かよさんの雑記帳

お箏の先生・かよさん。4児の母のかよさん。
半径100mの日常+αの雑記帳です。

うーん

2024-05-14 | お箏
グループレッスンの方と発表会に向けた話をしている時に、メンバーで一番ご年配のHさんが言いました。
「ずっと前にね、とある先生の社中が演奏した時に、足元もおぼつかないような年齢の方がいらして、
みんなよりゆっくり歩いて着席して演奏が始まったんだけど、手を弾く格好してるだけで全然弾いていなかったのよ」
その後に、その方は先生から「何でもいいから出て。でも弾かないで」と言われていたとHさんは知り、大変ショックだったとか。

…随分とひどい話です。出させておいて弾くな、なんて。

「だからね、私はそうなりたくないから、もし下手で皆さんと一緒に弾くのがムリだったら、稲垣先生正直に言ってね。私出ないから。」

大丈夫、何の問題もありませんよ。こうして皆さんと一緒にレッスンして、弾いていらっしゃるんだから。

うちの教室の発表会は、いろんな年齢、いろんなレベルの方が出ます。いいんです、それで。
年に一度の大掃除&お正月のようなもんですかね。やらなくても日々は過ぎていくんだけど、普段のんびり穏やかにお稽古しているのが、年に一回、舞台に立つということに向けて、ギアチェンジする。引き締まる。
もちろん、どこまでを目標にするかはその人それぞれに合わせますし、目標に到達できるようお稽古するのが私の務め。

弾くな、だなんて絶対言わないわ。



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