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もんく [とある南端港街の住人になった人]

スペインかポルトガルの港町に住みたい
日本→インドネシア→台湾→マレーシア→日本
since Oct. 2004

mini PC G2 お帰りになられる

2017-10-27 23:45:01 | マレーシアでニャー2017
mini PC G2は今日の午後、お帰りになられました。

昨夜、なぜか眠れず、Youtubeを見てmini PC G2の事を調べていたら面白い事がわかった。結構欧米人買ってるねえ、これ。それで、何がわかったかと言うと、1つは、起動する時にBIOS画面が出ると言う事。もちろん正常であれば。

そして別のYoutube動画ではこれを分解して見せていた。何と、パソコンでよくあるボタン電池が入っている。と言う事は、これ、簡易だけれど普通のパソコンなのだ!

おー! って事は、自分のとこに来たこのmini PC G2が起動できない原因はもう1つしかないじゃん! ボタン電池が放電してしまっているのだ。そうに違いない、常識的には。電池の配線が外れているとか切れているのでない限り。一番考えられる可能性は長期在庫していてその間に電池が放電してしまった事。

それならカバーを開けて自分で直せない事もない。明日にでもローヤットへ行ってまたパキスタン人の修理店でやってもらっても良いし。でも、販売元に在庫があるならすぐに交換してもらって正常な状態をちゃんと確認した方が良いだろうか?

と言うわけで、自分でどうにかするのは一旦諦めて返送する事にした。Poslajuでと言われたが取りに来てくれるのでSkynetで。マレーシアの宅配便屋さんだ。

どうなる事やら。

2日間寝てる間にミニPCが届く

2017-10-26 13:50:46 | マレーシアでニャー2017
マレーシアではなぜか年に1回か2回、必ず高熱でダウンしてしまう。何でだろう。

寝ている間に通販で買っていたミニPCが来ていた。


あれ? この事前に書いたかなあ? 忘れた。

何しろ来た。マレーシアの通販で買ったつもりが香港から送るとか言って、結局通販している人がマレーシアnのPJのアパートから送り直して来た。個人でやってるんだろうな。それならやっぱり次回からは直接中国から買うのが良いのかなと思ったりもする。

午前中会議が入ってたのでまだ何もしてないが、この軽いアルミのマグカップみたいなのでWindows10が動くらしい。USBのスティック状のPCと似たようなものだろうけど、USBは4つ挿さるしLANケーブルもHDMIもSDカードも入って無線LANが使えるって言うからなかなかお買い得。使ってみていないけれど、スペックだけはお買い得だ。

本体RM490+送料RM10

期待してやってみる事にする。
やってみるって言っても表計算専用なんだけれども。

本当はWindowsなんか要らなくて表計算のアプリケーションだけ動くPCが欲しいんだけれどね。

変えられないと言う事

2017-10-23 20:38:37 | マレーシアでニャー2017
選挙が終わった。いつもながらTwitterなどで見ている印象とまるで違う結果。TwitterとかFacebookの上でやってるひとはきっとまた選挙に不正があってこうなったと言いたがると思う。これだけ印象が違えばね。

でも、投票率が前とあまり違ってなくて50%台前半。さて、そこで選挙で不正が行われた可能性があるか類推してみる。でもデータが限られているから正確性はわからない。


有権者全数 約101,200,000 人
投票率 53.68% = 54,324,000 人

党員数
自民 1,000,000 50.3%
公明 410,000 20.6%
(自民+公明 70.9%)
民進 240,000 12.0%
共産 300,000 15.1%
維新 10,000 0.5%
社民 20,000 1.0%
ここ 5,000 0.2%
合計 1,985,000 (1.9%-全有権者比)

議席数
自民 284 61.0%
公明 29 6.2%
(自民+公明 67.6%)
希望 50 10.7%
維新 11 2.3%
立民 55 11.8%
共産 12 2.5%
社民 2 0.4%
無所 22 4.7%

こう見ると、自民は党員に対して得票率が高いとは言えない。逆に立憲民主党と希望の党は民進党が分かれて出来たと思えば上出来と言える。万一、与党が組織的に不正をしたとしてこの結果はどう見たら良いのだろう? これだけ党員を抱えていてその党員の家族とか親戚や職場の友人に声をかけたとする。他の党も同じことをして票を集める。つまり同じ事をしていれば結果は操作しなくてもこんなものじゃないだろうか?


仕事でいつも感じるのは、世の中には大きく分けて2種類の人間がいる。一方は維持したい人、もう一方は変えたい人。どうしたわけかいつも維持したい人の方が多い。余程の事が無いと実は変わらない。戦争に負けるとか、黒船が来るとか。

と言うわけで、変わるのは不正があろうと無かろうと無理だったかも知れない。残念だけれど。

一つ言えるのは野党、いろいろ言ってるけれど、99%位は与党批判。つまり、与党の言った事を批判してトレースしていると言う事。政治の話をすべき時間に批判を言っている。お釈迦様の掌の上の孫悟空なのだ。この意味でももうすでに無理では無いだろうか?

