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もんく [とある南端港街の住人になった人]

ミスするチャンス

台湾に来ている人は台湾人エンジニアに厳しい人が多い。
ちょっとしたミスにダメ出しが出る。
めんどうなのでそんな言葉に付き合わない事にしているが、ちょっと酷いと思うこともしばしば。
相手がエージェント会社(平たく言えば下請け)で経験少ない人間が多くて言葉も通じないから言い易いんだろうなあ。


でも、最初に言っておいたのになあ。
「彼らが何かミスしても、変な事しても許してやってくださいね」って。

なぜなら、装置台数の多さとその反対に人の少なさは前代未聞、まさにスケジュール見ただけで「無理」と思った位。加えてその装置のほとんどが未完成のまま入ると言う状態。


こんな誰も経験した事のない仕事のやり方をどうにかするとすれば、とにかく誰かが何かやってみるしか無い。ミスしても怪我せずにやり続けてもらうしか無いのだから。そんな時にいちいちダメ出しして意欲を削ぐなんてのはどう考えても自殺行為。


そんなわけで考えた。
今回の自分の仕事の枠組みは「ミスするチャンスを与える事」にしようと。



これが適用できるのはこんな特殊な場合ばかりじゃないかも知れない。
我々はけっこう他人のミスや間違いに厳しい。
いちいち例をあげないけれど、そんなにミスがいけないのなら、そのうちに日本人(世界中かもしれないが)全員が切腹しなければならないんじゃないかと思われるほどだ。一度もミスせずに天寿を全うできる人っているんだろうか?

よく言う事だけれど、4番バッターだって3回に2回はミスをしている。成功は3回に1回だけだって。
つまり2回の失敗をしないと1回の成功は無い。普通の人だったら10回の失敗をしないと1回成功できないかもしれない。
1回のミスで切腹じゃ誰も生き残れないよね。


だから「ミスするチャンス」って大事じゃないかと思う。
たくさんミスしてちょうだい。みなさんも。

コメント一覧

chisa/uyu
そんなに大変なら会社も人を多くすればいいのに。ミスする人に言う前に、「台湾に人をもっとよこせ」と日本の会社には言わないのでしょうか?

言わないではなく、言えないのかな?







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