミの枝豆が入った容器はタレ皿に,野菜はカットしたもの
(なす・さつまいも・かぼちゃ・ピーマン)が1人前100円程度で
売られているし,あとはアスパラガスを1束といわちくの
「エルンテフェスト」を購入。
「焼肉係」と書いた看板前のスタッフに声をかけると,
すぐに1斗缶を改造したような炭焼きセットと(芝を傷めない
ための?)乗せ台,焼き網が運ばれてきて・・・
さてさて,それではスタート。
さっそく200gの霜フリフリな大枚サーロインステーキを
焼き網へ・・・ブォッ!(炎)
乗せるや否や即,したたり落ちる脂が炭火に点火し,
急きょ「火災警報厳戒発令」状態。
心の準備がないままに慌ててトングでつかみ,
キッチンバサミで大きめのひと口大に切り分け,
オットとemyさんが裏返し&収容部隊へ。
これではとても「レア」だの「ミディアム」だの言っている
場合ではなく,どんなに頑張っても
「○ッパー○ーフ」のようにはなる心配さえない。
炎が落ち着いたところで野菜とウインナーを焼きながら,
まずは主役のステーキ肉を実食。
グルメリポーターのコメントで
「柔らかい」「甘い」「とろける」はご法度の私ではあるが,
初めてのきたかみ牛は「柔らかく脂の甘みがうまく,
とろけるように」なくなってしまった。
もちろん,サーロインの脂身部分は脇に寄せて改めてジックリ,
脂を落としながらカリカリになるまで焼いてから再食。
あー,自前の調味料がないのが悔やまれる!
途中,雨が降ったり晴れ間が差したり,
上着を脱いだり傘を差したり・・・もう,肉や野菜だけじゃなく,
枝豆もツマミのタコの燻製もすべて網上の人に。
避難が必要なほどに一時的に本降りになった頃には,
ちょうど網の上のものもなくなり,バーベキュー編は終了。
いやいや,400gのサーロインステーキ,
3人で分けて食べても充分すぎるボリュームでした。
撤収後は駅行きのバス時間まで,腹ごなしに散策。
広い敷地内では,牛まつりの他にもさまざまなイベントが
開かれており,それぞれの出店で再び
「玉こんにゃく」やら「マヨたこ」やら
「ニラ焼きそば」やら・・・腹ごなしになってない気が(苦笑)
東北本線で夕方には帰宅。
さすがに夜までお腹が苦しく,夕飯は温かい蕎麦をごくごく軽く。
ココだけの話,それから健啖ぶりを発揮したのがオット。
「小腹が減った」と北上駅で立ち食い蕎麦を食べ,
帰宅後に私が昼寝している間に濃厚バター醤油味のポテチを1袋,
もちろん夕飯は大盛の蕎麦に高菜のおにぎり・・・
いやいやホント,これで太らないのが羨ましい。