上司と部下のアンフェアな関係

2017-10-22 21:39:36 | マレーシアでニャー2017
金曜日の朝になると工場の従業員全員が倉庫の広いところに集まる。何するかと言うと朝礼と言うやつ。この朝礼ってのが、実はひどく嫌いだ。いやいや朝礼自体が嫌いってわけじゃなくて朝礼で言われる事が嫌いなのだ。

でもまあ、それ言ってるのは無邪気にやってるので仕方ない。そのレベルってのもあるし。


何が嫌かと言うと、言う人間が絶対勝つ勝負でその勝ちを宣告していると言う無意味さだ。実につまらない事で、例えばトイレの使い方はきれいにとか、タバコを吸うのは指定された場所で、作業服の着方がどうとか、そんな事などなど。

それ自体は別に間違った事を言ってない。が、それは今ここで言う事じゃない。そこで言ってそこでルールが作られる。勝手に。明文化される事の無い、そしていつからあったかわからない、誰が決めたかわからないルールが。トイレはいくつかあって部署毎に使うトイレが決められた。1つ1つのトイレのドアに鍵が取り付けられた。具合が悪くて仮眠ベッドを利用するのは1時間以内に限る。


こう言うのはフェアじゃない。上に立つ立場の者はこう言う正しい事はいくらでも言える。何はともあれ言える。正しすぎて誰も反論できない事、それを平気で言える。規律正しく振る舞えといつでも言える。

しかし、これは後出しジャンケンだ。言うなら、汚い手なのだ。なぜなら、下の者を見ていてちょっとした悪い事など見つけるのは簡単だ。いくらでもある。フォークリフトの通路を横切る事、作業開始時刻に1分遅れる事、靴の踵を踏む事、帽子のツバを後ろにする事。

そう言うのを見つけて注意する。そして皆の前で言う。新しいルールを作る。実に簡単な仕事だ。

多分、世の中にはこうした簡単な仕事を上司の仕事と思ってやっている人は多いのじゃ無いかと思う。実にアンフェアだ。汚い手にもほどがある。


上司と言うような立場で仕事する時、人に何かやってもらうと言う事になる。そしてなぜかその人達の評価みたいな事もするようになっている。自動的に上司と言うのはそう言う仕事をしなくてはならない。逆に部下は上司が誰でどんな人間であっても、これも自動的に従うと言う事になる。つまりだいたいは言う事を聞く。

そしてさらに上司、部下の落ち度を見つけて叱責する。それをきつく管理しようとする。それで誰も悪いとは言わない。よってアンフェアは継続する事になる。こうした不公正はこの世の中では普通で多くの人は何の疑問を抱くでもない。


いくら給料が支払われていて、慣例として正しい事が行われているにしても、フェアでなければ従業員は奴隷のようなものって事になるのじゃないだろうか。

タブレット修理

2017-10-21 23:45:46 | マレーシアでニャー2017
仕事用タブレットのスクリーンのガラスが割れたので修理をした。

最初、いつものようにローヤットプラザでと思っていたら、キャサリンさんがある日本人の方のブログからKLそごうの横のビルに入っているある修理店の情報を探してくれた。なのでそこを探して行ってみた。

そのビル、名前はPertama Complexと言って、見た目はキレイで大きなビルなのだが、中身は巨大雑居ビル。前にも行った事があったけれど、皮革屋さんがたくさんあったりしてちょっと楽しい。でもその修理屋さんは知らなかった。ビルの構造がとても複雑で探すのに苦労すると思う。(G-88と言って誰かに聞く。)

探し当てたそのお店の店員さんに、これ直せる?、と聞いてみるとちょっと調べてくれて、出来るけどパーツが在庫にないから月曜日になるよと。金額はRM270。こちらは即日直して欲しいと思ったのでやっぱりローヤット行こうと決めた。残念。隣でiPadのやはりガラス修理お願いしていたのを聞くとRM180とか。ブログで書かれていた値段と変わらない。堅い商売しているらしい。信用できそう。こっちのはボラれたんじゃ無くてあまりメジャーな製品じゃないから高いんだろう。

さて、ローヤット。
やはりLenovoのタブレットのパーツ在庫している修理店は少ないらしいので片っ端から聞いて回る。値段RM280、RM350。いろいろ。最後にスマホ屋街の奥にあるところで聞くとRM270で2時間でやってくれると言う。店員さん、やはりパキスタン人。見た目でそうかと思っていたけど、やはり。

前にパソコン修理してもらったのもパキスタン人だった。パキスタン人、そう言う事に対する訓練がなぜかできてる。パキスタンにそう言うイメージは無いが。

果たして2時間後、ちゃんとできていた。割れていた時には少し変だったキー入力も大丈夫。メデタシ。



実はもう1台、ローヤットで修理に出した。そっちはZTEのスマホのバッテリー交換。背中がちょっと膨らんで来たから。動作は問題ないが、破裂する前に修理する事にした。こっちはバッテリーなので正規の修理受付に持って行った。金額はRM108位らしい。それでまた2年位使えるのなら仕方ないか?元値がRM400いくらとかだったから安いとも言えないが。

