大曲の花火

正式には「全国花火競技大会」という。
明治４３年から始まったという歴史ある花火大会。

昼花火は煙の色や形を楽しむもので赤、黄、青、緑、紫色などの煙の芸術。
全国でも大曲だけとの事。

いよいよ、号砲とともに夜花火開幕。
とても長いナイアガラの滝で始まり、歓声があがる。

各花火会社が自信の花火を打上げるわけだが、お決まりの大きな花火とテーマを決めた創造花火の二種である。

創造花火はテーマに沿った曲に合わせて次々と見事な花火が上がる。
昨年、大ヒットとなったSMAPの「世界に一つだけの花」を選んだ花火屋さんが３社あった。
他にオレンジ・レンジの「花」や井上陽水の「少年時代」など、花火を見ながら歌ってしまう。
玉川のタマちゃん、オレンジジュースQooの顔が夜空に描かれたり花火の技術はすばらしい！！


８時４０分、最大の目玉の大会提供花火の時間である。
「砂漠の宮殿」と題し、幻想的な妖艶な音楽に合わせ、１ｋｍの河川敷の７．８箇所から打上げられるスターマインである。
息つくひまもないくらい次々と打上げられる花火にただただ見入る。
もう、感動以外の何物でもない。
言葉で表現できないすばらしさである。
こんな花火は初めて見た。
花火師さん、ありがとう

この、大会提供花火が終わると帰って行くツアーもある。
混雑を避けるために帰り始める人達もいた。

そして、再び競技会。
どれもこれもすばらしい！！！
ただ、無風状態のためせっかくの花火が漂っている煙に隠れてしまい、見る者も残念だが一年間の成果を出すべく頑張ってきた花火師さんはさぞ無念だったと思う。



通常５万人の町に今年は６８万人の人出だったと新聞で報じられていた。
大会関係者のみなさんのご苦労に感謝

感動の一夜であった。