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もんく [とある南端港街の住人になった人]

スペインかポルトガルの港町に住みたい
日本→インドネシア→台湾→マレーシア→日本
since Oct. 2004

MAXIS 3G Down?

2010-07-14 22:58:37 | まさか、マレーシア!
一昨日あたりからMAXISの3Gインターネットが使えなくなっている。回線がダウンしているのだろうか?

しかし3Gの電波が来なくてもEDGEが使えるからちょっと遅いだけだ。表示では236.8kbpsしか出ていない。以前にPHSのモデムでやっていた頃は64kbpsだった。それでも常時接続だったので何とか動画でもなければ使えていたがそれに比べればまだまだ快適な範囲じゃないかと思う。

でも早く回復してくれる事を望む。



高コレステロールは脳卒中などの原因になるとずっと信じられてきたが、実は高コレステロールの方が脳卒中での死亡率はそうでない人の半分だった事がわかったそうだ。前年来、トヨタ車の不具合が話題になっていた中でアクセルが戻らずにブレーキが効かなくなる不具合があるとされていたものは実は操作ミスだったことが調査で判明したと言う。

こんな簡単な事が車の場合は半年以上、コレステロールに関しては何十年もの間分からなかったし間違った事が信じられてきたことになる。世の中にはそう言うことがかなり多いと思っている。

何も根拠が無くても我々人間は信じ易いものを信じる性質を持っているらしい。仕事の中でもそう言う事がけっこうある。どうしてそうなのかと言うと、きっと人は面倒臭がり屋なのじゃないかと思う。一度何か信じておけばその後の事を何も考える必要は無くて、楽なのだ。

エンジニアリング関係の仕事であるといつでもそう楽をしているわけにはいかないので毎日証拠集めに忙しい。ちょっとした測定をするだけでデータは豊富に集まる。今まで常識だと思われていたことが簡単に覆る。それが技術仕事の面白さであるけれども、逆にそんな簡単な事をしないで楽してサボっているだけで簡単に不具合が出ると思うと怖い。

逆に、みんなが信じて疑わない事を好いことに楽してしまうって事が簡単に出来もする。さらにその逆を言ってしまえば、やろうと思えばいくらでもネタは残されていると言うことでもある。

コレステロールと脳卒中の関係を調べてみた人、トヨタ車の調査をした人はきっと楽しかっただろうと思う。

なぜタンク

2010-07-13 20:29:49 | まさか、マレーシア!
アパートの2つあるバスルーム(トイレ兼)の天井裏には水タンクがある。そのタンクはトイレタンクのフロートと同じ式で水がたまるようになっているが、昨夜からそのフロート付自動水栓のパッキンがおかしくなったらしくシトシトとオーバーフローが流れてきていた。今朝このまえの水道工事の人に電話とsmsで午後6時に来てもらって修理してもらった。フロートを丸ごと交換した。

6時の約束でキッカリ6時に彼は来た。この前と同じだ。家が近いにしてもそんなに時間ぴったりに来られるのは不思議だ。インドネシアだったらこうは行かないが、マレーシアはこんなものなのだ。

今回の修理代もオーナーが支払うのでこちらに負担は無かった。

ところでアパートの中にどうしてタンクが必要なのだろう。水道管は下から1本上がってきて家に入ったところで直接水栓に入る管とタンクを介して水栓に入るものに分かれる。直接使う方だって特に問題なく使えるのになぜタンクがあるのかよくわからない。タンクの位置は天井裏だから水圧には貢献しないのだ。


今日は(も)特に面白いニュースは無いです。

いろいろある。

2010-07-11 17:48:34 | まさか、マレーシア!
バスの窓の水滴がまるでプラスチックの粒で作った暖簾のよう。


KLの100円均一(マレーシアでは5リンギット)のショップで日本人の中年男がレジ係に向かってクレームを付けていた。レジ係は当然言葉がわからないので日本人の店長らしき人に携帯電話を繋げた。

クレーム男は、自分は日本人なら誰でも知っている大手都市銀行の名前を挙げてその銀行に勤めている者だがなどと前置きした。話の内容は3ヶ月毎日使った目覚まし時計が動かなくなったが、日本にあるおたくの店では3ヶ月使っただけで壊れるような物は売っていなかったはずだ云々...と少し怒ったような調子で言う。

もっと高い家電店などで買ったものならどれも1年補償だろうが、100円で買ったものを3ヶ月毎日使って壊れたからと言ってクレームにできるものかどうか....?