新しいの買えと言う事も無いではないが、iPad miniでほとんどやっててスマホはメッセンジャーとWhatsAppだけみたいなものだから今買い替えの必要が無いと思ってる。まあ、良いかと。


それに、今余程良いの買っても何倍も恩恵があるでも無さそう。だって、このiPadより良い写真撮れるのを選ぶとしたらものすごい高価になるし、画面ちっちゃくて写真確認が難しい。って事は加工も難しいわけで、どんなものかな?と。

あと、最近AIアシスタントが流行って来ているところだけれど、今のどのスマホ買ってもどうせ中途半端な事にしかならないらしい。GoogleがAndroid6以降でアシスタントをサポートしたらしいけれど、似たような事はiPadは以前から出来る。ちょっとしか良くなってない。それに何とAIちゃんとフルに使うには今の普通のCPUじゃ力不足なのだとか。なので、ちょっと良くなる程度なら買い替えしなくても良いと思う。

ああ、何だかすごくつまらない話。おやすみ。

関心を寄せられる事の数には限りがある

2017-10-20 23:54:06 | マレーシアでニャー2017
愛の反対は憎しみではない。無関心だ。
美の反対は醜さではない。無関心だ。
信仰の反対は異端ではない。無関心だ。
生の反対は死ではない。生と死への無関心だ。
by Elie Wiesel


無関心と言うのは本当に恐ろしい。
無関心によって人は滅びるんだろうなあと思える。


でも、逆に人が関心を寄せられる範囲と言うのはとても限られているなとも思う。1つの事に関心を寄せると他の何かに無関心になってしまう。と言うより無関心でいられる。

多趣味って人もいるにはいるけれど、それぞれに深く関心があるとはあまり思えない。1つとか2つ、または3つ程度でもうイッパイ・イッパイ? 脳の大きさとかそう言う事に関係があるんだろうか? それとも訓練や環境、または過去に必要があったか無かったか?


今回の選挙の争点は、
消費税、憲法改正(これは争点?)、安全保障、エネルギー(原発)とたった4つ。このあたりでもうイッパイ。自分なんかは海外に住んでいるせいでこれらは選挙して票を争うほどの問題とは思えなかったりする。

これで将来の日本って存続可能なのか?と。結局、ほんの数個の事に気を取られていてその他の大事な事や、もう少し大事なこと、そしてもっともっと重要な事には関心が向かないのだ。人間のこうした限界は思ったよりずっと近いところにある。


またいつものように仕事の話になってしまうけれども、多くの人はやはり色々な事に関心を持たないとわかる。出来るだけ簡単でやり易い事に無理に関心を向けようとしていたり、自分の事は置いといて他人の落ち度に関心を寄せる。問題点の真横を何度通過しても無視して通り過ぎる場合すらある。もちろん能力と言うのもありそうだ。

うちの工場の管理人などけっこうひどい。夜勤で問題が出てメッセンジャーで連絡は受けている。朝になって出勤して目の前にある状況を見に行かない。応急修理の状況を確認しない。出来た製品はどうなったか知ろうとしない。こう言う状況、見ていると本当にその人間の脳みその中身がどうなっているのか知りたくなる。中身あるのか? バカボンのパパみたいに脳みそ耳から出ちゃったんじゃないのか?


いずれにせよ、無関心は個人どころか社会も国も滅ぼすものなんだろう。自分が何に無関心でいるのか、よく観察しないといけないな。

放任主義から放牧主義へ

2017-10-19 13:40:50 | マレーシアでニャー2017
方針の大転換をしようと思う。

時々、何か変える変えると言っているが、なかなか現実は変えられるものではない。誰しも普通に経験している事と思う。

何を変えたいかと言うと、現場管理人への仕事のさせ方。これまでも比較的自由にやらせていて、他人から見れば放任主義のように言われる事もあった。が、現実には放任などしていない。そう見えるのは他の作業員が完全にいつも1つの仕事を短サイクルで繰り返す作業と同じ事をしていないからだろう。

それより逆に、かえってポイント、ポイントでかなりマイクロ・マネジメント的になっていた。なぜなら、いちいち細かい事言わないと遅い、進行状況がわからないからだ。こうした状況についてこれまでもこの状況、変えようと思っていろいろやってきたが、残念ながら失敗に終わっている。理由はあちら側の理由、こちら側の理由、いろいろある。いちいち挙げない。


そしてこれからどうするかと言うと、もっと放任にするつもりだ。放任どころか放牧かもしれない。これまで決めてきたタスク、全部クリア。やろうとやるまいと構わない事にする。と言うより、いないものとして考える事にする。



