
日本のニュースを全部チェックしていないのですが、断片的に伝わってくるいくつかのニュースを読んでいると、日本て本当にどんどんダメになって行く国だなと感じられてしまいます。特にダメなのはもちろん政治です。
半導体不足でいろいろな物の生産ができないと言われています。これに関連していくつか特徴的なニュースが流れました。最初の大きなニュースは台湾TSMCに日本の九州あたりに半導体工場を作ってもらうと言うものでした。これは政府も動いて、この決定、日本をあげて喜んでいました。これ、本当に喜ばしいニュースですか?TSMCって、ほんの10年かそこら前までは日本の製造装置で半導体作って売ってた会社ですよね。半導体不足解消と言う意味では正しい選択かも知れませんけど、日本にインテルとかAMDとかARMとかができるのじゃなくて、ただの工場ができるだけですよ。嬉しい?21世紀も20年経って、製造業の工場ができるだけですよ。それ本当に嬉しい?
そしてつい最近ニュースではこの半導体誘致のために九州の高専に半導体の製造を学び学科をいくつか新設すと政府は決めたそうです。これで、どんな立場を目指しているかよくわかりますよ。つまりそれはエンジニアじゃなくて、テクニシャンレベル人材の育成って事です。テクニシャンてのは現場で細々と働く技術要員です。そこなの?って思いません?絶対にインテルとかIBMレベルの企業立ち上げようと考えないわけですよ。いきなりやれって言っても無理ですけれど、今まで他国の先行を見て何して来なかったのがありありとわかるわけです。半導体不足があってやっと動く。
外国人に働きに来てもらうとしても、彼らが想像よりダイナミックに移動しているって想像する人はきっとあまりいないと思います。実際には国に家族を残して来ているので3年もすると一時的には帰国します。その時点で他の兄弟や友達からあっちの国の方がお金をくれるとか待遇が良いと聞けば絶対そっちへ移ります。でも、受け入れ国と言うのはお金を出す立場なので受け入れて「やってる」と考えてしまうかもしれません。マレーシアはまさにそうで、たぶん日本もでしょう。マレーシアなんか為替レートが悪くなって外国人がいなくなるとお得意のパーマ油は輸出できなくなり、野菜国内産が全滅して中国野菜になり、製造業はほぼ全滅、レストランも開店できなくなります。気を付けないと日本も全く同じになります。日本だって今は外国人いないとコンビニが成立しないでしょう。
今、為替が落ちてきていて、下手するとこのまま再起して来ない可能性も指摘されています。本当はどうかわかりませんけど。今はある程度のレベルのエンジニアとかなら日本で働くよりタイの方が給料が良い場合があるほどなので、日本は今が踏ん張り時じゃないかと思います。
ブースター打ってきた。ファイザー。
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