クレームを言いたい気持ちは分からないではないが、自分の勤務先企業名を個人的なクレームに使う、それもたかが100円の物のために使うのはどんなものかと思う。あなたの勤務している銀行名は確かに有名だろうが、その目覚まし時計は個人の物だろう。その人はそうして自分の後ろに建っている看板を使ってしか自分の事を言えないのかと思うと逆に可愛そうな感じがしないでもない。

これまで職を失ったいろいろな日本人男性に会ってきたが、そのほとんどが自分はこうこうこうした会社でこうした仕事をしていた者だと自己紹介していた。それも直近であるならまだしも、もう10年も前の事を言う人も多い。きっと死ぬまでそう言っているのだろうと思う。自分自身を単なる自分自身として言えない悲しさが日本人の男にはあるのだなあ。

そのクレーム男の銀行に実は自分も口座を持っている。以前に派遣の仕事をした時に給与の振込み先をその銀行にしてくれと言われてから使っている。使っていて思うのはその銀行の行員さんは他の銀行に比べて全く良くない。自分の銀行の商品やサービスについて少なくとも他の銀行の行員さんより不勉強で何をするにも手間取る。クレーム男のあの姿があの銀行員のそれとダブルので仕方ないのかなと感じもする。哀れなり、銀行員。


手を油に突っ込んで揚物をする揚物屋のおやじ。



帰りのバスが道を間違えそうになった。間違えそうになったのは最近バス路線が少し変更になったためだ。変更になったことを知っていて元の目的地手前で降りようとした中華系のオヤジが降車ボタンを押す。押したところは交差点であるが、バスが左へ向きを変えようとしたのでオヤジは元のバス停へ行くのかどうかと運転手に聞いた。運転手は答えずに間違ったバスの向きを元に戻そうとした。

オヤジと自分を含む他の客は結局そこで降りたがオヤジは運転手が答えずにいた事に腹が立ったようだ。先に降りたオヤジは歩きながらこちらに振り向いて運転手の悪口とバス会社の悪口をさんざんに言った。(細かい内容はそれが本当かどうかわからないので書かない。)

その内容からは、中華系とマレー系(運転手の多くがマレー系)には普段はわからないけれども溝がある事が感じられる内容だった。この国でマレー系は多数派だけれども経済的に恵まれない人が多いので政策的に優遇されている面がある事への不満があるらしい。多民族国家であってもこうして表向き平和で表立った争いにはなっていない世界でも珍しい国マレーシアではあるけれどもいろいろ内に含む問題はあるものなのだ


バスのブレーキから煙が出て別のバスに乗り換える。
高速道路の上だ。


いろいろあった1日だった。

海外旅行は心配が多い

2010-07-10 16:32:59 | まさか、マレーシア!
今日は半日仕事の土曜日なので帰ってから近所にロティ・チャナイを食べに出た。

ロティ・チャナイ2枚とテー・タレ・アイスで3リンギット(90円ほど)だった。物価に比べても安いのはこれがマレーシアの基本メニューだからだろうか。ありがたい。(メニューの説明を書かないけれどもどこかで調べれば出てくると思います。どうせ興味無いだろうし。)


帰りにベビーシッターさんのやってる屋台の前を通る。
そうだ、キャサリンさん、今度ベビーシッターさんにスマトラに連れていってもらったらどう? (ベビーシッターさんはスマトラから嫁いできているのだ。)

行きたくない!