できない、遅いと言う理由に関して、マレーシアでは"スキル"を最初に挙げる。それはスキル、どのポイントを見ても誰も高くない。だから間違いではないだろう。が、その前に何かやりたいとか、やらなきゃとか、必要だとか、そうした事を発見したり、発見した後に実際に始めてみたり、少なくとも無視しないで注視してみると言うのがあるか、それとも無いか。それの方が重要だ。

日本人的精神論のように聞こえてしまうが、関心があるかどうか?、自分の仕事かどうか?、自分のものでなくても触って見るかどうか?、なのだ。マレーシアでは少しの困難が予想される場合、自分の仕事の範囲かどうかよくわからない場合放って置くと言う文化がある。結局、言われた事だけやる、褒められるためにやる、できない原因が自分にない事を言うためにやって中止すると言うような事になる。

そうなると毎日細かくいろいろ言い続けなければならないし、困難そうな事は1つもできなくなる。


そうなると本当につまらないのだ。なので自分で草を探さないと太れないようにしたい。放牧なのだ。途中でどこかでオオカミに食われても知らない。どこかに彷徨い出て戻って来られなくなっても知らない。放牧にそうしたロスは付き物ってわけだ。

ディーパバリの花火とソニーさんごめん

2017-10-18 22:48:50 | マレーシアでニャー2017
今日はディーパバリ。ヒンドゥーのお祭りで彼らにとって大事な日なのだ。

でも、何でも良い。デッカい花火やめてくれー!
キナコとツブアンがかわいそうなんだよ。

と、途中の成り行きを省略するけれど、たいへん寝不足の朝を迎える。
そして、さらに省略して午後1時、お隣さんからディーパバリのランチの招待を受けていたのでご馳走になりに行く。行くって言ったって隣だ。日本人的には1時って言われると5分前かな?でもあまり早くてもここはマレーシアだしな....と間合いを計るところなんだけれど、よくわからん。

まあ、隣だし、行って早すぎても待ってれば良いか。

って、結局行ってから30分位待つことに。そうか、やっぱりマレーシア時間かと当たり前だけれど...
それで、途中省略するけれど美味しかった、七面鳥カレー。5kgほどの七面鳥、RM100超えるそうだ。高い!


全然話は飛ぶが、携帯電話を換えた。

1年半ほど使ったところ、最近裏面のカバーが膨らんできたのに気づいた。こりゃ、バッテリーだよ。危ない。破裂するかもしれない。なので先日キャサリンさんが放棄してソニーを使うことにした。画面がチラついていたが今は大丈夫そうだし、使えるうちは使おう。

電話としてはZTEでもソニーでも変わらないが、せっかくなのでカメラどうにかしたい。ソニーのカメラ、どうもボヤボヤして写りが悪い。なのでレンズの表面を車のコンパウンドで磨いてみた。何と、カメラ復活。

ソニーさん、この前はごめんなさい。センサー作ってるくせに写真の写り悪いって言ってしまった。そんなこと無かった。単に扱いが悪くて表面のコーティングがムラになって剥がれかけていただけでした。

迷うのはダメだ

2017-10-16 13:44:55 | マレーシアでニャー2017
iPadにiOS11をインストールしてアップデートしたところ、便利になった.....らしい。一番目につくところと言ったら、キーボード。

キーボードのキートップの上に書いてある文字が増えた。何でもいちいち切り替えなくてもよく使う記号などが入力できるようになったとか。なったらしい。「らしい」と言うのはその機能、使わないからわからないのだ。

なぜ使わないかと言うと、変なのだ。例えば「.(ピリオド)」を入力しようとすると、キートップに見える時と見えない時がある。日本語とアルファベットを切り替えて使うのだけれど、切り替えるとピリオドのところが「。」の時と「.」の時があってわからなくなる。

入力しているとき、例えばこれを書いている時などはキー配置なんかあまり気にしないでアルファベットか仮名か数字の3種類を切り替えている。ピリオドはどうしたら出るとか出ないとか思ってない。いつものところに無いと迷う。迷うと書くのに時間がかかってダメになる。

迷うようなのはダメだと思う。





消火器って大きく分けて3種類ある。AとBとCと言うの。それぞれ得意な種類の火があって間違ったの使うと消せないか消えにくい。常識だと思う。

それで、工場の自分のところはABCと言うタイプ、どれでも消せるのを選んでいた。横着ってわけではなくて、いろいろ燃えるものがあるから。で、いつの頃からかCO2タイプが来てしまっていて、ABCに取り換えてくれと言っていたのだけれど、全然取り替える気配が無い。

理由を聞いたらある種の火災にCO2が有効だからとか。それ、わかってる。ABCよりその火災には有効性が高い。まあ、謂わば、考えてないって意味だろう。


火の原因の事だけ考えるとCO2、確かに良い。でもダメな理由もあるのだ。

(1)火災発生すると思われる部位がカーテンで囲まれている。大量にCO2を使った場合には酸素が不足して作業員が倒れるかもしれない。だって消火器1本で済まないかも知れないし、その時消火作業する人はたくさんいるはず。
(2)消火作業する位置が火元を挟んで左右に分かれる可能性がある。つまりCO2をお互い相手に向かって噴射してしまうと言う危険もある。
(3)確かに訓練ではXXの火災にはXXの消火器、ZZにはZZの消火器などと習っている。が、実際に火事になった時きっとそんな事ちゃんと考えてやらない、やれないだろう。火事の時消火器のラベル見て選んで持って来るか?無理だな。バングラデシュとかネパールから来てる人だからってわけじゃなくて、誰でもそんな冷静でいわれるかわからない。

