土佐のくじら(幸福うさぎ丸)です。
前回の記事でも書きましたけれども、日本は草食獣的な発想をする民族です。
それは、日本人が、侵略を発想しない民族であるということです。
草食獣は、他の生き物を殺めることに興味がありません。
理由は簡単です。
なぜならばそれは、彼らにとって、エサではないからです。(笑)
つまり、日本は基本的に豊かな国なので、他国を侵略する意味、そのものを発想しないのです。
草食獣が、他の動物たちと戦ったところで、怪我をしたり、はたまた命を落とすなどの、
リスクだけがあって、それによって得られる利益が、全くないから侵略をしないのです。
大富豪は、スラム街に行って、強盗しないのです。
なぜならば、スラム街に強盗に行っても、欲しいものなどないからです。
欲しいものなどないのに、犯罪を犯すリスクを背負うはずありません。。
一方、肉食獣は違います。
彼らは、他の生き物の命を奪わない限り、命をつなぐことができません。
ですから、怪我をしたり、命に危険があったとしても、他の命を奪う行動を取らざるを得ません。
しかし逆の意味で、肉食獣にとって、狩りは命をつなぐための行為だからからこそ、
その狩りで怪我をしたり、命の危険があってはならないのですね。
猟師さんは、十分に怪我に注意しながら猟をします。
漁師さんも、海が荒れていれば、出航を控えます。
海に行けば魚はいるので、命の危険を冒したり、船が壊れるリスクを考えれば、
「天候が回復した後、また漁に出れば良い。」と判断しますよね。
これと同じで肉食獣も、(猟師さん、漁師さん、ごめんなさい。)
命をつなぐ行為であるだけに、自分が怪我をしないよう、工夫をめぐらすのです。
特に肉食獣の狩りの対象である草食獣は、とても体が大きく、また身体能力も、肉食獣より優れているのが普通です。
ですから肉食獣は、狩りの対象を選びます。
小さな子供など、絶対に自分たちが怪我をせず、命の危険がない対象を選択します。
また、相手が大きな場合は、群れで一頭を狙うなど、できうる限り、リスクを少なくしようとします。
こういった、肉食獣的な発想をするのが、侵略国家です。
つまり侵略国家は、自分たちより強い相手とは戦わないし、相手が大物ならば、弱くしてから戦うのです。
国家の威信や、国家の存亡云々とか、世界の正義とか、いろいろ後付の口実はいくらでも付けられます。
ですから、彼らの言動や歴史文書に惑わされることなく、きちんとした観察と分析が必要です。
必ず、自分たちより弱い相手を選択し、相手が強い場合は、弱くしてから軍事行動を起こし、
戦っている最中は、無慈悲で徹底的に痛めつけるのが侵略国家です。
なぜならば、そうでないと、自分たちが危ないからです。
侵略国家は、より豊かになるために軍事行動を起こすのであり、損をするのなら行動は選択しないのです。
ですから、侵略的意図を持つ相手から、自国を守るのは案外簡単です。
相手より、強ければ良いからです。
これで解決です。(笑)
それ以外の解決方法などありません。
彼らは、軍事行動のリスクより、得られると推測される利益が多い時にのみ行動を起こします。
それ以外の、行動基準はないのが侵略国家なのです。
集団的自衛権行使容認の閣議決定以降、よく耳にする言葉で、
「そんなことをすれば、中国を刺激するだけだ。」というのがありますね。
それは草食獣、つまり、
防衛でしか軍事を理解しない、日本人独特の感性から来る言葉です。
また、日本人独特の感性を意識した言葉です。
日本人は、国防以外で軍事力を使うことが理解できない、根っからの草食系民族なのです。
ですから、「相手の防衛意識を刺激しなければ、戦争にはならない。」とか、
「戦争したくなければ、相手を追い詰めないことだ。」という発想をします。
「集団的自衛権行使容認すれば、中国を刺激するだけだ。」
日本人は国防で軍事のスイッチが入りますから、「相手を刺激しないように。」と配慮してしまうのです。
しかしそれは、逆の結果をもたらします。
なぜならば、相手=中華人民共和国は、チャキチャキの侵略国家=肉食獣国家だからです。
国家成立の2年後には、チベットを併合しました。
そして内モンゴル、満州、ウィグルなど、次々と国家を飲み込み続けたのが中華人民共和国です。
中国に併合されたくなければ、中国より強ければそれで終わりです。
それ以外の選択肢はありません。
ですからそれは、ただ単純に、日本国民の選択の問題です。
くれぐれも肉食獣国家に、余分なえさを与えるような判断をしてはなりません。
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