スマトラなんてそんなに行ける機会はないんだから良いのじゃない?
(スマトラは観光地としてはけっこう危険な土地のように言われていて「地球の歩き方・インドネシア編」でもページが少ない。知っている人がいるなら心配ないだろうと思うが。)

だって、あのお喋りのベビーシッターさんと一緒に船に乗るときっとたくさん話しかけられるけど言葉わからなくて何も言えなくなるのがわかってるし、きっと家族もみんなお喋りだろうから怖いじゃない。

いったい何を心配しているのだろう? 普通、日本人は安全だろうかとか、食べ物はどうだろうとか、水はとかについて心配するものじゃないか。

帰国なのだ

2010-07-07 22:27:19 | まさか、マレーシア!
無事マレーシアへ帰国。
コタキナバルでは1時間の待ち時間があったが無線LANかインターネットの回線が遅かった。隣の人も繋がってたけれど実用的に使用できていなかったようだ。混んでいるのかも知れない。

KLIAには午後6時40分に着いた。にもかからわず入管の前で人がトグロを巻いていて前に進まず。結局2時間も待たされた。到着ロビーにはキャサリンさんが来ていた。家ですることの無いキャサリンさんは待つのも面倒だしこう言う機会でもなければ遠出をしないから息抜きがてら出てきたようだ。

関空でマイレージがマイレージカードに加算できないと言われたが、出国時にはたしかにOKだったはずなのでKLIAのマレーシア航空に行ってみた。(そう言う場所がどこにあるかキャサリンさんは詳しい。こちらはそんな事覚えられた試しがないが。)その手の事は出入り口の案内係りの人でもやってくれてすぐにわかった。ノースウェストのカードに往復とも入れてくれた。そうすると出るときにJALカードに入れてくれると発券カウンターで言ったのは何だったのだろう。そして関空でどうしてできない事になっていたのだろう。どちらも不思議だ。


行きの飛行機では日経新聞と朝日新聞をくれたが、帰りはサンケイ・エクスプレスだった。久しぶりに見る日本の新聞は字が大きい。そうか日本は今こんな感じなのかとインターネットで見るニュースとはまた違った感じがするものだ。



サンケイ・エクスプレスの一番後ろのページに『外国人新卒「日本企業へいらっしゃい」』の見出しが出ていた。最近のユニクロやローソンの外国人採用にからんでの記事で日本の大学を卒業した外国人の採用枠を増やしている企業があると言う話だ。外国に進出するとなれば日本の事と言葉が多少なりともわかる外国人が便利なのは当然だから記事の内容についてはどうと言う事も無い。

この記事の中で面白いと思ったのは「就職難なのになぜ留学生ばかり採るのか」とネット上で批判が出ていると書かれた部分だ。企業があからさまにこうして手の内を見せているのにこれを批判してどうなると言うのだろう。海外進出したい企業が多いと分かったのだったら在学中にまず外国語を勉強しておく、ある国や地方に関する本を100冊位読んで概要や感想をまとめてみる、長期休暇には自分の足でその国なり地方を歩いて見てレポートを書いてみるなど対策は立てやすいのじゃないだろうか。1年間のうちにその程度やっておけばその国や地方のエキスパートの端っこには立てるはずだ。簡単な事のような気がするが...

「就職難なのになぜ留学生ばかり採るのか」は「どうして従順でバカな僕たちじゃだめなの?」と口を空けて待っているヒナ鳥の言葉のように聞こえなくもない。


そうそう、今日のこちらへ向かう飛行機の中で仕事でインドネシアへ行く若い日本人が2人、後ろの席で話をしていた。1人は始めての海外出張らしく機内で出た昼ごはんを指して「あちらではこれ以上あっち風のものが出るんですか?」と聞く。(おい、まてまて、これ以上って言ったってこれは関空で乗せた鳥の照り焼きじゃないか。蕎麦まで付いてるし。)もう一人は初めてじゃないらしいが話の様子ではジャカルタはマレーシアにあると思っているらしい。どちらも仕事自体の事よりインドネシアだかマレーシアだかでの生活や環境の方が心配のようだった。(彼らのそれ以上の興味はマンガにあるらしく、話していないときには分厚い漫画雑誌をずっと読んでいた。)仕事をしていてもそんな程度か。