迷うのはダメなのだ。



もう1つ、消火器の事で良く言われるのが、火元に近いところに置くと言う事。

セオリーとしては間違ってないと思う。すぐ消せる方が良いから。でもそんな事は誰に言われても絶対にしないのである。あえて間違ったやり方と言うのをやる。どうするかと言うと、火元からそう遠くないところにまとめて10個位置くのだ。

その理由は、火事が起きた時、最初に気付いた人が消火器を取って使う。あたりはもう煙で大変かもしれない。そして消火器の白い粉が舞う。2人目が来て消化を手伝おうとする。その人は一番近くにあるはずの消火器を手に取りたい。が、あるはずは無い。だって1人目が使ってしまったから。仕方なく別のところに走る。3人目も同じ事をする。3人目はもっと大変だ。2回置いてある場所を確認して3か所目で消火器を手に入れる。4人目、5人目、さらに大変だし、その頃にはもう走ってる意味がないかもしれない。

これも迷うのはダメと言う事だ。

なので、誰が何と言おうと消火器は1か所だけに置くことにしている。何人来ても同じところから消火器を手に入れられる。10人までなら一斉に周囲から消化活動が出来る。もう迷わない。



あともう1つ、迷う事と言えば、消化するか逃げるか決める事だけ。

マレーシアの専門家はできないと言うためにいる

2017-10-15 23:46:13 | マレーシアでニャー2017
Facebookでちょっと変な話をする事があった。

きっかけは最近日本では技術者の守備範囲が限定されてしまっていて新しいところまでカバーできていない。新しいところと言うのは世界で使われて普及してきているある種の技術とか。それで難しいってところから話が始まってしまう。知っていれば何て事無いにも関わらず。

それで、専門家って言う人達はその専門性を2つの方向で使うと思っていると言うわけ。1つは問題点を明らかにするため。もう1つは不可能と断言するために。

マレーシアだと後者が圧倒的に多い。

そう言う事って、実際に目にしていない日本人にはなかなか理解できないかもしれない。まあ、日本でも後者を適用する人はいるにはいるけれど、圧倒的に少ないので。


それで背景みたいな事を説明しないといけない。

回答1
これには文化的理由があって、少しでも想定外の事が含まれていたりして、そしてほんの少しの失敗の可能性があると思った時に不可能と言って手を出さない言い訳を作り出す。簡単に言うと失敗した時に自分のせいになるのが怖いと言う事。それに他人の仕事に口出さないので不可能って言っても誰もそうじゃないだろ、とは言わないので言い易い。


これに対して、日本は (かなり省略するけれど) いつでも外の力に頼っていて己の逃げが通用する虚構の中にいるから逃げ、つまり難しいと簡単に言ってしまうと言うような事になる。さて、マレーシアではどうなのかと言う質問があった。


回答2
「己の逃げが通用する虚構」この意味ではマレーシアは日本と同じ。虚構の豊かさ。どこの国も経済的に豊かになるために見かけの繁栄を演出するものだけれども、それを個人の豊かさと勘違いしてしまうと言う事はある。それが根拠のない自信、のようなものになってしまっている。これは本当に根拠が無くて、単に専門家と言う皮が付いているだけ。知っている事は確かにそれ以外の人よりは多いにしても、全てを網羅しているとは言えない。つまり、専門家として解決できない事もある。(そんな事は普通だが。)

実際は個々人の浮き沈みは国のそれと連動しているに過ぎず、自身で実際に解決すべき困難に直面した時、又はそれを問われた時にそれにタッチしなくて良い方法をまず考える。

と言うわけで、マレーシアでは専門家ってのはだいたいあてにならない人の事を指すと言うわけ。

バカ正直に在外選挙に行ってきた

2017-10-14 23:42:16 | マレーシアでニャー2017
選挙に行ってきた。マレーシアだから投票日は明日で終わりなのだ。感覚的にはちょっと締め切りが早すぎる。ネットでしか情報得てないので全部の情報が入ってきているわけではないから。それに、個々の選挙区の候補者の言ってる事ってほんの少ししか流れて来ない。

情報って事に関してかなり便利になった現代なのに、何で未だに昭和スタイルで在外選挙やってるんだろう?


