
朝、7時少し過ぎに家を出た。大通りに達するほんの10m手前で交差点をバスが出て行ってしまうのが見えた。
もう遅い。バスは無常にも通り過ぎる。が、そこであきらめてはいけない。同じところに行くバスはもう1本あるはず。と思ってバス停で待つ。20分したかしないうちに次のバスが来た。出発は7時半。通常KLセントラルまでは45分から1時間かかるのでギリギリ。もしどこかで渋滞していたら8時45分には到着できないが、今日は土曜日なので大丈夫だろう。
結果、8時に到着。何と30分で到着してしまった。
早く到着したおかげでKLセントラルのYMCA前の路上に出ているお粥屋さんで朝食がとれた。1杯2.2リンギット(約60円)。お店のご主人日本人だと珍しがられる。日本人ならずとも外国人が食べそうなところではない。お粥はやはり日本のお米よりこちらのお米の方が合うと思う。
YMCAには欧米人を中心にいろいろな人が集まってきていた。(YMCAロビーには被災した日本のための募金箱が設置されていた。)総勢20名ほどだったかと思う。マレーシアの人も参加していた。説明してくれるのは中国系のおじさん。元気ではっきりした発音、よく聞き取れるのがありがたい。どこを見て歩いたかは前の記事にパンフレットのURLを入れているのでそれを参照のこと。

と、言うわけで、結論としてはこのウォーキング・ツアー素晴らしいよ!、とお勧めしたい。
説明を聞かずにKLセントラルを歩いて回ることは可能だけれども、説明されないとなるほど、と分かる事はとても少ない。時間の奥行きの中でこうした建物がどのように出来てきたか、どうしてイスラム、仏教、ヒンドゥー、キリスト教の寺院がこんなに隣り合って存在できているのかはやはり地元の人の言葉を聞いて初めて分かることだった。ヒンドゥー教寺院も2つ並んでいるのを見て、知らないとわけがわからないけれどもそれなりに理由があるのだった。
総じて見ると、このKLセントラルの街はまさに、マレーシア在り方そのものを表していると言える。多民族、多宗教、(元)支配者と非支配者などが混じり合ってお互いにそれを認め合って肩を寄せ合って生きている。他の国だったら戦争が起こっていても不思議ではないのにこの国は全くそうなっていない。いろいろ問題はあるにしても全員がそこに居ると言うことが前提になっているから血を流す事態までには至らない。何て特別な国なのだろうと改めて歓心させられるツアーだった。
1番上の写真はスリ・カンダスワミ寺院を出るときにお菓子を配ってくれたところ。(建築の好きな人、このお寺は新しいコンクリート製ですが、これまで見た中では一番木造時代の痕跡を残しているのが特徴的。ヒンドゥーと言うとどうしても石のイメージがあるけれども同じような形を木造でやっていたのだなとすぐに分かるところが興味深いと思います。)ここ以外にも無料で食事を振舞ってくれる施設がKLセントラルにはいくつかある。誰が行っても良いとのこと。今度行ってみる。
今日のツアーは2時間ちょっとで終わり。午前11時過ぎだったので今日はKLセントラルで昼食。
ツアーの中で紹介されたThe Temple of Fine Artsと言う寺院があって、それは寺院と言うには現代的な形をしたビルなのだけれど、その中に値段表の無いレストランがある。店構えは分厚くて重いドアを押して入るかなり立派な高級レストランの雰囲気。そう聞くと怖くて入れないのだけれど、実は従業員はボランティア、料理はビュッフェ形式で利益は全て慈善事業への寄付になるのだそうだ。
注目の料理はどうかと言うと、もちろんインド料理であるからスパイスの効いたカレーが主となるけれども、食べてみるとなるほどインドのカレーってのはこっち方向に進化するものなのかと言うように感じるものだった。どちら方向にも突出することなく、調和を重視した味になっている。ベジタリアンなので肉類は一切入っていないけれども食後の満足度も高い。料理人さんもちゃんと修行した方だとのこと。
最後にこれにいくら支払うかと言うのが問題なのだけれど、ここでいくら支払ったかはあえて言いません。行ったときに払おうと思った額を自分で考えるのが楽しいと思うので。ちょっと迷いますけれど。
(このレストランに入るには短パンは禁止でした。今日、短パンだったのでお店にあったズボンを借りました。ご注意ください。)
