つくばにある小さな、でも中味がぎっしり詰まった絵本専門店「えほんや なずな」さん。
店主の藤田一美さん(愛称:いちみちゃん)がインスタでこの本を紹介していて、ちょっと気になったので他の用事ついでに覗いてみました。
身近にある木々の冬芽って、よくよく見ると動物や人の顔に見えてとてもユーモラス。
この本はそんな冬芽たちの写真集…かと思いきや、この本のステキなところは一つひとつの写真に添えられた言葉でした。
みんなは みんなは きのめだよ
はるに なれば
はがでて はながさく
パッパッパッパッ
ゆきよ こおりよ さようなら
はやく はるが
こないかな
…
藤田さんの穏やかな声(かつ関西のイントネーション)でゆっくりと読んでもらうと
そっと背中に手を置いてもらっているような気持ちになりました。
みんなは みんなは きのめだよ
はるに なれば
もっと きれいになるんだよ
パッパッパッパッ
たいようも かぜも
すてきねえと ニコニコするよ
…
『ふゆめがっしょうだん』福音館書店
冨成忠夫、茂木 透=写真
長 新太=文
こんな時だからこそ、手に取りたい一冊です。
で、当然我が家へお持ち帰りなのでした。