古稀背包客放浪記

古稀バックパッカーの東南アジア見て歩る記

チェンナイ 青春の想い出

2014-05-21 22:59:13 | 旅行

クリシュナのバターボール(mahabalipuram)
還暦背包族(bei bao zu)放浪記 その201

3月22日(土)
Chennai、チェンナイ
まだマドラスと呼ばれていた頃に来たことがある。
もう、三十数年前のことだ。
何処の空港から来たのかは忘れたが、夕方にマドラスに着いた。
確かインデアンエアライン航空と言う名だったが、今は無いようだ。
そのエアのスチュワデスと次の日の昼に、マドラス一番のホテルのカフェでデートの約束をした。
初めてのことで、天にも昇るような気分だった。

一時間も前にそのカフェに行き、生カシューナッツの炒め物でビールを飲んでいた。
しかし、約束の時間はトオに過ぎている。
動くことが出来ない。
自動巻きゼンマイの人形のようにギコチナイ動きで彼女を待つ。
名も何にも知らない。
今日の昼にタジコラマンデルホテルのカフェで会おうというだけである。
休みだからマドラスを案内してくれると言う。
それだけだが、動けない。
何時間待っただろうか、記憶に無い。
ひとり寂しく帰ったことだけは確かだ。

インドは何処に行っても暑い。
マドラスはマドロスの夢のまた夢だ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

プーリー 青春の残像

2014-05-21 14:48:52 | 旅行

プーリーの漁師(India Orissa Puri)

太陽神殿の車輪(India Orissa Konark)
還暦背包族(bei bao zu)放浪記 その200

3月14日(金)
コルカタから汽車で7,8時間の海辺の街プーリーにやってきた。
ちょっと昔の時代に所謂、ヒッピーと呼ばれる人種の溜まり場だったと言う街だ。

朝の散歩の途中で、砂浜にシーツを敷きマッサージを受ける。
砂の冷たさが気持ち良い。
30分で200Rsと素人の割りに高い。
その後、宿の主の紹介で近所のアーユルベーダと称するマッサージを受ける。
40分ほどで450Rsだ。
両方とも余りにも胡散臭いので、宿の主に再度言い、主の兄貴の知り合いの医師に電話をしてから出かける。
簡単な診察を受け、処方箋と、マッサージの指示を受けて治療する。
先程のマッサージとほぼ同じオイルマッサージを受ける。
朝の9時にマッサージに十日間、毎日通いなさいとのこと。
処方箋を持って薬局に行き指定の薬を手に入れる。
診察代が500Rs,マッサージ代が650Rs、薬代は5種類で総額355Rs、合計1505Rs掛かった。
他にトクトク代が300Rs。
かえって疲れてしまった。

紹介された宿の3階の溜まり場では日本人の若者数人が屯している。
何をしているのかと見れば、ガンジャ、葉っぱを吸っている。
三十を少し超えたような女は、トローンとした眼をして、茫然自失の状態だ。
いい若者がだらしない。
プーリーでは比較的安全だと言っている。
結局は違法のドラッグをやっているのだ。
街を歩くと、バッタ物や何かと一緒に、良い葉っぱが有るよと声をかけてくる。

街も宿も、どうもいけない。
長居する所では無いようだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コルカタ 青春の亡霊

2014-05-09 09:39:05 | 旅行

サルベーションアーミー跡地の新築ビル(kolkata sudder st.)
還暦背包族(bei bao zu)放浪記 その199

3月10日(月)
この街がまだカルカッタと呼ばれていた三十数年前に、一度だけ訪れたことがある。
確かな記憶は無いが、サダルストリートのサルベーションアーミーと言う安宿のドミと呼ばれるベットに初めて泊まった。
ドミと言う様式が初めてだった事と、カルカッタのあまりの喧騒に気をとられて記憶が霞んでいる。
久しぶりのカルカッタ(二十数年前に本来の名称であるコルカタに変更した。)は相変わらず暑いし、塵ゴミしている。
サダルストリートのそれと思しき処の店の古老にサルベーションアーミーの事を聞くと、隣の新築中のビルを指して、ニュービルデイングと言う。
ニコニコしながら、おい、知ってるのかという顔で話しかけてくる。
そうだよ、おっちゃん、三十数年前にこの辺をうろついたことが有るんだよと言うと、懐かしいなあと言う感じで笑いかけてくる。
かなり歳をとっているように見えるが、小生とそう変わらないかもしれない。
いずれにしても、あの安宿が消えた。
立派な五六階建てのビルが建設中だ。
いや、建て始めてからもう十年ぐらいは経っているかもしれない。
そんなインドの建設現場だ。
そうだ、時間だけは情け容赦なく進んでいく。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする