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もんく [とある南端港街の住人になった人]

スペインかポルトガルの港町に住みたい
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やる気スイッチ、OFFの瞬間

2021-10-08 22:48:51 | マレーシアでニャー2021

また、短期プロジェクトをやる事にした。目処としては3日間程度で完了したい。

新しいアイデアを思い付いた。なぜかわからないけれど、ふっと思い付いた。それでちょっと調べた。できそうな気がしてきた。忘れないうちにやってみる。そう言う事。

 

やる気と言う言葉があって、ポジティブな言葉として使われる。やる気があればなんでもできるとか、やる気を見せろとか。でもね、それはほとんど嘘だな。やる気と言う言葉は、ドリンク剤を飲んでドーピング状態になっている的なニュアンスがある。つまりは一時的なものだ。普段何もなければやる気が無くてダラダラしているが、ある時に待ってましたとばかりに力を出す。

嘘だな、それは。

本当に何かやる時ってのは、そう言う一瞬の高揚感に頼ってなんかやらない。スタートラインもヨーイドンも必要なくてただ始める。そしてただやり続ける。それだけ。一瞬の高揚はすぐに冷める。それに、やる気はいつしか演出できるようになってきて、演技になる。それにあまり上手い演技なくても良いような雰囲気ってのを皆が作り出してしまうからそれこそ演劇になってしまう。そんな芝居小屋に集まる方がどうかしている。

 

数日前、いつものマレー食堂で買ってきたお弁当を食べようと、空き部屋に入ったところ、生産管理のKがいて何かを訴えるように話していた。大きなテーブルの向こう側にいるのは生産のCだった。コロナによる行動制限で話をする時間は減っていたし、そうしている間に問題も起きていた。そうでなくともKは日頃から起きている問題で迷惑を被っていたし、そしてそれをどうにかして欲しいと考えていたが、誰も共感してくれる事は無かった。ほとんど諦めかけているけれども、Kは機会ある毎に言う。

さて、そこで始まるのがいつもの演技だ。CはKの言う事にいちいち共感するようにうなづくし、時々自分の言葉を挟んでいる。しかし、Kはそれでは納得しない。これまでも何度も訴えてきたけれども事態は何も改善方向へ動かなかったからだ。そしてKの言葉はどんどん長くなる。うなづいて演技していたCも疲れてくる。そのうち返事をしながら下を向いて何か自分の事を考え始めるのがわかる。

こんな事がこれからもずっと続くのだろう。



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