それじゃ留学生の方が良いと言われるわけだ。

関空なのだ

2010-07-07 10:25:59 | まさか、マレーシア!
関空に下りたらやっぱり空港は空いていた。
税関で持ち込み荷物の税金をインボイスを見せて確認してもらって紙をもらう。すぐ近くにある銀行窓口で支払ってから外に出る。空いてるので待ち合わせもスムーズ。空港からちょっとだけ外に出る。空は曇っていて湿気が強い。マレーシアの方が太陽光が強いが不快じゃないかも知れない。荷物の受け渡しも済むともうチェックインしてお土産を買うしかすることが無い。関空も売店が多くないので買えるものも限られる。外国人はメイドイン・ジャパンをたくさん買って帰りたいはずなのにどうしてこんなに簡素なのか不思議だ。チョコレートを2箱、2000円で買う。みんなで分けてもらえるようにたくさん入っているものを選ぶ。キャサリンさんが欲しいと言っていた雑誌は売っていない。書店もかなり小さいからあまり在庫がないのだ。もちろん自分で買いたい本も無い。短い時間でもけっこう退屈させるものだ。香港の空港などとは大違いだ。そろそろ出発なので終わり。このブログの投稿時刻は久しぶりに日本時間だ。

KLIAではJALカードでマレーシアエアラインのマイレージ登録ができたのに、関空ではダメだと言う。なぜだろう。でもANAとの共同運行だからJALで登録できた方が間違っているのかも知れない。

いつものKLIAなのだ

2010-07-06 23:12:48 | まさか、マレーシア!
10時に空港に到着。
業務通関のため通関業者の人と落ち合いチェックインの前に通関だけ済ます。

空港はそれほど混んではいなかった。いつものように快適で綺麗だ。街中の建物はすぐに古くなるのにこのKIIAはなぜか変わらない。国の顔だからよく手入れされているのだろうか。もうすぐ飛行機に乗る。今日はもう映画も見ずに早く寝ることにしようと思う。おやすみ。

出張はいつも急に

2010-07-06 20:28:40 | まさか、マレーシア!
今日、昼頃急に出張に出ることが決まった。
こう言うのは何時も急にやってくる。
行き先は関西空港。夜中のマレーシア航空で出て、朝に荷物を手渡し11時頃のやはりマレーシア航空に乗って帰るだけだ。
することと言えばお土産のチョコを買うだけ。

こう言うつまらないような仕事でも日本人の方が便利だ。
もちろんマレーシア人でもできるが入管や税関は外国人に対しては要求するものが多いのだ。

家に帰るとキャサリンが出張用のいろいろなものを用意しておいてくれた。パスポート、お金、パソコンに充電その他。それにおやつ。


つい先ごろ日本では中国人に対するビザ要件が緩和されたとニュースに書いてあった。年収300万円台から70万円台まで下げたとのこと。平均的な中国の時給から考えると300万円代はものすごく高かった。それが70万円に下がったからと日本に行き易くなったと言うことらしい。

しかしよく考えると日本人ならほとんど世界中どこへでも行かれる。それは収入の全くない学生や無職であってもバックパック1つにパスポートとわずかなお金があれば日本人ならどこの国からも拒否されることが無い。日本人は自分の移動は自由だと思っているが、その日本人の運営する日本と言う国は外国人に対して自由を保障してはいない。

ずっと以前の知り合い英国人の話でも日本は入国審査が外国人に対してとても厳しいと言っていた。その人は日本人の女性と結婚していて仕事も日本にある外資系銀行で働いていたのだが、それでも厳しいらしい。日本人からはわからないが外国人には日本の入管は評判が悪いのだそうだ。

