古稀背包客放浪記

古稀バックパッカーの東南アジア見て歩る記

蜀都 中国成都大熊猫繁育研究基地

2013-11-21 16:23:38 | 旅行

中国成都大熊猫繁育研究基地(成都外北熊猫大道1375号)

子パンダを取材に訪れてるCCTV(中国電視台)のクルー

生後2、3ヶ月の子バンダ十数頭が遊んでる

還暦背包族(bei bao zu)放浪記 その194

11月10日(日)
中国成都大熊猫繁育研究基地へ行く。
それが成都の正式なパンダ基地の名前のようだ。
5年前に一度訪れたが今日は、パンダ好きの、いやそんな生易しい名では失礼になるだろう位のパンダ狂のWさんと同行した。
午前8時30分の入園から、16時30分の退園まで、実に8時間、途中お茶を飲むために10分ほどベンチに腰掛けただけで、万歩計は実に、実に2万5千歩を記録した。
Wさんに付き合って歩いたが、我ながらビックリした体験だ。

秋浜、永浜、隆浜、愛浜、幸浜、雄浜、梅浜
全て、日本生まれのパンダの名前である。
和歌山県の白浜ワールドアドベンチャー生まれで、ここ数年の間に成都に里帰りしたパンダだと言う。
Wさんは如何しても会いたいという。
顔を見れば、解るという。
人間が、人を認識、識別できるように、パンダの顔が解かると言う。
パンダ好きの、いや、パンダ狂と呼ぶしかない。

知り合いの人に会った時のように、日本語読みの名前を呼んで泣きそうになっている。
しゅうちゃん、えいちゃん、こうちゃん、ゆうちゃん、うめちゃんと、、
中国の呼び名は、チョウバン(秋浜)、ヨンバン(永浜)、シンバン(幸浜)、ションバン(雄浜)、メイバン(梅浜)らしい。
親切なえいちゃんの房の飼育員が他のパンダの居場所や、状況を説明してくれるが、中国語なので半分くらいしか解らない。
それでも、Wさんと二人で何とか上記5頭に会うことが出来た。

Wさんはビデヲを回しっ放しだ。
後に聞いたら3時間弱くらいになったらしい。
一頭に一時間くらいかけてビデヲを回している。
こっちを向いて、正面から見たいの、お願いちゃんと顔を見せてと言いながら、動きのたいして早くないパンダをじっと見つめて撮っている。

ついつい、小生も付き合ってしまったが、かなり疲れてしまった。

宿に戻ったWさんはどうしても愛浜、隆浜に会いたいので、明日もう一度出かけるという。
開園の8時に着く様に宿を出ると言う。
流石に同行は遠慮した。

ちなみに、7頭の居住区は梅浜、幸浜、永浜は大熊猫舎14号舎(同園のツーリストマップのNo6)、秋浜は幼年大熊猫別荘(ツーリストマップのNo11)、雄浜、愛浜は亜青年大熊猫別荘(ツーリストマップのNo13)だ。
隆浜は確かなことは聞き出せなかったが、今は会えないが元気だとのこと。

そして、明後日には雅安市のパンダセンターに行くという。
ああ、気を付けて行ってらっしゃいと言うのが精一杯の励ましだった。
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蜀都 四川大学華西口腔医院

2013-11-16 12:31:54 | 旅行

四川大学華西口腔医院(成都市人民南路)

当番医師表(華西口腔医院)

診療風景(華西口腔医院)

歯科技工士なのか義歯の補正作業(華西口腔医院)
還暦背包族(bei bao zu)放浪記 その193

11月5日(火)
四川大学華西口腔医院へ行く。
中国の有名な四歯科大学の一つだそうだ。
ちなみに他の大学は北京医科大学口腔医学院、上海第2医科大学、第4軍医大学口腔医院(西安市)だそうだ。

左の上の犬歯がグラグラで時々化膿し痛む。
それで抜いてもらうことにして出かける。
そのビルは12階建の、そして救急センターもある、まるで総合病院のような規模である。
確かに人口は多いであろうと思われる成都だが、歯科医院がこんなに巨大であって良い筈は無い。
しかし、間違いなく口腔医院でしかない。科が十以上もあり、その科毎に教授と副教授が七、八人おり、それに各二三人の医師や助手が付いており、、、、看護士も、、
優に百人以上の歯科医師が居る事は間違いない、、、が、あまりにも巨大である。

中国では、日本と根本的に違うのは先に料金を払ってから治療するということがある。
中国の何処のどんな病院でもそうだが、治療にかかる費用を前納してその領収書を貰ってからでないと診療が始まらない。
治療費の未回収を防ぐためのようだ。
要するに、金の無い者は当然のことながら、治療を受けられないというシステムなのだ。

受付で診察カードを作り、予約窓口で初診料らしき30元を払い、指定された三楼の張三友医生(後に調べたら教授だった)の処に行く。
看護士に声をかけ左上の歯が痛い、抜いて欲しいと言うと、医師が来て一寸見て何か言った。
看護士が会計に行って金を払って来いと言う。
診療料、手術料、麻酔料等250元を払い又診察室に戻り、領収書を渡すと順番まで一寸待ってろと言う。
程なくして呼ばれ、抜歯はあっという間に終わってしまった。
抜歯後の注意書きと医療手帳を渡されて、義歯が必要な場合は、歯肉が安定した二三ヵ月後に来なさいと、それで全てが終わりだった。
実に簡単にことが済んでしまった。
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蜀都 蝶や華は

2013-11-07 20:33:33 | 旅行

毛主席像(成都市天府広場)


瓦礫の山(成都市馬鞍路東側)
還暦背包族(bei bao zu)放浪記 その192

11月3日(日)
成都の馬鞍路の東側一帯に、蜀都の夜の蝶、華、蛾と呼ばれる小姐達が屯する小さな置屋が軒を連ねている一角があった。
そうです、過去形になってしまいました。
今、その一角が、完全に取り壊されてしまいました。
今、もう瓦礫の山だけしかありません。
同時に一大市民市場であったあの喧騒の路地も姿を消してしまいました。
数千人がざわめき、その日の食材を求めていたあの市場も姿を消してしまいました。
1Km四方くらいの一帯が、小さな壁に囲まれて解体工事の真っ最中です。
あの蝶達は何処へ行ったのでしょう。
何十、何百の蝶達は何処へ飛び去ったのでしょうか。
この寒空の蜀都の街で生き延びていけるのでしょうか。
只々、タダ哀れです。

成都の中心街近くの一角が1Km四方に亘って全て取り壊されているのです。
壮観です。
日本の地上げ屋など、足元にも及びません。
中国では市が、省が、政府が行っているのですから、何の問題も起こりません。
数千人、数万人が、家を手放し、仕事場を失い、立ち退いているのです。
だから、工期も短くてすみますし、費用も安く上がるのです。
来年には、高層住宅と立派な商場ビルが出来ているはずです。
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