古稀背包客放浪記

古稀バックパッカーの東南アジア見て歩る記

ソンクラーンの後

2010-04-28 00:41:56 | 日記
  還暦背包族(bei bao zu)放浪記 その43

2010年4月24日(土)

ソンクラーンが終わったら、確かに季節が移った様だ。

つい先日までは真っ青な空だったのに、ここ二、三日は雲が出るようになった。
青空の色が変わった。何か日本の秋の空みたいな感じだ。

それに、燕が飛び交うのを見掛けるようになった。昨日などは六階の部屋の中にまで飛び込んできて、びっくりしてしまった。

そしてトウトウ初めての雨が降った。
午後の2時頃から突然、風が吹き出した。そして一面の黒雲の空になりバァーと雨が降ってきた。2時間位で上がってしまったが、数m/mのほんのお湿り程度だったが確かに雨が降った。
一月からの滞在だから約120日になるが、途中一時帰国していたけれども、その間も多分雨は降っていないだろう。そんな後の雨なのだ。

タイのチェンマイの季節は乾季、暑季、雨季だそうだから、今は暑季から雨季に変わる時なのだろうか。

満月に近い今夜の月は心なしか朧に霞んでいる様な気がする。

チェンマイ 散歩

2010-04-22 00:08:33 | 日記
  還暦背包族(bei bao zu)放浪記 その42
2010年4月20日(火)
 
 午後からバイクでチェンマイの北の方向へ散歩に行く。
 
 なんか公園みたいな所が有ったので中に入っていくと、何と普通に普通の家だった。余りの豪華さにびっくりする。何かの記念館のような佇まいだったのでフラット入ってしまった。
 タイでは普通のちょっとした所にとんでもない豪邸がある。余りにも凄い。3M位の高さの塀が2~300m位続いている。

 そういえば、昔、韓国の全州のヒョン氏の幼馴染の友人の陸氏の家を訪れて、その庭でゴルフのドライバーでボールを打った事があった。やっと目の前の池を超えただけで、隣の家の敷地の境界線までのその半分も飛んでいなかった。ふっとそんな事を思い出した。
 それくらい広い屋敷だった。でも、陸氏の庭でのドライバーはまだ若い頃だったので250ヤード以上は飛んでた筈だ。敷地の真ん中にその屋敷はあったはずなのだから、多分東の方向だけで500m位は有ったと思う。北側には宅地開発業者による一大マンション群のビルが建ち並んでいた。南側は自然豊かな川が流れていたよう気がする。多分、北も南も西もドライバーではその境界線までの半分も届かないはずだ。
 ゴルフのボールが飛ばないのか、そんなのに関係のないほどに庭が広いのか今はどちらとも言えない。昔は果樹園だとか言っていた。
 陸氏は前の大統領に連なる人のはずだ。そんなことを後で聞いた気がする。色々な名刺を持っていたが、小生に呉れたのは名前と住所と電話番号だけのもので何の肩書きも無いものだった。今では、懐かしく思い出す。

 タイでは普通の金持ちなのかとんでもない金持ちなのか解らない。
結構豪邸があっちこっちに有るので、とんでもない金持ちなのでは無いのかも知れない。普通の金持ちクラスなのだろうか。
 
 日本の今までの感覚や、自分の事情だけで物事を判断できないのが世界の常識なのだ。その国、その国の事情がある。その人の事情が有る。だから、、、、

 タイのチェンマイに住む気は無いが前回も含めてかなりの期間になった。
確かに、外国にしては住み易いかもしれない。
何と言っても治安が良い。地元の日本に対する親愛の度が良い。物価が安い。

 しかし、熱い。暑い。
 夏バテ、バテだ。

ソンクラーン その後遺症

2010-04-20 08:31:02 | 日記
  還暦背包族(bei bao zu)放浪記 その41
2010年4月18日(日)
 
 ソンクラーンも強烈だったがその後遺症もまた凄い。

 三日間濡れっ放しだったのだから当然だが、いや、実質は12日からなので四日間かもしれないが、尚且つあの汚いお堀の水を全身に浴びていたのだから仕方がないと思う。
 全身、あせもの様な湿疹になってっしまった。特に、内股や、太もも、腹部、腕の内側などは一面の湿疹だ。服を着て濡れていた部分だ。皮膚に炎症を起こして赤いブツブツに為ってしまった。
 
 病院が休みなので、薬局でステロイド系の軟膏を買ってきて塗っているが、余りにも酷い様であれば医者に行かねばならないだろう。とんだ後遺症だ。

 地元の環境に慣れていない我々の様な外地人はあのお堀のような水には免疫がないのだ。それを知らないでいい気に為って遊んでいた報いなのかもしれない。


 夕方にインターネットのTVで日本の番組を見ていたら、
「タイのチェンマイで500万円で家を買って、年金をもらって老後をノウノウと生きて寂しく死んでいくのが幸福か、それとも、日本で老後を暮らし親戚、友達に囲まれて死んで逝くのが幸福か。」
そんなことを番組の司会者が言っていた。
何んか、タイのチェンマイで暮らすのが悪いみたいな言い方だった。
 
