かよさんの雑記帳

お箏の先生・かよさん。4児の母のかよさん。
半径100mの日常+αの雑記帳です。

げんぷ

2018-02-27 | お箏
4月のお楽しみ会に向けてS原先生と『綾取り』と『春の海』の合わせ。
過去にやったことがあるとはいえ、時間も経っているので2人とも眉間にシワを寄せながらの2時間でした。
合間に音作りや日頃のレッスン、次の舞台に向けての話など、音楽談義に花が咲きます。
 #実はこっちのほうがわくわくしてたりして

さて、ひとしきり練習が終わったところで片付けながら
「これ次に5月にやる曲の五線譜なんだけど、見てみる?」
と『百花譜』の譜を差し出したところ、S先生の目がガゼン輝きだしました。

「え?げんぷなの?手書き?わー見せて~!」
手渡した譜を大切そうに隅々まで見るS原先生

え?手書きだよ?清書してなくてしかもこんな細かい記譜だから読みにくくて、「はやく清書して出版してよ~」というのが私の本音(^^;)

彼女に言わせると、作曲者が手書きで書いた譜というのは、その時の考えや曲をまとめる過程とかが透けて見える、いわば作曲者の息遣いが感じられるもの…らしいです。
「メールと手書きの手紙じゃ全然言葉の温度が違うでしょ」

ふーむ、そういう見方もあるんだ~。
ちょっと譜を見る目が変わりました。

でも慣れない五線譜だから読むのに必死で息遣いとか感じるゆとりがございませんの



「げんぷ」は「源譜」?「元譜」?

正しい表記は「原譜」だそうです。
コメント

飯田紬

2018-02-24 | 日記
この度10年ぶりぐらいで着物を新調。
飯田紬です。



着物に詳しいAさんと、お稽古の時の雑談で紬の話になり、郷里には飯田紬というのがあるけれど持っていなくて~…なんてふと口にしたら。
しばらくしてAさんから「先生、見つけましたよ」と、反物を持っていらっしゃいました。
ええ?あんまり呉服屋にも置いてないよ?高いし!
とびっくりしたのですが、ネットでかなり安く探せたから…と。

で、そのまま買わせていただいて、仕立てに出して。
写真だとグレー一色に見えますが、青や緑、黄色などの糸が細かな縦縞で織られています。
飯田紬は柔らかい色合いで節が目立つ生地が特徴です。着ごこちもやわらか。

実はいつかはほしいなとずっと思っていて、昨年の夏に昔(もう30年ぐらい前)行ったことのある「ひろせ」という飯田紬のお店を訪ねてみたのですが、お店は閉じている様子だったのです。

こんな形で私のもとへやってくるとは。

私が子どもの頃は飯田の中山間地は養蚕が盛んで、祖父母の手伝いをよくしたものです。
温かい蚕室(「さんしつ」と読みます)の中でザワザワとお蚕様が桑の葉を食べる音、蚕室独特のにおい。今でも覚えています。
…今はもう、養蚕農家はほとんど見なくなりましたけど。

長沢勝俊作曲『まゆだまのうた』を弾くとき、いつも何かと立ち働いていた祖父母や蚕室や桑畑のこと、まだ山里そのものだった郷里を思います。あの空気感を出したいな、と。
 #田舎育ちも曲作りにはたまに役に立ちますね

そんなことに思いをはせつつ。
ちょっと地味な生地だから八掛(裏地)は金茶にしちゃった♪


コメント

2018-02-22 | お箏
今日のつくばは雪でした。寒い~。

地歌の名曲に『雪』というものがあります。
舞の地として舞台にのることが多いので、日本舞踊の演目としてのほうが知られているかもしれません。

名手とうたわれる多くの方々が演奏なさっているのですが、
中でも私は藤井泰和氏のCD『藤井泰和の三弦 』に収められているものが好きです。
第一声から打ちのめされます。自分の音が恥ずかしくなるほど。

一所懸命に三絃を勉強しているけれど、こんな演奏ができる日が来るのかな。
あまりに遥か遠くで、見えない…

コメント

冷えと喉

2018-02-21 | お箏
昨日は所用にて1日中ストッキングで過ごしていました。
夕方になって冷えてきたな…と思いつつ、履き替えるのも面倒だと思ってそのまま過ごしていたら、昨夜夜中に咳込んで喉がイガイガ
朝起きたら喉が痛い…
足元の冷えが喉に直結してしまうとは。
慌てて温かい紅茶を飲み、靴下はもちろん重ね履き。耳の下や脇をマッサージして流れをよくして家事で体を動かしているうちにどうにか回復しました。

お稽古で毎日喋ったり歌ったり、喉は大事なお仕事道具。2月も下旬とはいえ、寒の戻りもあるこの頃ですから、冷えには注意しなくてはいけませんね。

それにしても幼稚園のホールの冷たい床を裸足で駆け回る幼児を見ると…若いってすごいわ。
コメント

とりちがえ

2018-02-18 | 日記
普段用の靴を新しくしたところ、娘②が目をつけて
「お母さん、これ私にもはける?」
「…22.5だからはけるよ。でもはかないでそれ私の!」

今年の冬はお出かけ用に買ったちょっといいグレーのコートを娘①にとられる始末
だんだん子どもたちが成長してきてこんなやりとりも出てきました。


さて、この前のお稽古のこと。
年の近いRちゃんとYちゃんのお稽古がたまたま同じ日で、
2人とも似たような黒のナイキの靴。
さらにそこに帰宅したうちの娘①も似たような黒のナイキ。またまたサイズも。

お稽古を終えたRちゃんが先に帰り、後から帰ろうとしたYちゃんが「?」
…何か違うような気もするんだけれど…でも黒のナイキだし…
玄関先で迷った末、帰宅してからやっぱり取り違えてたことが判明。
(サイズは0.5違いだったそうです)

連絡を取り合って無事元に戻りましたが、
次のお稽古の時にRちゃんがはいてきたピンクの靴は、これまたうちの娘①の靴とよく似ていて!もうお互い顔を見合わせて「またか~!」と笑っちゃいました。

とりちがえご注意。
コメント