中国も裕福になったし産業面でつながりが深くなったための措置であろうけれども、そうした金銭の多寡による移動コントロールは、この日本と言う少なくとも自由主義的な題目を掲げる国においてすべき事なのだろうか。犯罪歴であるとか危険物の持ち込みによってコントロールされるならまだわかるのだが。

将来もし日本が貧乏な国の仲間入りをしてしまった時に、他国が我々に対して収入制限を課すとしたらどうだろう。困ったことに日本が貧乏になる可能性はそれほど低くは無いはずで、これを肯定するのであれば、将来我々に対してもそれをして良いと表明しているのと同じだろう。



もし空港で時間があったらまた書いてみよう。

仕事パソコンの問題 その4

2010-07-05 23:07:01 | まさか、マレーシア!
仕事用ノートパソコンを買うのは(買ってもらうのは)止めた。

結局どんなのを買ってもそれほどたいした事はない。大きさとか重さが変わるだけで中身はほとんど同じ。どのモデルを見ても単なる事務員さんのパソコンでしかない。そうすると一番重要なのは持ち歩ける事になってしまうのだけれど、それだと画面が小さすぎてお絵描きができない。面白くも何ともないのだ。だったらもったいないから(社内で)中古が出るのを待っていることにしよう。


そう言えば、最近HPのサイトに"mini311"モデルが登場している。ネットブックだけれど画面が11インチになって画面表示性能が上がっている。日本にも近く登場するのだろうか?

less than 10

2010-07-04 10:39:02 | まさか、マレーシア!
昨日、選挙の帰りにミッド・バレーにあるカルフールに寄った。

青いマンゴーを買い(このチャレンジは失敗だった)、コーヒーを買いその他に少しの商品をカゴに入れた。買った商品数が少ない場合にはエクスプレス・レジに並ぶ。10個以下だったら比較的空いているエクスプレス・レジを使っても良いことになっている。各人の商品数も少ないから少し列が長くても流れが速いのだ。

レジの列に並ぶと後ろにアラブ系らしき男が2人並んだ。
おい、あの客10個以上持ってるんじゃないか? どれどれ、...そうかも知れない。ここはエクスプレスだから10個までじゃないか!。 そうだな。おーい、そこのマダム!(と列の前の方にいるマレー系の女性に呼びかける)ここは10個までだって!。そのマダムはカゴからレジに商品を取り出し始める。 (私)あれっ、数えると10個丁度だよ...。 えっ?本当かよ?..1、2、3、....10、オー!確かに10個だ。おーいマダム、あんたは頭いい(この単語だけマレー語だ)よ!


などと言いながらアラブ系の男はもう一人に自分の荷物を預けて会計をお願いし、周囲に散乱していたカート(英語ではトローリー)を整理してから出口でおとなしく友人を待っていた。




マレーシアの有名なコーヒーの名前は(以前にも書いたと思う)イポー・ホワイト・コーヒーと言う。

イポーと言うのは地名でよく知らないがそこで考案されたコーヒーだと思われる。コーヒーの豆を栽培しているのではなくて飲み方の考案じゃないかと思っている。コーヒーなのにどうしてホワイトかと言うと、これも多分練乳などのクリームをたくさん入れて飲むからだと思う。コーヒーを豆だけで飲むのはほとんど日本人だけかも知れない。

その豆の特徴はベトナムコーヒーと同じで煎るときにバターか何かの油を使っている事だ。だから豆だけでも香りが甘い。豆の表面がツヤツヤして黒い。そして煎れてもその香りが持続する。(通常のコーヒーは豆を煎った香りと飲む時の香りは異なる。)

日常に飲むコーヒーなのでそれほど良い豆を必要とすることもないのでスーパーで1kgあたり31リンギット(900円)のものを買う。以前にこれより安い19リンギットの豆を買ってみたがこれは香りが良くなくてだめだった。今回のはかなり良い。マレーシア式に練乳を入れるのではなく、砂糖も無しで飲んでもなかなかだ。煎った時の豆の香りが口の中に残ってくれるのだ。