それはそうと、ツイッターとか見ていると選挙になんか行ってもムダだとか、選挙ってシステムはもう崩壊しているとか、選挙のシステムに不正があるとかいろいろ不安な事を言う人がいる。選挙のシステムに不正が隠されているかどうか、自分は全く知らないけれど、それ以外の事に関してどうなのよ、と思わないではない。

選挙行くのは無駄なのか?、それとも無駄じゃないのか? それってどうやって確かめられるんだろう? もし自分の入れた候補者が落選したとしても、それでは無駄かどうかわからない。別にこんなの考えるまでもなくわかると思う。

snsであんなにボロクソに叩かれていた人がなぜか当選してるとしたら.....、それにしたってわからない。不正を疑うってのもアリかも知れないが、単に自分が思ったより世界は広いだけかも知れないし、組織票みたいなのがある場合だってある。

結局、わからない、が結論。


不正とか嘘とか不条理、そんな事件、日本には山ほどある。そしてそれが始まったのは昨日今日の話じゃない。逆にそれが無かった時代って探せるのか? と言うほどずっとある。ほとんど毎日そんな事が報道されているのが事実。名の通った大企業でも、政治の世界でも、ウンザリするほど絶えずにずっとある。

日本人、全然過去の過ちから学んでない、ビックリするほど。


それで、ちょっと思った。今出来る事って何か。特に日本人として出来る事。

やっぱり「バカ正直」と言う戦略じゃないだろうか? いくら選挙で不正されても選挙やってみる。徒党を組んで少数意見を潰されても、ずっとバカ正直でいてみる。そんな事。



先日、工場のマレーシア人にある報告書を書かせた。

こうした場合、描いてくるんだよね、美しい報告書。まあ、実際には学校なんかでそう言う訓練が出来ていないので大変なのが出てくるわけだけれど、でも美しくしようと思って書いてるのが良くわかる、そんなのが出てくる。

何やるかと言うと、パソコンに向かって頭の中で考えてこれはこうすべきだろうって事を書く。そして常識的な事を書いて並べる。読んでいるとまあ、普通そうかも知れないな、と言う内容。すごく普通で誰もが反対意見出しようが無いような事だけ書いている。

だけれど、頭の中だけで書いてるなと言うのはすぐにわかる。実際報告書書く前に自分で実際に詳しく調べてはいない。実感すらしていない。つまり報告のために書いた報告書。書いているうちに話の辻褄が合わなくて問題と答えが全然違うところにあったりする。結局そんなもの書いても何も進まないし解決もしない。

そして一番いけないのは、問題点を自分の物だと思って書いてない事。深読みすれば、問題は自分のせいじゃ無いよと言いたくて書いてるように読める。第三者的でこの報告以降自分の仕事はありません、と宣言しているも同じ。

何はともあれ、中身も嘘っぱちだけれど、報告書自体が嘘っぱちになっている。全て自分を守りたいってところから来ている。直接的に被害を被るのはごめんだし、わからない事聞かれるのもバカがバレるから嫌。できそうに無い事命令されたく無い。他人に上手く騙されるのも言いくるめられるのも困る。そして自分だけ損するのは最も嫌なのだ。疲れる。



こう言う世界で、個人としてどうしたら良いのだろう。守ると言う事にとらわれていると打つ手なんてそう多くは無い。なぜなら守るのは相手の都合に合わせる事でしかないから。攻撃があるから防御がある。相手が攻撃を休んでいる時でさへ防御ってのは緩められない。消耗戦なのだ。仕事で言えば上司がやれと言う事だけやる。怒られないように。怒られないためには多くの嘘が必要って、つまらない結論しか出てこない。


やはり、バカと言われようと、長期的に見て正直ってのが一番かとも思う。長期的に見て.... 例えば100年後の人にこの時期何もしなかったと言われないために。そして、不正天国を皆諦めて何もせず滅びていった日本と言う国があったと言われないために。

バカ正直

パソコン買いたいけど

2017-10-12 23:49:09 | マレーシアでニャー2017
簡単な測定値の計算用に古いパソコン4台からパーツを取って1台に組んで使っていたのだけれど、調子が悪くなった。ハードディスクさへ中古で、諦められたパソコンのパーツ寄せ集めだから予想はできていた。が、試験運用なので小さなPuppyLinuxを入れておけばしばらく使える。

とは言え、使うのはパソコンのパの字も知らないバングラデシュ人達だから電源の切り方すら知らないわけで、そのうちいつかは...でもある。こんなのに新しいパソコン買ってもどうせすぐ壊すなあと、普通だ。とりあえず調子が悪くてもまだ使えているけれど、ここらで作業の内容も固まってきた事だし、新しいパソコンを買う事にしよう。

まず、ハードディスクは怖いので小さくてもSSD入り、と思ったがマレーシアだと意外と高い。日本と同じで自作なんてするとさらに高いし。スペックは機能限定なのでミニマムで良い。中国製タブレットにキーボード追加ってのもあるけれど、持っていかれないようにするのも面倒だなあ。