 確かにチェンマイには多くの日本人が暮らしているようだ。特に年をとった人が多い。市内の大きなスーパーなどに行くと老夫婦や、年寄り同士が買い物をしているのを見かける。そうしてそういった大きなスーパーには日本入口(日本からの輸入品)の一角が用意してあって、日本に居る時と何んら変わらない内容の買い物が出来る。主に日本人が利用しているようだが、現地の高額所得者も購入しているようだ。

 しかし、ソンクラーンは面白い。
 絶対に面白い。
 1000パーセント面白い、
 保障する。

チェンマイ ソンクラーン祭りの後

2010-04-16 23:15:07 | 日記
還暦背包族(bei bao zu)放浪記 その40の2

2010年4月16日(金)

 チェンマイのソンクランのあの熱狂は、あの昨日までの喧騒はなんだったのか。一夜明けた今日の其の余りにも違う街の様子にビックリしてしまった。
 まるで違う街にふっと彷徨って来たのかと思うほど違っている街の様子に戸惑いさえ覚える。本当に、昨日の夜まで賑わっていたあのソンクラーンの様は何処に行ってしまったのだろう。
 新年の行事を終えた其の次の日は何の日なのだろう。街は普段の交通量さえない。何かを忘れて来たような街になってしまった。

 余りの消耗の激しさの為に何も残らなくなってしまったのかもしれない。それ位の勢いとエネルギーを費やした三日間だったのかもしれない。

 還暦背包族は、実際、多少の風邪気味と、足腰の痛みを伴う疲労に苛まれている。一寸はしゃぎ過ぎた様だ。身体の彼方此方が痛い。もう少し世間を知らないといけない様だ。自粛しなければならない。

 確かにこの三日間は心浮かれて街に繰り出した。唯、水を掛けるというだけの行為かもしれないが、通常の事態では起こりえない事である。
 普通にこんなことをしたら可也の罰金罰則を受けるに違いない。それを、サワデーカップ、ハッピーニュウ イアーといってかたずけることが出来る。確かに凄い行事だ。
 
 楽しい。すっきりする。
 痛快だ。面白い。気分が良い。ストレスが発散する。
 浮世の憂いがすべて消滅する。
 出世なんか糞食らえ。名誉が何なんだ。
 明日に何もなくても今が楽しい。ウキウキする。
 人生すべて幸福。何の悔いも無い。
 満足、大満足。
 ソンクラーン 万歳、万歳。

 余りにも遊びすぎて少しもいい写真が撮れなかった。
心残りといえばそれだけである。来年改めてソンクラーンの写真を撮りに来よう。

チェンマイのソンクラーン

2010-04-15 01:43:07 | 日記
還暦背包族(bei bao zu)放浪記 その40
2010年4月13日(火)

 タイのチェンマイのソンクラーンは面白い。

 ちょっとやそっとの面白さではない。絶対に面白いのだ。強烈に面白いのだ。

 我々日本人にしたら、これほど気分が良く、尚且つすっきりとした気持ちで何の気兼ねなく、悪さを出来るのはめったに味わえない。
 まるで知らない赤の他人に何の遠慮もいらずに、断りもなしに水をぶっ掛けられるのだ。たとえ美人であろうと、高位高官であろうと、正装していようと構わないのだ。
 
小さな子供から、かなり昔の娘まで有りとあらゆる年齢の人たち、及びこのタイにまったく関係のない外国人も含めたすべての人間が参加出来るお祭りなのだ。

 ピックアップトラックの荷台に五六人の人間がが乗り込んで、200リッターのドラム缶や、ポリバケツに水を満載して、更に念の入れた組は其のタンクの中に氷を入れて十二分に冷やした水を用意する。
 其の水をすれ違い様に通行人や見物人や、更に水を掛けようと待機している人を目掛けて水を掛けるのだ。まるで、戦争ごっこのようだ。掛けられたら掛け返すようにして。
 
 やはり可愛い女の娘は標的になるようだ。十二分に水を掛けられる。頭の先から全身に水を掛けられる。可愛いさの評価なのだ。

 写真を撮ろうとしてアチコチ行くのだが、阿波踊りと同じように一緒に踊らなければ損をする。写真を撮っているだけだと本当のお祭りに参加したような気がしない。100Bで水鉄砲を購入して参加することにした。俄然面白い。
 
 我々の知っている日本の水掛祭りは4月8日のお釈迦様の誕生日にお釈迦様の像に水を掛けて、甘酒を飲んでいるようなイメージだが、タイの水掛祭り、ソンクラーンは全然違う。まるで水掛戦争のようだ。
 有名なワット(タイのお寺)では確かに本来のお釈迦様に水を掛けて祝う行事も有るには有るがなんとなく勢いが無い気がする。
 ターペー門やお堀の周りの道路で繰り広げられている水掛けの様子のほうが迫力がある。道路は洪水のようになり、パレードの車も見物人も観光客も全てが水浸しになる。

 仏教に関するお祭りでこんなに楽しめるものは他にはないと思う。

 日中40℃近い気温があったとしても、一日中水を掛けられっぱなしだったので少し寒気がする。柔な還暦族はこれだから困ったもんだ。