青いマンゴーは木に着いていた茎のところから甘い汁が滴っていたのと香りが出始めていたのでもう食べごろかと思って買ってみたが実際は渋くはないがまだ若かった。なぜ青いマンゴーを買ってみたかと言うと、インドネシアでは青いまま熟れるマンゴーの方が普通でその方が香りも味も良いからなのだ。そうした品種はマレーシアではあまり栽培されていないのかもしれない。残念だった。

在外選挙 for Dummies

2010-07-03 23:13:46 | まさか、マレーシア!
初めての在外選挙を体験してきた。

普通は予め在外選挙人登録証を貰っておくものだが、今回は登録証の発行と選挙が重なることになった。

大使館へ行くと入り口で通常の通りに入館のための書類に記入。これには現住所や電話番号を書くだけだ。それとパスポートを一緒に窓口に提出する。パスポートは入館許可バッジと一緒に返される。窓口の横にあるドアから入り飛行機に乗るときと同様にバッグから携帯電話やカメラを出してプラスチックのトレーに入れる。バッグはX線検査を受け、自分自身は金属探知機のゲートを通る。飛行機とまるで同じだ。通常は携帯電話は出るまでお預けとなるが選挙の時は持ち込み可だった。

ゲートの建屋を抜けると中庭を通って大使館本館に入る。玄関から入ると待合室とそれに向かい合う窓口があるが今日は閉じていて代わりに左側の空いたスペースを衝立で小さく区切った中に案内された。警備員2名と案内係の女性が1人がこっちだとにこやかに招きいれてくれた。

衝立の中に入ると左に長テーブルがありその向う側に5人の人が行儀良く座って選挙人が来るのを待っていた。右側には小さな衝立で区切られたあの選挙の時にはお馴染みのテーブルが置かれている。

在外選挙は通常の選挙とは違うので先に説明がある。今回はその説明の時に同時に選挙人登録証をいただいた。もちろんパスポートの提示が必要ではある。説明の概要は封筒に名前と交付された選挙人番号を書くことに終始する。これはやってみてわかる事だが、自分の記入した投票用紙は1枚づつ封筒に入れられ日本に持っていかれてから日本の元の住所の選挙区の選挙管理委員会に速達で送られるからだ。

封筒は2重になっていてそれぞれが別の役割をする。外封筒は郵送用。中封筒は匿名のまま投票用紙を保存するものだ。封筒が1つだけだと誰が誰に投票したかがわかってしまうのだ。だから中封筒には何も記入しないまま自分で両面テープで封をする。

いづれの記入もそこに置かれている鉛筆でする。ボールペンなどは使用しない。投票用紙には普通の選挙と同じであの側板付きテーブルだが、1つ大きく違うのは選挙区が1つだけではなく人によって違うためにテーブルの前には候補者の名前を書いた紙が無い代わりに1冊の分厚いファイルが立っている事だ。ファイルを広げると地方毎にタブが付けられているので自分の選挙区を探すのに苦労はない。

困るのは記入テーブルの上でA4サイズのそれを広げると記入するスペースが無くなってしまうのだ。仕方なく少しめくって確認しては閉じて書く。比例での党名と候補者名と2枚書くので間違えないように確認しながら書く必要がある場合は少し時間がかかる。

投票用紙を2つの封筒に入れて5人のうちの中央付近に座っている人に登録証とともに渡すと登録番号や名前に間違いが無いかどうかを確認してくれる。それが一番奥に座っていた立会人に渡されさらに確認の後立会人が外封筒に署名して終了となった。


