逢坂地区の大堤!

四百数十年の伝統!うぐい突き保存会

池干し

2018年10月18日 | 日記
今日の大堤池。
天日干し中。

池の底を空気にさらす
  ↓
微生物による分解を促進
  ↓
水質を浄化する

という効果があるそうです。

うぐい突き2018広報

2018年10月11日 | 日記
「うぐい突き2018」がケーブルテレビで放送されていました。

毎年のように取材に来てもらって感謝。広報に大きく役立っています。

台風接近のため各種大型イベントが中止になったから来れたって説がありますが、まあ何でもOKです。

読売新聞さんと朝日新聞さんが記事にしてくれました。

ありがとうございました。

浅井の「うぐい突き」③

2018年10月07日 | 日記
大堤池との違いは「うぐい突き」が終わった後も。

池がキレイになったらすぐに水を溜めます。
そして獲った鯉の重さを計って、買い上げるのだそうです。

で、すぐに放流。このお金で稚魚を買うとか。
超大物の鯉が多いのはこうゆう理由。

鯉を食べる人は ほとんどいないそうです。

「うぐい」を作る技術、池の環境保全、(歴史は不明だそうですが)伝統を守り続けるための課題は多いとのこと。
大堤池と同じですな。

地域の子供たちに期待。


ちなみに、観光化してないので、誰でも池に入って良いわけじゃない。
あくまで農業(と娯楽)のため。

私の知る限り「うぐい突き」を現在でもやっているのは、ここと大堤池だけ。
(人知れずやっている所や、タダの池干しや魚獲りは多くあると思いますが。)

誰でも自由に体験できるのは、日本唯一「大堤池」だけですよ~。
(国立歴史民俗博物館が言うには)

浅井の「うぐい突き」②

2018年10月07日 | 日記
堤防の下、排水口は「どぶじり?」「どふじり?」「どひじり?」と呼ばれ一番人気。
多分だけど「土樋(どひ)尻(じり)」。土管の出口のこと。
入札でここでの魚とり権利を購入するのだそうです。

泥を人力でかき出すのも大堤池との違い。「うぐい突き」で歩いて泥を流すより、ジョレンを使って流す方が主だとか。

雷魚発見!デカい!

「池の水全部抜く大作戦」のまんま。
外来魚ってこんな のどかな所にもいるのですね。

最近、テレビ番組↑の影響で「鯉は外来魚」って言う人がいますが、ここも大堤池も「鯉は故郷の魚」です。

浅井の「うぐい突き」①

2018年10月07日 | 日記
昨日は大堤池の「うぐい突き」を実施したところ。

今日は鳥取県西伯郡南部町の浅井集落へ。
ここにも「うぐい突き」が現存しております。

ここは浅井集落の関係者だけで行われる「うぐい突き」です。
なので広くPRしている訳ではない。

青木池の堤防に人が集まっていました。

ここと大堤池との最大の違いは「うぐい」を片手で扱う事。

投げるように遠くに振り下ろします。なので、高く大きく振りかぶる。

重たくないのかな?って「うぐい」を持たせてもらったら、重い!!
浅井の人は力持ちです。

よく調べると竹ひごの数が少なかったり、一本一本が薄く削ってあったり、軽くする工夫があります。
魚は足に驚いて逃げてしまうから、遠くに投げるのは理にかなっています。
ただ、体力腕力がないと・・・

うぐい突き2018⑫

2018年10月06日 | 日記
例年よりも早めに終わったおかげで午後はゆとりがありました。
一回解散。

その間、準備から片付けまで頑張ってくれた鳥大生さんを浜村温泉「旅風庵」さんのご厚意で特別に温泉へご招待。

外は台風の大風が吹き荒れています。早く終わって良かった。

会下研修センターで「うぐい突き」の最後の目的「魚の味を楽しむ」ための慰労会です。

実は映画監督さんが大阪から来られていたので一言挨拶。

「うぐい突き」を体験されていましたが、何かのインスピレーションが閃いたでしょうか?
是非とも「うぐい突き」を映画にしてください。(お金は無いけど)

慰労会で「鯉の刺身」を食べました。これが美味しい!!
その他、屋台村の売れ残りがあって、よい試食になりました。
例年何も残らなくって、「地域の味」って言うけど食べられない物も多いので、今日は良かったと考えよう。

