徒然なるままに

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工学部が不人気で思うこと

2006年10月25日 23時11分58秒 | ニュース
Yahooニュース - 毎日新聞 - 大学工学部 志望者10年で半減 来春大急ぎで組織改変へ

工学部を志望する学生がここ数年で極端に減っているそうですね。
工学部出身の私としては少々残念なニュースです。

志望する学生が減った理由がリンク先の記事に書かれています。
ですがそれ以外にも原因があると私は思います。

その原因の一つに目玉となる技術がないことが挙げられます。
学生が工学部を志望する理由の一つに「自分が学ぶ技術分野が社会(就職)に役立つか」が挙げられます。しかし今の工学系には目玉となる技術がないように見えます。よって目玉となる技術がない工学系を志望する学生が減少している今の状況は、当然のように思います。
ちなみに私が現役の学生だった頃は「IT技術」や「ロボット工学」が盛んで、その分野に多くの学生が集まっていました。

しかしこの問題に対する対策は厄介です。
目玉となる技術とは近い未来に社会で活躍する技術です。近い未来にどんな技術が使われているかなんてなかなか予測しづらいものです。また社会に役立てるためには大学だけではなく企業の協力も必要です。
この問題を解決するためには先見の明と社会の協力が必要なので解決には多くの時間がかかりそうです。

厄介な問題ですが、工学系の学生が減少することは、将来の日本企業の技術的な国際競争力を失うことになるため、なんとか解決しなければならない問題であると思います。


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