もう遅い。バスは無常にも通り過ぎる。が、そこであきらめてはいけない。同じところに行くバスはもう1本あるはず。と思ってバス停で待つ。20分したかしないうちに次のバスが来た。出発は7時半。通常KLセントラルまでは45分から1時間かかるのでギリギリ。もしどこかで渋滞していたら8時45分には到着できないが、今日は土曜日なので大丈夫だろう。
結果、8時に到着。何と30分で到着してしまった。
早く到着したおかげでKLセントラルのYMCA前の路上に出ているお粥屋さんで朝食がとれた。1杯2.2リンギット(約60円)。お店のご主人日本人だと珍しがられる。日本人ならずとも外国人が食べそうなところではない。お粥はやはり日本のお米よりこちらのお米の方が合うと思う。
YMCAには欧米人を中心にいろいろな人が集まってきていた。(YMCAロビーには被災した日本のための募金箱が設置されていた。)総勢20名ほどだったかと思う。マレーシアの人も参加していた。説明してくれるのは中国系のおじさん。元気ではっきりした発音、よく聞き取れるのがありがたい。どこを見て歩いたかは前の記事にパンフレットのURLを入れているのでそれを参照のこと。

と、言うわけで、結論としてはこのウォーキング・ツアー素晴らしいよ!、とお勧めしたい。
説明を聞かずにKLセントラルを歩いて回ることは可能だけれども、説明されないとなるほど、と分かる事はとても少ない。時間の奥行きの中でこうした建物がどのように出来てきたか、どうしてイスラム、仏教、ヒンドゥー、キリスト教の寺院がこんなに隣り合って存在できているのかはやはり地元の人の言葉を聞いて初めて分かることだった。ヒンドゥー教寺院も2つ並んでいるのを見て、知らないとわけがわからないけれどもそれなりに理由があるのだった。
総じて見ると、このKLセントラルの街はまさに、マレーシア在り方そのものを表していると言える。多民族、多宗教、(元)支配者と非支配者などが混じり合ってお互いにそれを認め合って肩を寄せ合って生きている。他の国だったら戦争が起こっていても不思議ではないのにこの国は全くそうなっていない。いろいろ問題はあるにしても全員がそこに居ると言うことが前提になっているから血を流す事態までには至らない。何て特別な国なのだろうと改めて歓心させられるツアーだった。
1番上の写真はスリ・カンダスワミ寺院を出るときにお菓子を配ってくれたところ。(建築の好きな人、このお寺は新しいコンクリート製ですが、これまで見た中では一番木造時代の痕跡を残しているのが特徴的。ヒンドゥーと言うとどうしても石のイメージがあるけれども同じような形を木造でやっていたのだなとすぐに分かるところが興味深いと思います。)ここ以外にも無料で食事を振舞ってくれる施設がKLセントラルにはいくつかある。誰が行っても良いとのこと。今度行ってみる。
今日のツアーは2時間ちょっとで終わり。午前11時過ぎだったので今日はKLセントラルで昼食。
ツアーの中で紹介されたThe Temple of Fine Artsと言う寺院があって、それは寺院と言うには現代的な形をしたビルなのだけれど、その中に値段表の無いレストランがある。店構えは分厚くて重いドアを押して入るかなり立派な高級レストランの雰囲気。そう聞くと怖くて入れないのだけれど、実は従業員はボランティア、料理はビュッフェ形式で利益は全て慈善事業への寄付になるのだそうだ。
注目の料理はどうかと言うと、もちろんインド料理であるからスパイスの効いたカレーが主となるけれども、食べてみるとなるほどインドのカレーってのはこっち方向に進化するものなのかと言うように感じるものだった。どちら方向にも突出することなく、調和を重視した味になっている。ベジタリアンなので肉類は一切入っていないけれども食後の満足度も高い。料理人さんもちゃんと修行した方だとのこと。
最後にこれにいくら支払うかと言うのが問題なのだけれど、ここでいくら支払ったかはあえて言いません。行ったときに払おうと思った額を自分で考えるのが楽しいと思うので。ちょっと迷いますけれど。
(このレストランに入るには短パンは禁止でした。今日、短パンだったのでお店にあったズボンを借りました。ご注意ください。)
(今日、短パンだったのでお店にあったズボンを借りました。)
って書いてありますが、毎日サンダルと短パンでしょうが。