もんく [英語ダメでもマレーシアで働いてみたよ]

インドネシアや台湾なんかにもいたのです。(since Oct. 2004)

勝ち負けはいつも決まっている

2017-10-09 13:35:12 | マレーシアでニャー2017
今朝、出勤前の午前7時ちょっと過ぎ、表でギャーと言う叫び声。ツブアンが近所の猫に襲われているのはすぐにわかった。ドアの鍵を開けて外に出る。同時に野良猫は逃げる。ツブアン、怖くて車停めのタタキでオシッコを漏らす。開いたドアに一目散。

その後首のあたりに傷を負っているのがわかった。可愛そうに。


仕事から帰ったらキナコが家にいた。普段はその時刻には家にはいない。夜中に探しに行くとどこからともなく出て来て家に戻るはずなのに。今日はソファと窓の隙間にうずくまって身体を固くしている。キナコも野良猫にやられて逃げて来たのだろう。


うちの猫たちはいじめられっ子。喧嘩の仕方を知らないらしい。虚勢を張って向かって行く事もあるが大概負けて来る。猫の喧嘩で何が勝敗の鍵になるのかわからない。



人間の場合、実際に肉体を使って争う事もあるけれど、通常それはしない。あまり戦いらしい戦いはしなくともなぜか上下関係が決まってしまったりする。

うちの工場だと、一番下のところに外国人労働者がいる。中にはカレッジレベルの教育を受けている者もあるが、それでも一番下だ。単に外国人労働者と言う立場で入ってきていると言う理由で。

その人たちの上にはマレーシア人がいて彼らを管理する。単にマレーシア人と言うだけだ。給料だってマレーシア人の方が多めになっている。だからってもちろん能力的に上ってわけではない。

さらにその上にはマレーシア人で大学出位の者たちがいて、彼らのいる場所はエアコン付きの白い壁で囲まれたオフィスだ。それだって別にどうって事はない。


これらのどこか2つの階層を取ってみても、勝つ人はいつも勝つ、負ける人はいつも負ける事になっている。これを受け入れない場合は不条理と感じるかも知れないが、ほぼ全員が受け入れる従順さがあって、言ってみれば誰もその事を不思議とも思わない。

現場の管理人、下から2つ目のところに位置する。ある人が朝礼をやらせるべきだと言った。何故なら朝礼はやっていないから。見た目、ちょっとだらしなく見える。夜勤からバトンタッチなので多少時刻が変になっていると言うのもある。

が、朝礼はやはりやらない事にしている。外国人労働者もその上のマレーシア人管理人も、ごく自然に上下関係を意識している。朝礼をやると自然とマレーシア人管理人が強い口調で何か言う形になる。言う方も聞く方も自然と上下を意識した形をとる。ずっと以前は管理人が前に出て言い、外国人が向かいあって並んでいた。

そう言う形は上下関係の強化には役立つがそれ以外には何も利点がない。どうせ前に立って言う事だって大した事はないので、そこで威張るために何か言うことを探して言っている過ぎないのだ。あまりに行きすぎると管理人は命令するだけの人間となり、外国人は聞くだけで何も言わない、考えない人になって行く。

何とつまらない事を、と思うが、世の中はそれが自然にできるようになっているらしい。うちの猫たちはいつも負けて、オレンジトラの野良猫は常に勝つ。これは半永久的に定められた運命なのである。
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