そう思って通販サイトで探すと、TV boxと言うのがある。動画サイトとかそんなのを見る用に手のひらに乗るほどの小さな箱にとりあえず全部入っているパソコンだそう。アップルからも何かそんなの出てるけれど、あれと同じコンセプトの物らしい。これだとハードディスクとかSSDじゃなくて、スマホと同じフラッシュメモリが32GBほど入っているだけ。WindowsとかAndroidも入ってたりする。

こらならいきなりスイッチOFFしてもスマホと同じだから壊れないかも知れない。あまり種類は選べないけれどそのあたりのにしよう。いつもだったら自分で買って会社に請求するのだけど、電子パーツなんかと違ってパソコンはわかりやすいので勝手に買うのはやめて誰かに買ってもらう事にした。(多分、一応固定資産っぽくカウントされるだろうから。)


ところで、パソコンって何か常に大げさな状態で売られていると思う。多くはWindowsってのが入っていて、色々設定すると、又はそのままでも色々な事ができたりする。ネットに繋げられるとか、Webでニュースが読めるとか、音楽聴けるとか、動画が見られるとか。何て、余計な機能付けて来るんだと。ましてWindowsなんかだと多くの家にあるから仕事場の測定用パソコンを誰かが勝手に設定してつまらない事に使えてしまったりする。

パスワード設定しても基本的な事は全てできるので意味があまりない。昔のワープロ単能機のような使い方ってのが今時はやり辛いのである。つまらない事でトラブルになるリスクを減らしたいのにできないのだ。便利でもあり、不便でもあり。

心がもう20%位は病気になっているかもしれないよ

2017-10-11 13:43:03 | マレーシアでニャー2017
マレーシア人、特に実感するのはマレー系だけれど、ストレスを感じるとすぐに病気になるようだ。完全に病気にはならなくてもすぐに頭痛いとかノドがおかしい、風邪かなとか。


先日ちょっと書いたけれど、ネパール人の作業管理者を呼んで作業不具合の事情を聴いた。まあ、責めたりすると言うのではなくて、なぜそうなったか? 本当の事を聞くと言うようなもの。彼はその場で自分がちゃんとしなかった事について深く後悔している表情だった。その後の仕事ぶりを見ているとちゃんとやっているらしいとわかる。

同じ事でマレー人の作業管理者を呼んだ。ネパール人との大きな違いは言い訳をより多くする事。言い訳すればするほど話の辻褄が合わなくなってくる。が、マレー人は言い訳が止まらない。彼だけでなく、一般にこうした傾向があると、他の事例でも感じる。

さらに違うのはその後の事だった。ネパール人はもちろん外国人労働者で逃げ場が無いと言う事もあるが、元気に仕事場にちゃんと来てやっている。外見上もうあの事は忘れたかのようでもある。(でも仕事はちゃんとやるようになったので忘れていないとわかる。)

マレー人の方、あのミーティングの後、急に具合が悪いと言って午後に帰宅した。次の日の午前中も調子が悪いと半休。次の日、欠勤。表向きはあのミーティングとは無関係な休みとなっているが.....



別のマレー人、仕事が混んでくると調子が悪いと言って残業をキャンセルする事が多い。しかも残業時刻直前に言う。仕事が混んできた場合ばかりでなく、何かミスをして指摘された時、高確率で残業無で帰ると言う。

さらに別のマレー人、新しい仕事が入ると残業しないで帰る事が多いとか、何か別の重要でも緊急でも無い仕事を勝手にやって時間を潰す。新しい仕事と言っても別に困難な事ではなく、単に彼がやった事が無い仕事と言うだけの事。ジョブスコープに記載されていない他人の仕事ってわけでもない。

(ところで残業だけれど、マレーシアでは賃金の低い人はだいたい残業するのがあたりまえになっている。特に残業を強制するわけでなくて、本人たちもそれが込みで賃金になっているとの認識。帰りたい時は帰るのはかまわないが、何も言わないと普通残業ありと双方考えている。(オフィススタッフはそうではない。))


どうにもマレー人、とても精神的に弱いような感じがある。弱いと言うか、脆いと言うか。毎日新しい仕事させたり、いろいろ指摘されたりする環境だとたぶん心の病気になってしまうんじゃないかと想像する。その前に辞めると言うのもあるが。だから今いるマレー人、もしかするともうすでに彼らの心の中は20%位病期になっているのじゃないだろうか?、見ていてそんな気がする。



こうした事に対して放って置くと言ったら聞こえは悪いかもしれないが、人生ずっと横にいて気遣ってやる事ができるわけでもないので仕方ないと言う事にする。(冷たい?)

中国製の知らないメーカーのネットワークカメラを買った

2017-10-10 13:43:24 | マレーシアでニャー2017
ネットワークカメラと言う物を買った。買ったと言うより買ってもらった、会社に。無名の中国メーカー製。

うーん、マレーシア人、あまりメーカーとかに拘りが無いらしい。まあね、規格がわかっている物だと無名メーカーでも良いのもあるけれどね。ネットワークカメラって大丈夫なの?、と思いつつ、試しに設置してみた。

最近は無名メーカー物でもスマホとかに対応しているのでちゃんとアップルやGoogleからアプリがダウンロードできるようになっている。ダウンロード....

