かよさんの雑記帳

お箏の先生・かよさん。4児の母のかよさん。
半径100mの日常+αの雑記帳です。

血マメ

2024-01-29 | お箏
今日も布村さんと合奏練習~。
本番目前ですし、2月24日(土)の「邦楽の小窓vol.5」もありますから、とにかく練習!
『五節の舞』の十七絃Bはピッチカートも多くて、彼女の音に負けじと頑張っていたら左右の薬指に血マメが~。
既に皮が硬くなっていたのにもかかわらずこの体たらく

まあ、あまり痛くもないので、このまま週末まで突っ走りましょう。ぬるい五節なんて弾きたくないし。
箏弾きの手って、受難ね。
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一週間後は

2024-01-27 | お箏
一週間後、2月3日(土)は中島裕康先生のリサイタル。
第28回くまもと全国邦楽コンクールで最優秀賞・文部科学大臣賞を受賞された記念のリサイタルです。
2021年6月の東京リサイタルで衝撃を受けて以来、ご指導を仰いできましたが、まさかに助演で同じ舞台に立たせていただく日が来ようとは…
自分たちの「邦楽の小窓」コンサートよりもドキドキしているかも(^▽^;)

今日は1日、時計を眺めては1週間後の今頃はリハーサルだなとか開演だなとか、いろいろ思いを巡らせていました。
笑顔で会場を後にできることを願うばかりです。



さあ、新しい十七絃の初陣じゃ。



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おいでおいで

2024-01-25 | お箏
20代大学院生の方が、「三味線に興味を持ったので」と体験レッスンにいらっしゃいました。
ひと口に三味線といっても、いくつものジャンルに分かれているので、体験レッスンの時は必ずそのあたりを説明してから始めることにしています。
(例えば津軽三味線のイメージでいらしても、私の専門は地歌なので全く違うものであり、ご期待にはそえないので…)

さて、今回の方はYoutubeで『黒髪』をご覧になったそうで。
では、間違いございませんね。それにしても、しぶいわ~そして嬉しいわ~

箏の体験はわりあいするすると進むのですが、三味線の場合は構え方、バチの握り方や当て方、ツボの押さえ方…etc、やることいっぱいでぎゅうぎゅうです
様子を見ながら「さくらさくら」の半分ぐらいをやり、そのままご入会となって、来月からお稽古を始めることになりました。
嬉しい、三味線のお仲間が増える
うちの教室は圧倒的に箏の生徒さんが多く、三味線を習っているのは1割程度。果たしてそれが多いのか少ないのかわかりませんが、地歌の味わい深い世界を一緒に探求する仲間が増えるのは嬉しいのです。
もっとこの楽器を愛してくれるお仲間を増やしたい~。体験レッスン、随時お受けしております。
おいでおいで
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皮が厚い…

2024-01-23 | お箏
厚いのは顔ではなくて指の話。

「押し手」は左手で箏柱の左側を押さえることで音の高さを変える(⇒高くなる)基本的な技法です。
箏糸はけっこうな強さで張ってあるので、糸を押さえた時に人差し指と中指に糸が食い込みます。
(だから小さな子は「押し手」は痛くていやなの
箏弾きは自然と糸の食い込みに沿って皮が厚く丈夫になります。
ピッチカートが多い曲(百花譜とか飛騨バラとか)をやっていると、ピッチカートをする指の皮が厚くなります。
さて、只今の私は2月の2つの演奏会その他に向けて絶賛十七絃練習中。箏に比べれば押し手は少ないのですがピッチカートはどかどかあります。
気がつけば左手中指の皮が今までになく厚くなっている…
実生活に支障はあまりないのですが、三絃を弾くときに棹を押さえる指の角度を気をつけないと、しまりのない音になる~
でも、おかげでぐっと指を前のめり加減で押さえるようになって、”怪我の功名”じゃないけれど、これはこれで良いかも。


三絃の『八重衣』、絶賛苦戦中。
薬指さん、もうちっと私の言う箏を聞いておくれよ。
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原始、或いは根源的な

2024-01-21 | お箏
先日の石岡市の小学校でのこと。
ひと通り終わって、子どもたちは給食、私たちはお片付け…の予定のところ、
子どもたちがわらわらと寄ってきて、それなら記念撮影しましょうという流れになりました。
で、子どもたちの後ろに私が十七絃、布村さんが箏を縦に持って撮った後のこと。

十七絃に興味津々の子どもたちがかなーり迫ってきまして、面白半分に私はビーンと一の絃を鳴らしたのですね。
「!」
大きな音、太い絃が振動する様子を間近に見て、子どもたちはびっくり。
それならばと私は十七絃の裏面に耳を当ててごらん、と言って、もう一度子どもたちに音を聞いてもらいました。(もちろん柱を倒さないように注意しながら)
十七絃の音の「振動」に、直に触れたのがとても面白かったようです。

20人ほどの小さなクラスだからできたことだと思うのですが、
何の理屈も意図もなく、単純に、音って振動だ!という驚きと発見は、強く子どもたちの心に残ったことと思います。

たまにはこんな「体験」もいいな。
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