Xbox360ソフト「ブレイドストーム 百年戦争」をプレイしている。
体験版をプレイしてみて、面白そうだと感じたので買った。
このゲームは一見、三国無双の西洋版だと思われがちだが、全然違うゲームだ。三国無双はプレイヤーが武将の一人となって、たくさんの敵と戦うのに対し、このゲームでは、傭兵部隊の隊長になって、部隊を率いて敵と戦う。部隊には騎兵隊や歩兵隊、弓兵など様々な種類(兵種)があり、さらに騎兵は歩兵に強いなどの相性がある。そのため、戦場では、幾つかの部隊を指揮しながら、敵軍と相性のいい部隊とあたるように戦わなければならない。そして、部隊を率いつつ、最終的には、敵の城を攻略するのがこのゲームの目標だ。
10時間ほどプレイしたが、なかなか
奥が深いゲームだと感じた。
戦略シミュレーションが好きな人にオススメな一本だと思う。
以下に、このゲームの魅力的な点と残念な点を挙げよう。
このゲームの魅力は、まず第一に「
とても臨場感があること」だ。
ゲームに熱中させるためには臨場感があることが重要な要素だ。このゲームは三国無双とは異なり、軍隊と軍隊が戦うので、本当の戦場であるかのようなリアリティーを感じる。敵味方両軍が丘の上で対峙したあと、一瞬の間をおいて、両軍突撃するシーンは、映画や大河ドラマのワンシーンを彷彿させる。又、オーケストラ風の重厚な音楽が更に雰囲気を盛り上げてくれる。
次に魅力的な点は「
戦略に歯ごたえがあること」だ。
このゲームには、騎兵隊は歩兵に強いといった兵種ごとに相性があるため、ただ単純に兵士数が多い方が勝つという訳にはいかない。敵より兵士数が多くても、相性が悪ければあっという間に全滅してしまうので、敵軍の編成を見極めながら、こちらの軍隊の編成を考える必要がある。例えば、敵軍の騎兵隊が前に出てきているので、自軍は騎兵隊に相性の良い長槍隊を前に出して、後ろに歩兵隊、弓矢隊を配置して迎撃する。こういった敵軍の編成に応じた編成を考えるのは面白い。
又、拠点を制圧する順序を考えるのも面白い。拠点とは軍隊が補充されるポイントのことで、この拠点を敵軍と取り合う。しかし、単純に敵拠点を見つけしだい、攻略してもダメで、敵拠点のド真ん中にある拠点を苦労して制圧しても、あっという間に敵に包囲され取り返されてしまう。従って、なるべく敵に包囲されないように、逆に敵軍を包囲するように拠点を占領し行く必要がある。このような戦局を見て、自分の有利になるように、拠点を制圧していくのは楽しい。
次にちょっと残念な点だ。
まず、
目的地が分かりづらいこと。自分が向いている方向が地図上で分かりづらいので、道に迷うことがしばしばある。マップを見やすくするか、目的地をセットして、矢印などでガイドするようにすれば迷わないでよかったと思う。
そして、
ストーリーがイマイチなこと。このゲームは一応ストーリーがあるが、戦闘開始前に、戦争が始まった経緯がムービーでちょっと流れるくらいなので、あまり面白くなかった。
以上で、このゲームの魅力的な点と、ちょっと残念な点を挙げたが、全体を通してみれば、このゲームは
戦の臨場感を得られるとても面白いゲームだと思う。
参考リンク:
公式ホームページ(コーエーHP)