メールアドレスを登録しないといけない。Gmailのアドレスで登録... パスワードを設定。iPadをインターネットに繋がったWifiに接続する。カメラも....

カメラ、大きめの白熱電球の形をしていて、電源ソケットも電球のそれだ。電源OINにすると赤LEDが点灯...少し待つと点滅。点滅したらアプリを開いてカメラ追加。カメラ追加の時に接続しているWifiパスワードを入力。カメラに転送されるらしい。(そう言う機器が確か以前にもあったけれど、何だっけ? そんな事でパスワード外から入れられるってのは危険じゃないのか?)

しばらくして出来たってカメラがけたたましく反応する。設定完了らしい。

アプリから見てみると確かにカメラが動画を送って来ている。カメラはそのままWifiにつなげて置いてiPadだけモバイルネットワークに戻る。が、まだ動画を送って来ている。LANの外に映像を流しているのだ。


ここで問題が....

カメラ本体にはパスワードが無いらしい。それで大丈夫なのか?
ネットワークカメラだから映像はきっとインターネットに垂れ流しているんだろう。
何かそれをアプリ以外で見る方法って、もしかしてあるのじゃないのか?
これ、今後の研究課題だ。

映像を共有するには最初に設定したiPadのアプリから他のスマホなどのアプリへ招待状が必要。
アプリをインストールして認証してもらわないといけないが、そのアプリはけっこう多くのスマホ内情報を利用していると書いてある。
端末のステータスとID、位置情報、SDカードの中身、BlueToothのペアリング設定、実行中アプリ情報、システム設定変更など。
大丈夫なのか?、中国の知らないメーカーにそんなの送られたりはしないのか?


使い続けて良いのかどうか?

勝ち負けはいつも決まっている

2017-10-09 13:35:12 | マレーシアでニャー2017
今朝、出勤前の午前7時ちょっと過ぎ、表でギャーと言う叫び声。ツブアンが近所の猫に襲われているのはすぐにわかった。ドアの鍵を開けて外に出る。同時に野良猫は逃げる。ツブアン、怖くて車停めのタタキでオシッコを漏らす。開いたドアに一目散。

その後首のあたりに傷を負っているのがわかった。可愛そうに。


仕事から帰ったらキナコが家にいた。普段はその時刻には家にはいない。夜中に探しに行くとどこからともなく出て来て家に戻るはずなのに。今日はソファと窓の隙間にうずくまって身体を固くしている。キナコも野良猫にやられて逃げて来たのだろう。


うちの猫たちはいじめられっ子。喧嘩の仕方を知らないらしい。虚勢を張って向かって行く事もあるが大概負けて来る。猫の喧嘩で何が勝敗の鍵になるのかわからない。



人間の場合、実際に肉体を使って争う事もあるけれど、通常それはしない。あまり戦いらしい戦いはしなくともなぜか上下関係が決まってしまったりする。

うちの工場だと、一番下のところに外国人労働者がいる。中にはカレッジレベルの教育を受けている者もあるが、それでも一番下だ。単に外国人労働者と言う立場で入ってきていると言う理由で。

その人たちの上にはマレーシア人がいて彼らを管理する。単にマレーシア人と言うだけだ。給料だってマレーシア人の方が多めになっている。だからってもちろん能力的に上ってわけではない。

さらにその上にはマレーシア人で大学出位の者たちがいて、彼らのいる場所はエアコン付きの白い壁で囲まれたオフィスだ。それだって別にどうって事はない。


これらのどこか2つの階層を取ってみても、勝つ人はいつも勝つ、負ける人はいつも負ける事になっている。これを受け入れない場合は不条理と感じるかも知れないが、ほぼ全員が受け入れる従順さがあって、言ってみれば誰もその事を不思議とも思わない。

現場の管理人、下から2つ目のところに位置する。ある人が朝礼をやらせるべきだと言った。何故なら朝礼はやっていないから。見た目、ちょっとだらしなく見える。夜勤からバトンタッチなので多少時刻が変になっていると言うのもある。

が、朝礼はやはりやらない事にしている。外国人労働者もその上のマレーシア人管理人も、ごく自然に上下関係を意識している。朝礼をやると自然とマレーシア人管理人が強い口調で何か言う形になる。言う方も聞く方も自然と上下を意識した形をとる。ずっと以前は管理人が前に出て言い、外国人が向かいあって並んでいた。

そう言う形は上下関係の強化には役立つがそれ以外には何も利点がない。どうせ前に立って言う事だって大した事はないので、そこで威張るために何か言うことを探して言っている過ぎないのだ。あまりに行きすぎると管理人は命令するだけの人間となり、外国人は聞くだけで何も言わない、考えない人になって行く。

何とつまらない事を、と思うが、世の中はそれが自然にできるようになっているらしい。うちの猫たちはいつも負けて、オレンジトラの野良猫は常に勝つ。これは半永久的に定められた運命なのである。