奥田中バスケ部

OKUDA JR BASKETBALL CLUB

あららぎカップを終えて

2009-10-19 19:57:43 | スタッフルーム
 山の頂上にいるチームと、山のふもとの小高い丘のチーム。H中学とわが奥田中学のたとえです。
 山の頂上は、雨風も強く、日差しも強い。水もなければ、食べるものも無い。
 しかし、頂上にたどりついた者しか見ることのできない夢のような風景を体感することができ、頂上を極めた最高の達成感と優越感を体験できる。
 山のふもとは、水も食料もある。風や日差しをさえぎる木々もある。昼寝をしたり楽しく遊んでいるには、最高の場所であります。
 テスト前ということもあり教頭先生に大会の参加を遠慮することができないかと相談されました。理由は、疲れて勉強ができないとのことでした。
 「そんなに子供を甘やかしてどうするんですか、これからの日本は大変なことになりますょ。」
 そんな大きなことを言って参加した大会でありましたが、この子達は、ほんとうに、雨嵐や強い日差しを受け、重い食料を担いで、山の頂上をめざそうと思っているのだろうか。それとも、頂上に行くのは、危険だと、引き止められ、守られているのだろうか。
 そんなことを感じた大会でありました。

心を磨く

2009-10-10 06:18:00 | スタッフルーム
 あきらかにいつもと違う男子トイレ。
 トイレを見てから体育館に入りました。
 「反省の行動は、何をやったんだ。」とS君に尋ねました。
「便所掃除と草むしりをしました。」とS君。
「いつまでやるの。」
「もうしばらく。」
「便器に顔が映るようになるまで続けな。」
 三日坊主かもしれないけれど、けなげに何かをしようとしたこの子に、拍手。
 

後援会設立10周年記念パーティーのご案内

2009-10-08 20:30:27 | スタッフルーム
 後援会設立10周年ということと、17年に渡り19代の生徒達にバスケットを教えたかどうかはわかりませんが、とりあえず関わったということで、パーティーを開いていただくという運びになりました。
 びっくりしたことに連絡をする生徒達の数が290名になっているそうです。
 来年の1月2日(土)場所は名鉄トヤマホテルです。
 290人の子供達にお詫びとお礼をする会と覚悟しています。
 (みんな、参加してくれるといいんだけど。)

何が許されないことなのか。

2009-10-07 17:01:03 | スタッフルーム
 昨日、S君のお父さんが、担任の先生から、S君の生活態度の悪さについて、注意をうけました。
 懇々とお父さんに叱られているS君に尋ねました。
 「君は、どんな悪いことをしたんだね。」
 「遅刻したり、服装がだらしなかったりしたことです。」
 「確かにルールを守らないことは、叱られて当然だが、何が悪いって絶対に許されないことがひとつある。それは、君が君を信じている親に恥をかかせたということだ。そのことは、絶対に忘れてはいけないよ。」そして、君を応援しているすべての人(私の含めて)にも恥をかかせたことになるんだということも付け加えておきました。
 今までのことを改めたり、謝るだけでは、済まされないことも伝えました。
 さて、これから彼は、反省の心をどう表現できるのか。楽しみであります。

強くなれるチームとは。

2009-10-04 06:27:58 | スタッフルーム
 昨日、鹿児島全中のTシャツを着た中学校と練習試合をしました。
 悔しいことに全中出場どころか、会場すらいったことがありませんが、なんとなく、こんな感じなんだろうなぁと想像はしています。しかし、子供達にどのように伝えればいいのか、どうしたら気付いてくれるのか、悪戦苦闘の毎日であります。
 毎日の手抜きの練習ではミスにならなかったことが、勝負どころでは、ことごとくパスミス、キャッチミスなどのターンノーバーになっていたり、ニュトラルボーールを当たり前にとられて得点されたりと散々でありました。
 しかし、子供達は、勝った負けたでミスの重大さを判断しているようで、勝ったから強いと思っているようであります。勝った、負けたではなく、強いチームになれるかなれないかが重要なのであります。とぼくは思う。