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もんく [とある南端港街の住人になった人]

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マレーシアでもカツマー本

2010-02-28 10:35:20 | 日本脱出
前回同様、日本の本ネタ。

カツマー本がマレーシアでもけっこう売れているのか、数冊平積みになっていた。ちょっと前に見た雑誌でもカツマー対リカみたいな記事があったけれど、その時期から今でもカツマー勢いは衰えてはいないのだろうか。

カツマー本の中身はきっとそう悪くないだろうと思う。それはまあ彼女が実際にそうしているわけでフィクションとして書いているわけではないだろうから。そのあたりはアマゾンのレビューでも誰かのブログでも見ることはできるだろうからそっちに任せる。


そうした本と言うのは過去から現在までいろいろあって、名著と言われるようなのもあるわけだけれども、だいたいが忘れ去られる運命にある。それはトレンドであったり世の中に合うとか合わないとかそう言ったことも大いにある。


しかしながら、思うのはやはりそう言う本は多くの人にとって"役に立たなかった"と言うのがほとんどじゃないのだろうか。「本の内容は悪くないはずだ」と書いておいて「役に立たない」と言ってしまうのはどうしてかと思うだろう。その通りで、中身が良くても役に立たないものは立たないのだ。

そう思うのは何故かと言うと、勝間氏は勝間氏として自分の名前で生きているのに対して、カツマー本を買って読む大半の人たちはどこどこ会社に所属して生きていくとか、そうでないにしても誰かの考えたやり方を真似してやって行こうとする一般の人たち(それが悪いって事ではなくて)なわけで、そのベーシックな部分の違いを放っておいたまま勝間氏の良いところだけ楽して(本代を払っただけで)貰おうなんてできるわけが無いと思うわけだ。


何とかの勉強法なんてのもその類の本で、勉強する習慣が無い人間がそんなものを読んだとしても成果が得られるわけがないのと同じだろう。


外交官か何かだった野口健氏のお父様が健氏に、おまえは自分のように地位でなくて野口健として生きて行けと言ったそうだ。世の中の大半の人はそんなことはしないわけで、どこかの会社とかグループとか肩書が無ければ只の人って言う生き方を選ぶ。(何度も言うけれど、それがダメってわけじゃない。)

そう言う普通の選択をしていながらカツマー本も何も無いのではないかと感じるのである。だから、カツマー本が必要な人にはそれがほぼ絶対に実現できないだろうし、カツマー本が必要ない人はもうずっと先に行ってしまっているわけで、ではカツマー本の存在意義はどこにあるのだろうとまた変に思ってしまう。

勝間氏には悪いけれど、それはあなたを裕福にする効果があるだけかも知れませんね。どうでしょう?


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