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もんく [とある南端港街の住人になった人]

数字数字数字数字数字

時々会議と言うものに呼ばれる。

時々と言っても月に1回とか週に1回とか、レギュラーなのも多い。特にそうしたレギュラーな会議だと、みんな資料を用意してくる。席に座ると紙が10枚以上集まる。紙には、それぞれだけれどいつもと同じような書式で枠が描かれている。その枠の中に数字がいっぱい詰め込むように書かれている。

要はエクセルで作ったのを印刷してくるらしい。ほとんどの場合、前回(先月とか)の数字が縦に並んでいてその横に今回、一番下の段は合計とか。さて、それを見て今回は前回と比べてどうだったかと言うような事になる。こう言う段取りはけっこう普通だと思う。

が、その数字を眺(なが)めて.....紙を配る方は数字を"読む"かもしれないが、もらう方は"眺める"....、それでいったい、何がわかるのか? 実際のところ、ほとんど何もわからない。横の数字と今見ている数字のどっちが大きいか小さいか、それまではわかる。これがさらにその前の数字と比べてどうなのか、さらにその前とは...となるとなかなかわかり難い。

さらに、その数字が他のどの数字とどう言う関係を持っているのか、または無関係に変化しているのかまでになるともうほとんど無理な世界に入り込む。と、まあ、そう思うのはこの自分の事。


でも、もしかして普通の人間には、羅列されたたくさんの数字から何か読み取ると言う能力はあるものだろうか? マレーシアに来て、数字の羅列を作る人はたくさん見てきたけれども、それをグラフにする人と言うのをほとんど見たことがない。

自分は工学系の学部を出ているけれど、そこではデータ、つまり数字の羅列は"処理"するものと教わっていて、逆に処理と言うものをしないデータは自分でもわからない。例えば日が経つにつれて増えていく数字があるとする。144日してその数字が259だった。さらに215日経過したら371になっていた。457日目には826だったとして、さて、この数字と日数の関係が直線的に増えているのか、増え方が加速しているとか減速しているとか、数字を見せられてすぐには全くわからない。

例えば、これが営業成績だったとしたら、増え方が加速しているなら楽観的に思えるはずで、もし数字は増えていても減速だったら将来を危ぶまなければいけない。こうした事が数字だけ見てすぐわかって、会議の場でそれについて何か言えるものなのだろうか?と、いつも思う。

たまには天才的な人がいて、わかる人がいるかと思うけれども、みんながみんなそうとはとても思えない。こう言うのはこれまで確かめた事は無いのだけれど、普通どんなものなんだろう? 

誰か知っていたら教えて欲しい。
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