外国での選挙と言うだけで手続きは複雑になるし間違いの無いようにするために厳正な方法が採られるのだとわかった。選挙は国民としての義務であり権利でもあるが、人口比率にしたらほんのちょっと、ここマレーシアでは最大でも1万人弱しか投票しないのに間違いがあってはならないためにこうして通常の選挙より係員の人数が必要で封筒も余計に必要で、それほど頻繁に行われる事もないのにその為のテーブルなども用意しておかなければならない。さらに投票用紙をきっと誰かが日本で投函するために持っていくのだろうと思うと、この権利行使のために多くの税金と労力が使われるのだと想像できる。

最近は自分の権利ばかりを言うのが流行っているけれどもそれに対するリスクを誰が負っているのかを考えるとなかなかそんな事ばかり言うのもどうかと思う。在外選挙は明日までだ。

sms入る、雨、選挙

2010-07-03 08:53:49 | まさか、マレーシア!
朝方の4時頃にsmsが入る。
取引先で何かあったらしい。
まだ暗い中、スクーターを飛ばす。
このあたりは工場地帯が近く幹線道路もあるので道はそれほど暗くない。
5時に着くと夜勤のオペレータさんたちがびっくりしてこちらを見る。
どうしたのかと聞かれるので理由を説明してとりあえずの処置をお願いする。
工場で働いているのはほとんど若い女性だ。
夜中にこんなに女性ばかりが働いているのは日本では珍しいだろうか。
みんな言葉が通じにくいのによく話を聞いてくれて助かる。
オペレータさんたちは大学を出ていないので英語じゃなくマレー語だけなのだ。
2時間ほどそこにいて自分でもチェックする。
今のところ大丈夫だと判断して後はみんなに任せて帰ることにした。
夜番の守衛さんが出口で話しかける。
長いこと見なかったけれどどうしてたんだい。
それはあなたが夜番でこっちが昼だからさ。
スクーターを回してきてやるよ。
いいよ、すぐそこだから。
ありがたいが、たった10mのことだ。
最近朝7時前後に雨が降る。
ポンチョを着て帰る。
いつも出勤するのと反対の経路になる。
風は爽やかで涼しい。
帰って報告のメールを送る。
今日は選挙なのでこれからKLに行こう。

現地採用になってみて、そして選挙

2010-07-02 23:28:36 | まさか、マレーシア!
アメリカには中国人の床屋が多いと聞いたことがある。
なぜなら移民してすぐに身体一つでできる商売が床屋だったからだと言う。日本では移民してきた人もそう多くはないし、規制が厳しいので特定の外国人が床屋をやっているとしたらニュースになるだろう。ここではなぜかインド系の人の床屋が多い。インド系もマレーシアでは元移民なのでやはり最初は身体一つでできるこの商売に飛びついたと言うことだろうか?

それにしても床屋は日本でもマレーシアでもやることはそう変わらないのだなあと思う。バリカンの後はハサミで整え、剃刀で首筋と襟足を剃り最後に頭をクキックキッと回して肩と背中をパンパンのマッサージで終了だ。

6月27日の記事に床屋の写真を追加してみた。





現地採用

現地採用と言うと日本から進出した会社が現地で直接人を雇う事だ。どうしてそれをするかと言うと、一番大きな理由はコストだ。日本で雇われている日本人を現地に長期間置いておくとお金がかかる。多分、それにより比重は小さいがもう一つは言葉の問題。現地でなら言葉をいくらかでも話せるのを前提に人を雇える。日本でそれをしようとしてもなかなか出来ないだろうから。

普通はそれ以上にあまり考える事が無いかと思うけれども、実際にここで現地採用でやってみてそれより別の効用もあるのだなあと感じる。こうして現地で周りを全て外国人(自分の方が外国人だが)に囲まれて仕事をしていると、この国の人にはどうにもならない事、そして日本からは気付くことができなかったり、気付いてもコントロールできない事が多くあるのがわかる。

そう言う部分が目に付くとそれは結局、自分以外の他の誰にも手出しできない事だともわかる。そんな事をどうして欲しいと誰も言わないのだけれど、(もちろん言うわけが無い)それが自然と自分の仕事になる。

