もし日本へ行くとしたら

活断層の母に電話してみた。今日は頭はしっかりしていて、前回の電話で話した事をちゃんと覚えていた。きっとムラがあるんだろう。弟が面倒見てくれているとかで、よく食料品を多めに買って持ってくるそうだ。ありがたい事だ。

こっちで話しているのは、最終的には日本には行かないといけないだろう(これはビザの更新や他所へ移るにしても今の時点では困難であるため)が、行くと思うと「憂鬱」を感じてしまう事。引越しには面倒な手続きがある事もあるが、それより、日本で普通に生きていける気がしないのだ。日本からマレーシアに来た11年前は何のあてもなくただ来て、そのうちインドネシアへ行こうと考えていただけだったけれど、それに比べてもここから日本へ行く方がビザの心配が無い以外は気持ちは重くなる。なぜだ？

あまり上手くやっていける気がしない。

唯一、やってみたいのは家を作る事かな。一応建築デザインは勉強してるし。小さいのだったら自作できると思う。そうだ、それから、活断層の母の家の歪みを直すのもやらなきゃ。多分簡単だと思う。現実問題、母はあと10年生きないんだろうなあ。その間に大地震や富士山噴火が来なければ良いけど。