新米「きぬむすび」と、鯉のアラを去年の2倍に増やした「アラ汁」が美味い!!!
鯉焼き(タイ焼きそっくり)やパンはプロの味なので さすがの美味しさ。

人も料理も賑やかで贅沢な楽しい慰労会となりました。

これで「うぐい突き2018」の全ての目的は達成され、終了です。
今年も楽しく伝統行事ができました。来年に繋がるようにシッカリと反省会もしました。


贅沢を言えば、もう少し地元小学生が参加してくれたら・・・って思うけど。
遠くは神戸から来られた方がいらっしゃいましたよ。


夏休みから親子教室で「うぐい」を作ってくれた皆さん、草刈りやら会場準備やら屋台村やら手伝ってくれた地域の皆さん、ありがとうございました。

「うぐい突き」を東南アジアから朱印船貿易で伝えたと言われる亀井公に感謝。
逢坂の自然の神様・魚の神様に感謝です。

うぐい突き2018⑪

2018年10月06日 | 日記
浜村温泉の湯で足を洗います。

今日の感想をインタビュー。女子大生さんが超大物を捕まえました。

お疲れ様でした。
じゃあ、気を付けて帰ってください。

ゆっくり屋台村で昼ごはんを食べて欲しいところですが、いよいよ台風だって風になってきました。
雨が降らないのが幸い。

吹っ飛ばされる前に、一気に全てを片付けてしまいます。

うぐい突き2018⑩

2018年10月06日 | 日記
子供にはザリガニ獲りが人気。

農家にとっては田んぼで悪い事をするから、シッカリ捕まえて欲しいもんです。

風が強くなってきました。
完全に水が抜けた訳じゃありませんが、安全第一なので今年の「うぐい突き」は終了です。

いつもよりバタバタしたけど、
目的➀水を抜いて乾かす
目的➁魚とりを楽しむ
目的➂泥を流す
は達成できました。
事故がなくて良かった。

後は、台風の影響を受ける前に撤収です。

うぐい突き2018⑨

2018年10月06日 | 日記
一列になって「うぐい突き」
一気に魚を一方向に追い込む作戦。こうすれば誰かが獲れる(はず)。

鳥大生さんも頑張っています。

地元内外の方も参加してます。

魚が獲れようが獲れまいが、池の中を歩き回って泥をかきわまして流してしまうのも大事な目的。
池の泥の堆積を防ぎます。(下流はスゴイ泥水になりますが。)

うぐい突き2018⑧

2018年10月06日 | 日記
やっぱり見学者は少ないです。
とは言え、小さいながらも店を出して良かった。
休憩も必要だから。

時々風が強く吹くくらいで、本当に台風が来るのか?ってくらい良い天気。

南風で暑い!
池の中には風が届かないから、水に入るには良い。

大阪屋は今日だけ「逢坂屋」。たこ焼きと鯉焼き(タイ焼きにそっくり)を作って持ってきてくれました。

逢坂地区の農産物も。梨・柿・ブドウを売っています。

亀井堂のパン。大堤池は亀井是則(これのり)公が作った池と言われています。
亀井堂との繋がりは不明ですが、子孫が創業者かも?ってことにしておきましょうか?
ちなみに、亀井堂のパンは逢坂地区のパン職人さんが作っています。(正確には職人の中の一人ですが)

「布勢の清水コーヒー」さんも出店してくれました。

ちなみに、毎年恒例の名物「うぐい突きカキ氷」は中止です。

何だか関係者しかいない屋台村ですが、「まあ、こんなもんだろ。」くらいは売れました。

売り上げは保存会の資金に。今年の自己資金確保は厳しいぞ。
↑って思うけど、例年 利益は慰労会でパ~ッて使ってしまうので あんまり関係ないか。

うぐい突き2018⑦

2018年10月06日 | 日記
台風接近中なので、時間短縮するため池の水をあらかじめ大量に抜いていた池。

例年より早く魚が捕まえられています。
保存会会長が「こ~んな でっかいのがとれた~!」
いくら何でもこのサイズは盛り過ぎでは・・・

皆さん次々に捕まえていきます。
どんな大物を捕まえても最後は手掴みなので一苦労。でもこの大物との戦いが楽しい。(自然の恵みに感謝しながら)

大物を子供に持ってもらうと、取材のテレビカメラが。

捕った魚は持って帰れます。

魚をたくさん捕りすぎた人や、持って帰れない人は保存会がもらいます。
で、池干しが終わって水が池に溜まったら、来年の「うぐい突き」のために池に戻す。それで大物が育っているのです。

うぐい突き2018⑥

2018年10月06日 | 日記
広い池で「うぐい突き」をやろう!

親子で体験。
夏休みに親子で作った「うぐい」を使って。

やっぱり「うぐい」は重たいので、親子で交代しながら。

作った「うぐい」も、伝統文化を体験する姿も地域の人に見てもらいます。

親子で魚捕り。良い思い出になります。

(でも、やっぱり大きな池では そう簡単に魚は捕まえられません。)

うぐい突き2018⑤

2018年10月06日 | 日記
さあ、やってみよう!
小さい時から当たり前のように体験しておくことが大切。

マナさんが捕まえました!

大きな魚で大きな笑顔。

生き物の神様、魚の命に感謝しましょう。

この後さらに網を狭くして、「うぐい」が持てない もっと小さい子の「つかみ取り」をしました。

魚捕り「うぐい突き」は楽しい!と、伝統を受けついで欲しいと願っています。

うぐい突き2018④

2018年10月06日 | 日記
早速、池に入りましょう!
心配していた水も保存会会員の努力でバッチリ抜けています!

夏休みに「伝統文化親子教室」で「うぐい作り」をしました。その参加者に体験してもらいます。

網で囲ってから魚を放流しています。

まずは「うぐい突きの先生」の実演。やり方の説明です。

子供さんが池に入って「うぐい」の使い方を習います。

「うぐい」は、ただひたすらに「突く」だけです。両手で持ちます。
「うぐい」の中に魚が入ったら逃げようとドンドンって体当たりして来ますので、その感触で捕まえたことがわかります。
後は手掴みで捕ります。

小さい子には難しいかな?