古稀背包客放浪記

古稀バックパッカーの東南アジア見て歩る記

天台山 尼僧二人

2011-04-30 00:33:00 | 旅行

尼僧二人(天台山清国寺)
還暦背包族(bei bao zu)放浪記 その99

2011年4月10日(日)
護照(パスポート)を見せてくれと言われる。三度目だ。
何時も何をするのかと思ってフロントを除いてみると、お姐ーちゃんがパソコンで入力を何度もやり直している。
前回の滞在までは紙に書いて登記していたが、今回は、パスポートをパソコンに読み込ませ、その後必要なデータを入力して公安に送信するようだ。
データを見てみると、結構いい加減に入力している。
それでも、やっと登録できたと喜んでいる。
肝心のビザの種類や、入国地の記入が間違っているが余計な口出しをしない方が良いようだ。

進んでいる中国を垣間見た。
でたらめな部分も大分有る。

トマトは絶対果物屋では売ってない。
トマトは野菜と一緒に売っている。
中国では、そう言った区別はハッキリしている。
中国の共産党物、軍隊物は日本の時代劇物と同じ感覚なのか。
CCTVで「東方」を見る。

天台山 隋塔

2011-04-29 09:50:15 | 旅行

隋塔(浙江省台州清国寺)
還暦背包族(bei bao zu)放浪記 その98

2011年4月8日(金)
久しぶりにテレビのスイッチを入れた。
CCTVの8時のトップニュースはまたしても日本の地震だった。
昨日7日の東北地方の地震だ。
前回の余震で、里氏7.2級地震と表示されている。
NHKの元画像に仙台震度6強と表示してある。

そして、CCTVでは核危機を声高に叫んでいる。
福島原発を詳しく何度も放映している。
日本が全滅するような雰囲気だ。
日本を叩く為に世論を煽っている様な気がする。

気が滅入って何もする気にもなれない。
日本に帰っても何もすることが出来ないだろうし、かと言ってここ中国でも何も出来ない。
祈る事ぐらいしか出来ない。

皆の事を思うと本当にどうにもならなくなる。

5角の榨菜をつまみに2.5元のビールを飲んでいる。計3元
(榨菜は65g入りで7円、ビールは580ml で32円 計39円)
ビールのアルコール度数は3.1%と少し低いが、慣れてしまえば如何と言う事は無い。
しかも、通常は常温のビールだ。
これも慣れてしまえば如何と言う事は無い。
常温のビールにはかなりの抵抗があったが、慣れれば慣れるものだ。
今の季節は常温で十分だ。
大瓶3本で百円分のビールを飲めば、結構良い気分になってくる。

中国は酒が安い。
政策的な意図があるのだろうか。

天台山 国清寺

2011-04-24 22:17:22 | 旅行

国清寺(浙江省台州天台山)
還暦背包族(bei bao zu)放浪記 その97

2011年4月7日(木)
天台山国清寺に行って来た。
国清寺は隋時代からの古刹で、かなりの観光客が訪れるようだ。
駐車場には各地からの大型バスが駐車している。
ここもやはり、個人で、ローカルバスで来る様な客はほとんど居ない。
貧乏な観光客は居ないのだ。
団体バスか自家用車だ。
天台山景区10元、国清寺5元の計15元を取られる。

最澄の記念碑がある。
最澄がこの寺に来たのは約1260年前の事だ。
空海もその頃にこの辺をうろついていたのだ。
平安の昔がすぐそこにある。

宿坊に泊まれないか住宿登記所で聞くが、外人はだめなようだ。
親切な坊主が近くの農家旅社に連れて行ってくれる。
しかし、公安の通達で、外国人は賓館と名の付くホテルにしか泊まれないと言う。
結局断られる。
同行の中国人は問題なく招き入れられる。

先日の紫の花が天台山にも咲いていたので、そこの坊主に聞いてみた。
「紫微花」と書いてくれた。

寧波 痴呆症 その2

2011-04-17 04:50:05 | 旅行

吽像(上海博物館)(どっちが阿像か吽像か?)
還暦背包族(bei bao zu)放浪記 その96

2011年4月5日(火)
中国は清明節の休日
趣があって良い呼び名だ。
平安時代の昔の頃は日本も祝日だったに違いない。

毎日、捜し物をしている。
一寸した物や、一寸した行為や、一寸した記憶を捜している。

或る時はフット思い出して見付けたり、ひょっと見付かる時もあるが、殆どは思い出せない。

今日などは、朝から財布、お昼に買ったおにぎり、夕食後のビール、そんなものを捜した。
財布は何時もと違ってそのまま上着のポケットに入っていた。
ビールは窓際のほうが涼しかろうと思ってカーテンの後ろに立て掛けて置いたのを思い出した。
しかし今になってもおにぎりが一個見付からない。
確かに二個買った筈なのに、一個は公園で食べたが、もう一個を如何したのかまるで記憶に無い。
部屋に帰ってきてベットの上に一寸置いたような気もするが、幾ら捜しても出てこない。
お金は二個分払ってレシートも有るから間違いはない。

完全な老化現象だ。
痴呆症の始まりかもしれない。健忘症だ。

捜し物は、ここ十年、日常茶飯事になってしまったようだ。

困ったものだ。

寧波 痴呆症

2011-04-16 00:22:30 | 旅行

名が思い出せない花木(寧波月湖公園)
還暦背包族(bei bao zu)放浪記 その95

2011年4月2日(土)
どうしてもその花木の名が思い出せない。
虹の丘の自宅に、自分で苗木を買ってきて植えたのに、その名を思い出せない。

今、寧波の街中の公園にその花が満開だ。
濃い紫色のその花は余りにもゴチャゴチャしすぎているが、真っ盛りに咲いている。
何故か不恰好な位に多くの花びらが幹に固まって咲いている。

どうしてもその花木の名が浮かばない。
そう遠くない昔の出来事なのに、その花木の名を思い出せない。
忘れ去られた過去の記憶のように、その花木の名が思い出せない。
忘れたいのか、忘れようとしているのか、忘れられないのか、さっぱり解らない。

只、現実として、その花木を眺めている。
花木の名を思い出せないのは、もう必要が無いと言う事なのかもしれない。
只、現実として、その花木の前で一人佇んでいる。
只、哀れ。

通りすがりの中国人に聞いた。「紫金花」と書いてくれた。