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もんく [とある南端港街の住人になった人]

スペインかポルトガルの港町に住みたい
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日本企業、海外でうまくやれない理由

2019-06-02 22:49:56 | マレーシアでニャー2019
こんな記事が出ていた。 (リンクは2ページ目に設定してある。) 「内弁慶」な日本企業が世界で大損しているワケ 日本人は海外にいると常に情報弱者になる。自分もそう。だってまずは言語の壁。仕事用の言葉は簡単だけれど常時使わない言葉が非常時には必要になるがとっさにはわからない事が多い。(もっと勉強せい!) 記事にあるようにそれだけじゃなくてちゃんと必要な情報を与えてもらえない事も多い。人を信頼していると思っても、コミュニケーションのために宴会をやってもこれは無理な場合が非常に多い。日本人は海外で上司になるけれど地位力だけでは何も解決しない。相手は上下関係の中で「仕方なく」言う事を聞いているだけだから。って事は自分に不利な事は言わないし面倒な事は隠してしまう。 (さらには部下に口封じのような事まで公然とする。俺に文句は言うな的な事はいつもやっている。) そうした実例は稀でなく頻繁に見る事ができる。前のMDの時、Directorの人が小さな声で言った。xxはうるさいから...と。それを聞いた時は驚いた。そのMDはその人を信頼していろいろ重要な仕事を任せていると思っていたから。また、明らかにある従業員に対して不利な事をあたかも真実かのように吹き込んでいるのもわかった。非対称な情報を流していると言のに当たる。 非対称な情報を与えられて、バカな決定を下してもまあ、その位の事なら追求せずに任せてしまえと言うのは日本人特有のやり方かと思う。そうして徐々に骨抜きにされていって、小さな情報は入らなくなる、と言うか連絡すらしなくなるし、大事な情報からは隔離されるって事になる。前にいた日系企業など不正経理があったと思われるのに証拠すら隠されたままうやむやになっていた。 残念ながら多くの場合日本の国際化なんてそんなもの。単に安い人件費だけ求めて進出してもロスも大きくなるし自ら防ぐ手立ても採れない。 多分、よほどの企業でない限り、海外に人を送り出す前に事前準備をして来ないのではないだろうか? 日本での職場環境と海外での違い。装置等の違い。メンテナンスの違い。スキルレベルの違い。体制の違い。福利厚生に必要な事や慣習的に行われている事。複数言語を乗り越える方法。物理的な事では生産環境やマシンの違い。メンテナンス体制やスキルレベルなど、事前に調べておけば良いような事をその場になってから知ると言う事になっていないか? これはもう、ほとんど何も情報を持たずに丸腰のまま出てきている。そうぃてそれがどれだけ損失か、損失を出した後でさへ気づかないのではなかろうか。

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