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もんく [とある南端港街の住人になった人]

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システムが大好きなマレーシア

2013-01-02 22:53:34 | どうにか4年目マレーシア
マレーシアで仕事の話をするときによく使われる言葉、それは「システム」。

以前にも書いているがマレーシアの人は日本がきちんとした良いシステムを持って動いていると思っている。思っていると言うよりは勘違いしている。システムが流行語なのか単に大学などでビジネスを勉強すると頻出する言葉なのかどうかはわからない。

マレーシアのような先進国を後から追う立場の国においてはどうしても先進国の完成した形を見てそれを取り入れようとするために、先進国の"結果"を見てそれを優れたシステムと呼ぶのではないかと想像される。


先進国の人間からすれば、そんなものシステムでも何でもない。単に日々何かやってきた結果できてしまった何かに過ぎない。その何かは今でも別の何かになるべく変化している最中のその時点での1点に過ぎない。そんなものを完成品として取り入れようとしても、その動き事態が無駄なのである。

本当に真似しなければならないものがあるとすれば、それは単に毎日違うやり方を考えて工夫すると言うことに尽きる。それ以外にシステムらしきものなど何もなければ不要でもある。


話の中でシステムと言う言葉を使う人にはこう言うことにしてる。そんな言葉は忘れなさい、と。

日本人だからと言ってスマートで万能薬のようなやり方を持っているかと思われるらしいが、そんなのはちょっと本を読んで本気でやってみる時間さへあれば誰にでもできる。マレーシアの書店にだってアメリカや日本の事を書いたビジネス本が山と積まれているのだ。要はそのインスタントな知識を頭で考えているのでなく、実際に手や身体で実践してみるかどうかにかかっている。


その意味でマレーシアの困ったところは、管理職、中間管理職は頭を使うだけで身体を使わず労働者の実際の気持ちや苦労などが全く理解できない、しようとしない事にある。下手をすると大きな声で怒鳴ることが管理職の仕事だと思っている人もいるようなのだ。

とりあえず、システムなどインスタントな解決策の事は忘れてしまう事だ。


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