特に今いる仕事場では日本人管理職がとても少なくほとんどマレーシア人だけで管理されている会社だから、彼らには日本人の仕事の仕方が分かりにくいのだと思う。お互いにあれはこうだろう、これはああだろうと言う暗黙の了解は通じない。それを逆手に取って自分で勝手に適当に動いているとラッキーにも自分がすべき仕事が次から次へと目の前に転がってくる。

こう言う事も経験してみないとわからない事だ。
移民して外国で床屋を開業した人も実際に始めてみていろいろ学ぶことがあっただろうか。



明日は参院選の投票に行く。KLの大使館までだ。
いつもKLへはバスでKLセントラルに行き、そこからモノレールか電車に乗り換えるのだが、明日はKLセントラルよりずっと手前のAsiaJayaでバスを降りて電車に乗り換えてみる。大使館がKLの東側でそこから乗り換えた電車の駅から徒歩で行くのが一番近そうだからだ。それにしても不便な場所にある。

KLであれば多少不便な場所と言うだけでどうにかなるけれども、これが中東やアフリカの紛争地帯であったりすれば、選挙に行くと言うだけで命がけになるのだろう。たまたまそう言うところに赴任していたり住んでしまった人達も日曜日までの在外選挙に行くだろうか。(在外選挙は公示日の翌日から10日間が投票期間となっている。)気をつけて行ってください。

去年、英語学校で一緒に勉強していたイラン人はちょうどその時にあったイランの大統領選挙にたいへん興奮していた。毎日新聞に目を通し候補者の事について悪態をつきつついろいろ話した。選挙当日には彼も学校を休み大使館に行って投票した。日本ではもう選挙でそんなに興奮することはない。日本の政治はタレントとスポーツ選手の墓場みたいな感じがするほどたいした事が無いからだ。

そんな選挙であっても命をかけて投票する日本人が世界にはいるだろうか、とも思うが、いるとしたら頭が下がります。

オレンジやピンク

2010-07-01 22:21:20 | まさか、マレーシア!
お昼頃になって日本大使館から電話があった。

在外選挙人になったのでパスポートを持って登録証を取りに来いとのこと。同時に日曜日までが投票可能日だから投票も出来る。土日なので通常の窓口業務は休みだけれど受取と投票だけできるのだそうだ。

在外選挙人登録(4月5日)してからだいぶ時間が過ぎた。一度元の住所のあった自治体に確認するので時間がかかると言う。そして参院選が思ったより早かったので今回は選挙難民になるかと思っていたがギリギリセーフだ。土曜日に大使館に行って投票しようと思う。


時々、夕暮れと朝方に空ばかりか周辺全部の光がピンクになったりオレンジになったりすることがある。特に最近はそれが多い。夕焼けで西の空が赤いと言うような分かり易い変化ではなくて、それこそ世界にある空気全部の色がピンクやオレンジに変わるような現象だ。どの場所もムラ無く色が変わるのでとても不思議な感じがする。そんな事があっても誰も騒ぐでも無いようなので普通の事なのだろうとは思うが、最初に空気がピンクになったのを見たときには綺麗だと思う反面かなりびっくりした。去年、KLではそんな事はなかったように思うのだけれども。
(写真は関係ありません。)


近所のマレー食堂はやっぱり安すぎる。2人で飲み物含み5.5(150円程度)リンギットだった。


マレー食堂の隣にはこの地区のミニモスクがある。夕方そこに座っていると開いたドアを通してキブラの方向を向いてお祈りをしている人達の後姿が見える。子供だけは、飽きてしまったのか、お祈りしている父の着衣の一部を掴んだままこちらを向いて退屈そうにしている。周囲にはスピーカーを通してアザーンが流れる。何を言っているのかわからないが歌のようでもあり朗読のようでもあり、なかなか不思議な響きで心地よいものだ。

ときどきこれをウルサイなどと言う人がいるようだけれども、相当に大きな音で流れていてもこれをウルサイなどとは到底感じられないし、そう言う言葉が出るのが信じられないのである。