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もんく [とある南端港街の住人になった人]

スペインかポルトガルの港町に住みたい
日本→インドネシア→台湾→マレーシア→日本
since Oct. 2004

クエラヤ

2010-09-07 21:51:47 | まさか、マレーシア!
夕食をインド食堂のマジュマジュで食べていたらテレビがアザーンを流し始めた。

すると奥の席で2つ分のテーブルをつなげて座っていたマレー系の大家族が食事を始めた。彼らは座って料理を待っていたのではなくて断食明けの時刻を待っていたのだった。と、突然、背後のドアを開けて男が走りこんでくる。その男は黄緑色をしたティッシュボックスより少しだけ小ぶりの箱を持っていた。それはデーツ(ナツメ椰子の実)の箱だった。彼は食事を始めた家族の皿の上に1個づつのデーツを配って回るとそのまま少しも速度を緩めることなくドアから出て行ってしまった。

その食堂にいたのはインド系、中華系、そして日本人もいたのだがどうやら対象外らしくデーツは回ってこなかった。残念ながら。彼らは今日も食事ができる幸せを味わったことだろう。


デーツは回って来なかったけれども会社である人にお菓子を貰った。ラマダン明けのハリラヤに食べるクエ・ラヤなのだ。クエはマレー語でケーキやお菓子の事。(ラヤは直訳すると大きいと言うような事だけれども、ただ大きいだけじゃなくて"特別な"と言うような意味も含む。)直径15cm位の透明なプラスチックの入れ物に花形をした同じ形のクッキーが揺すっても叩いても動かない位にいっぱいに詰められている。

ムスリムではないがお裾分けをいただいたのである。



昨日、スクーターのヘッドランプの球が切れた。切れたのじゃなくて道路にある、名前はわからないが車のスピードを落とさせるための出っ張りでジャンプしていたので球がソケットから外れて壊れたのだと思う。変な音がしたなと思ったらヘッドランプの電球だったのだ。

スクーターは大切に扱いましょう。



日本人から見ればマレーシア人は働かないように見えるとよくいろいろな所に書いてあるし、実際にそう言うような意味のことを言う人はよくいる。

それがビジネスマンだったらどうなのかと、逆に思う。もしマレーシア人が仕事ができないと言うのなら、日本人ビジネスマンは彼らに仕事をしてもらう術を知らない、つまり管理者としてマレーシアに出てきて仕事を遂行できるだけのスキルが無いと自分の事を言っているのと同じじゃないのだろうかとも思えないでもない。

日本人は国際化とかインターナショナルとか、そう言った言葉を使う割には実際そのためのスキルを勉強する機会など無いしそれが切実に必要だなどと思うことだって無いのだから仕方ないのかも知れない。いつまでも井戸の中の蛙なのだなと思う。


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